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【特集】【大復活】四半期“最高益”更新リスト 23社選出 <成長株特集>

レック <日足> 「株探」多機能チャートより
 本特集では、直近四半期に全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄の中から、最高益の更新間隔が大きく空いた“大復活銘柄”にスポットライトを当ててみた(12月8日現在)。

 本決算月にかかわらず、直近四半期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を更新した銘柄は194社に上った。下表ではこのうち、20四半期以上ぶりに最高益を更新した23社を選び出し、「最高益の更新間隔が大きい」→「上振れ率が高い」順に記した。

 最高益の更新間隔が最も大きく空いたのは、ネットワーク保守サービスを主力とするウチダエスコ <4699> [JQ]。16年8-10月(第1四半期)の経常利益は学校向けIT機器(電子黒板やタブレット型端末)の大型案件などが寄与し、実に49四半期ぶりの大復活を遂げた。業績好調に伴い、通期の同利益を15.4%上方修正したが、第1四半期実績が修正した通期計画に対して進捗率が74.7%に達しており、さらなる上振れが期待される。

 2位の北海道コカ・コーラボトリング <2573> [東証2]は減価償却方法の変更による償却費減少やコスト削減が利益を押し上げた。3位に入った清掃用品「激落ちくん」が主力のレック <7874> は調達先の見直しによる原価低減やグループ工場の生産性向上が奏功し、採算が大きく改善した。4位のヨネックス <7906> [東証2]は直接販売を開始した中国でバドミントンやテニス用品の販売が大きく伸び、46四半期ぶりに最高益を更新した。17年3月期通期の経常利益は25期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示している。

            最高益  ┌─── 経常利益 ───┐
コード 銘柄名    間隔期数 上振れ率 直近四半期 過去最高 予想PER
<4699> ウチダエスコ    49    38.3    448   324   9.2
<2573> 北海コカ      48    3.9    1427   1374   18.2
<7874> レック       47    6.6    974   914   20.4
<7906> ヨネックス     46    2.0    1237   1213   39.6
<2410> キャリアデザ    41    9.3    354   324   11.1
<9707> ユニマRC     41    1.5    614   605   6.8
<4918> アイビー      40    48.1    1367   923   11.0
<9899> ジョリパスタ    40    4.7    449   429   32.5
<3322> アルファG     38    22.9    376   306   10.1
<2321> ソフトフロン    38    14.0    155   136    -

<4687> TDCソフト    38    5.4    628   596   12.9
<8361> 大垣共立      37    43.9   11052   7683   12.0
<6964> サンコー      36    4.2    222   213   11.3
<6644> 大崎電       32    1.0    2104   2083   20.1
<4629> 大伸化学      31    10.3    696   631   6.1
<1865> 青木あすなろ    30    3.1    2491   2417   12.3
<4912> ライオン      27    24.6    8899   7140   34.2
<4963> 星光PMC     27    10.5    684   619   25.4
<6518> 三相電機      21    6.5    214   201   5.9
<4839> WOWOW     21    3.9    3501   3371   12.9

<6630> ヤーマン      20    29.8    1112   857   13.7
<9812> テーオー      20    10.2    303   275   23.2
<7550> ゼンショHD    20    4.6    7822   7481   39.8

 ※四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。経常利益の単位は百万円。

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