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【特集】【今週読まれた記事】日経平均“2万円”視界、「有望株はまだまだある」

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月3日から9日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 日経平均株価は週末、一時1万9000円台を回復。年初からの厳しい下落と6月の英EU離脱ショック安に揺れた2016年前半に、この展開を予想した方はほとんど居なかったのではないでしょうか。終値ではわずかに1万9000円を下回って取引を終えたものの、5週続伸でこの間の上げ幅は2091円に達しています。

 株探では米大統領選以降、押し目待ちに押し目はない、乗るよりほかない相場がやってきたとの見方を打ち出し続けました。「乗り遅れた投資家へ、トランプ『奔流相場』ここからの戦略 <うわさの株チャンネル>(特別編)」は11月24日に配信し、月間アクセスランキング3位となった記事ですが、個人投資家の皆様はこの大波にうまくお乗りになっているでしょうか。東証が発表する投資部門別売買動向によると、11月7日から12月2日までに海外投資家は日本株を1兆6085億円買い越し、対して個人投資家は1兆5964億円の売り越しとなっています。

 今週の株価の動きを振り返ると、週初の12月5日の日経平均が151円安の1万8274円。6日からは4連騰で1万8996円まで駆け上がったため、1万8000円台での押し目は今のところここが最後。それでは、今から参戦するのは難しいのか? といえば、決してそんなことはないのが株式市場というもの。先導株が上昇一服となった後には出遅れ株が上がり始め、そうやってセクター間を資金が循環することで全体相場を押し上げていきます。その観点から6日に配信し、今週のアクセスランキング2位となったのが「“循環物色”継続で出番の『出遅れ&割安&最高益』株リストアップ <株探トップ特集>」。自分にあった投資スタイルを見つけることは株式投資で成功する極意の一つ。上昇中の銘柄を後追いするのに気が向かないようであれば、出遅れ割安株は良い選択肢となるでしょう。

 割安という観点では、「20万円以下で買える、低PER・好業績『お宝候補』リスト20社選出 <割安株特集>」のほか、配当利回りに焦点を当てた「12月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」、東証1部を対象にスクリーニングを行った「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (12月2日現在)」、東証全体を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月7日版」が人気を集めました。押し目を形成している銘柄を探すならば、「押し目・候補【上昇トレンド】下値抵抗25日線に接近 21社 <テクニカル特集> 12月7日版」が参考となりそうです。

 識者の方々の見解はどうなっているでしょう。「中長期に上がり続ける銘柄が増加中」で、「まだまだ有望株があるのが現在の市場」と書くのは北浜流一郎氏。この観点から有望銘柄を紹介し、今週も大きなアクセスを集めています。「日経平均はさらなる上値を目指してもおかしくない」とするのは富田隆弥氏。前週末配信の記事で次の目安は「1月4日ザラバ高値1万8951円から、昨年12月1日の2万0012円」と指摘。1万8951円を今週末に達成したいま、2万円大台回復が視野に入ったということになります。

 相場観特集では、「押し目形成場面は買い下がるチャンス」と指摘した東洋証券・大塚竜太氏へのインタビューがアクセスを伸ばしました。大塚氏は前出の「乗り遅れた投資家へ、トランプ『奔流相場』ここからの戦略」においても、買い上がったのは海外機関投資家であり、「押し目を待たずに良い銘柄を拾う」場面と指摘、現在に至る相場展開を的確に予想していました。今週のアドバイスも必聴と言えるでしょう。その他では高木証券・藤井知明氏証券ジャパン・大谷正之氏へのインタビュー、「“トランプ大統領”は福音か? 現地市場関係者の声」馬渕治好氏に聞く!<直撃Q&A>」などもランキング入りしています。

 投資テーマを扱った記事では「世紀のビッグウェーブ到来、歴史的『半導体バブル相場』始動へ <株探トップ特集>」がアクセスランキング1位の人気となりました。10月8日に配信して、やはりランキング1位となった「AI・IoT時代到来で需要爆発『半導体』、関連株は“異次元高値”へ <株探トップ特集>」以来の半導体特集。半導体セクター内での物色動向の変化や、現在の市場での位置づけなどを解説。今回も驚異的なアクセスを集めています。11月末の配信ながら今週に入ってもアクセスを伸ばしたのが「中村潤一の相場スクランブル 『海外マネー再上陸で騰がる株』」。冒頭で外国人投資家の買いが流入していることをお伝えしましたが、この状況は現在も変わっていません。「疾風怒濤の“外国人買い”、メガバンク主導で『上昇相場』第2幕へ <株探トップ特集>」も同じ角度から有望銘柄を探り人気を集めました。投資テーマでは「<話題の焦点>=石炭販売関連に注目、価格上昇が収益改善に寄与」が地味ながら、密かにアクセスを集めました。

 もっとも投資テーマに関しては、ネガティブな話題でアクセスを伸ばした記事もありました。ZMP <7316> [東証M]の上場取り止めを伝える8日の速報記事「ZMPが新規上場を取り止め、顧客情報の流出が要因」、翌日に配信した自動運転車関連株への影響を探った「ZMP関連炎上、どうなる自動運転テーマ株、そして全体市場への影響は?」は大きな注目を集めました。

 好業績銘柄を探った記事では「中間期に続き、“再”【上方修正】期待リスト 25社選出 <業績修正特集>」、「底打ちの7-9月期“好業績&高進捗”銘柄リスト[新興2部編] <成長株特集>」、「【大復活】四半期“最高益”更新リスト 23社選出 <成長株特集>」、「利益成長“青天井”銘柄リスト【番外編】 48社選出 <成長株特集>」が今週の人気記事となっています。

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