つみたてNISAおすすめ銘柄・証券会社ランキング!ネット証券のNISA口座比較

更新日

NISA(ニーサ)とは「少額投資非課税制度」のことで、株や投資信託を売却して利益が出た際に課税されないお得な制度です。

通常は投資で得た利益に対して約20%の税金が取られますので、NISAを活用しない手はありません。

ただし、NISA口座は1人1口座までしか開設することができず、金融機関の変更も1年間はできないため、どこでNISA口座を開設するかは非常に重要です。

そこで本記事では、ネット証券の一般NISA/つみたて(積立)NISAのサービスの充実度を比較し、ランキング形式にまとめました。

また、つみたてNISAで投資すべきおすすめの投資信託も紹介しておりますので、これからつみたてNISAを活用したいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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目次

NISA(ニーサ)とは

NISAとは少額投資非課税制度の略で、金融商品から得られる利益が非課税になる制度を指します。(参照:金融庁「NISAとは?」)

通常、投資から得られる利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を利用すれば課税されないため、利益がマルっと手元に残ります

NISAは利益に課税されない

NISAは少額からでも始められますし、国も推進している資産形成制度ですので、投資を始めるなら絶対に利用すべきです。

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ネット証券のNISA・つみたてNISA比較

NISA制度には株式や投資信託などを年間最大120万円で5年間にわたって非課税で運用できる「一般NISA」と金融庁が厳選した投資信託を年間最大40万円で20年間にわたって非課税で運用できる「つみたてNISA」の2種類があります。

NISAの制度概要

2024年以降は新しいNISAが導入される予定で、成長投資枠(一般NISA)とつみたて投資枠(つみたてNISA)を併用して投資できるようになります。

そのため、NISA口座を選ぶ最大のポイントはサービスの総合的な充実度です。

手数料が安く、取扱商品が豊富なネット証券を選んでおけば取引に困ることはないでしょう。

下記の表に主要ネット証券9社の一般NISA/積立NISAで評価すべき項目をまとめておりますので、ぜひNISA口座選びに役立ててください。

順位 証券会社 つみたてNISA 一般NISA 詳細ページ
取扱数 積立金額 積立頻度 クレカ積立 ポイント
付与率
手数料無料 投資信託 IPO 海外株
1
楽天証券楽天証券 194銘柄 100円~ 毎日/毎月 楽天カード 楽天ポイント
0.5%~1.0%
2,604銘柄 6カ国 楽天証券
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2
SBI証券SBI証券 205銘柄 100円~ 毎日/毎週/毎月 三井住友カード Vポイント
0.5%~5.0%
2,645銘柄 9カ国 SBI証券
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3
auカブコム証券auカブコム証券 200銘柄 100円~ 毎月 au PAYカード Pontaポイント
1.0%
1,667銘柄 auカブコム証券
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4
マネックス証券マネックス証券 177銘柄 100円~ 毎日/毎月 マネックスカード マネックスポイント
1.1%
1,407銘柄 2カ国 マネックス証券
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5
松井証券松井証券 197銘柄 100円~ 毎日/毎月 1,708銘柄 松井証券
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6
SBIネオトレード証券SBIネオトレード証券 1銘柄 100円~ 毎月 × 10銘柄 SBIネオトレード証券
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7
DMM株DMM株 つみたてNISA 非対応 1カ国 DMM株
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8
岡三オンライン証券岡三オンライン証券 つみたてNISA 非対応 × 646銘柄 岡三オンライン証券
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9
GMOクリック証券GMOクリック証券 つみたてNISA 非対応 133銘柄 GMOクリック証券
≫詳しく見る

※調査日:2023年9月11日

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つみたてNISAで投資する商品の選び方

これからNISA口座を利用して投資を始めようと考えている初心者の方には投資対象を幅広く分散して、長期にわたって投資を継続する手法を推奨します。

そして、長期分散投資に役立つ商品が投資信託です。【参考】投資信託銘柄おすすめランキング

ここでは投資信託を選ぶ上で大切なポイントを3つ紹介させていただきます。

投資対象

まずは投資対象を決めましょう。

投資信託は投資地域や対象商品ごとにパッケージ化されているので、ご自身が期待するリスク・リターンに応じて選ぶと良いです。

リスク・リターン相関図

とはいえ、「投資対象をどこにすればいいか分からない…」という方もいらっしゃると思います。

そんな方におすすめしたいのが「全世界株式インデックスファンド」や「バランスファンド」です。

全世界株式インデックスファンドは国内や先進国、新興国の株式に幅広く分散投資ができる商品ですので、世界経済の成長とともにリターンを享受できます。

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株式だけに投資をするのが怖いと感じている方は債券や不動産(REIT)も組み合わせたバランスファンドを活用してください。

コスト

投資信託に投資をする際はよりコストが低い商品を選ぶようにしましょう。

投資信託には「信託報酬」といった名目で保有期間中にかかるコストが記載されています。

特にインデックスファンドのように特定の指数に連動する投資成果を目指す商品は中身に差がないのでよりコストが低い商品を選ぶのが鉄則です。

その他にもコストとしては買付時手数料があげられますが、つみたてNISAの対象商品は買付時にかかる手数料は無料です。

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投資信託には解約時にかかる「信託財産留保額」というのもありますが、こちらも信託財産留保額が0の商品を選んでおきましょう。

純資産総額

最後にファンドの純資産総額を確認しておきましょう。

純資産総額は大きくなるほど経費率が抑えられるため、将来的にコストが引き下がる可能性があります。

また、あまりにも純資産総額が小さすぎると繰上償還してしまう可能性があるので注意が必要です。

繰上償還
投資家の換金などによりファンドの規模が一定の水準を下回ることで運用会社が効率的な運用ができないと判断した場合などに、当初予定していた期限を繰り上げて償還すること。
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投資信託の場合、純資産総額の目安として30億円以上のファンドを選んでおくと良いです!

つみたてNISAおすすめ銘柄:初心者におすすめのインデックスファンド5選

つみたてNISAで投資できる投資信託には指数に連動する投資成果を目指した「インデックスファンド」と指数を上回る投資成果を目指した「アクティブファンド」の2種類があります。

インデックス
ファンド
アクティブ
ファンド
運用目標 特定の指数に連動する 特定の指数を上回る
組入銘柄 特定の指数と同じ銘柄で構成 調査・分析を通じて優良な銘柄を厳選
コスト 低い 高い

これからつみたてNISAを始めてみようと考えている投資初心者の方にはコストも低くて動きが分かりやすいインデックスファンドがおすすめです。

投資対象ごとにおすすめのインデックスファンドを5つ紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は日本を含む全世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。

信託報酬は0.0578%と同カテゴリー内でも最安クラスであり、純資産総額も非常に大きいです。

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式
(オール・カントリー)
連動指数 MSCI ACWI
純資産総額 1兆4385億円
信託報酬 0.0578%

※調査日:2023年9月11日

ベンチマークの「MSCI All Country World Index」 は時価総額加重平均型の株価指数で、世界のおよそ約3,000銘柄に分散投資できます。

長期の視点でみると、これからも世界経済は成長していくことが予想されますので、日本と先進国、新興国を全て含めて分散投資がしたい方は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」をご活用ください。

1年 3年 5年
リターン 19.84% 19.63%
標準偏差 14.64 14.22
シャープレシオ 1.36 1.38

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはS&P500指数に連動する超低コストの投資信託です。

ファンド名 SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
連動指数 S&P500
純資産総額 1兆1038億円
信託報酬 0.0638%

※調査日:2023年9月11日

S&P500は米国を代表する主要企業500社で構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

S&P500指数に連動するインデックスファンドはたくさんありますが、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはバンガード・S&P500 ETF(VOO)に投資することで運用コストを抑えています。

S&P500指数はこれまでも長期にわたって良好な運用成績を残してきましたし、今後も米国経済の成長に伴って株価の上昇が期待できるので、ぜひご活用ください。

1年 3年 5年
リターン 21.00% 22.74%
標準偏差 17.13 15.78
シャープレシオ 1.23 1.44

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンドは小型株まで含めて米国株式市場全体に幅広く分散投資ができる投資信託です。

ファンド名 楽天・全米株式
インデックス・ファンド
連動指数 CRSP US
トータル・マーケット・インデックス
純資産総額 1兆971億円
信託報酬 0.132%

※調査日:2023年9月11日

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)への投資を通じてCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指しています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは米国株式市場の時価総額をほぼ100%カバーしている時価総額加重平均型の株価指数です。

小型株まで含めて米国企業全体に投資がしたい方はぜひご活用ください。

1年 3年 5年
リターン 19.78% 21.89% 15.98%
標準偏差 17.76 16.23 18.68
シャープレシオ 1.12 1.35 0.86

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは日本を除く先進国の株式に幅広く分散投資ができるインデックスファンドです。

ファンド名 eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
連動指数 MCSI Kokusai
純資産総額 5346億1600万円
信託報酬 0.0989%

※調査日:2023年9月11日

米国をはじめ、イギリスやカナダ、スイスなどの先進国22ヵ国に上場する大型・中型株約1,300銘柄が投資対象になっています。

新興国には投資をせずに先進国株式だけに投資がしたい方は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がおすすめです。

1年 3年 5年
リターン 21.49% 21.52% 15.06%
標準偏差 15.77 15.46 18.04
シャープレシオ 1.37 1.39 0.84

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

株式だけに投資するのが怖い方は債券などの安全資産も一部組み込まれている「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」に投資することをおすすめします。

ファンド名 eMAXIS Slim
バランス(8資産均等型)
連動指数
純資産総額 2200億2500万円
信託報酬 0.143%

※調査日:2023年9月11日

リターンが狙える株式は国内・先進国・新興国といった地域別にそれぞれ12.5%ずつ分散投資ができますし、安全性の高い債券も国内・先進国・新興国ごとに12.5%ずつ組み込まれています。

加えて、国内と先進国のREIT(不動産投資信託)も12.5%ずつ組み込まれているため、より資産を分散させることができます。

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は値動きを抑えつつも堅実にリターンを狙うことができる商品ですので、株式型のインデックスファンドに抵抗がある方はぜひご活用ください。

1年 3年 5年
リターン 8.57% 10.21% 7.17%
標準偏差 9.35 8.57 10.63
シャープレシオ 0.92 1.20 0.68

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

つみたてNISAおすすめ銘柄:つみたてNISA対象おすすめのアクティブファンド5選

積立NISA対象のアクティブファンドは全部で30本あります。

いずれも金融庁が設けた基準をクリアしたファンドになりますが、特におすすめのアクティブファンドを5つ厳選しました。

投資対象ごとにピックアップしておりますので、ぜひ参考にしてください。

アクティブファンドは市場平均を上回るリターンを期待することもできますが、インデックスファンドよりもコストは高くなります。アクティブファンドに投資をする際はその点も考慮して投資を行ってください。

ひふみプラス

国内株式が投資対象となるアクティブファンドの中でも人気が高いのがひふみプラスです。

ファンド名 ひふみプラス
純資産総額 5314億3400万円
信託報酬 1.078%

※調査日:2023年9月11日

ひふみプラスは国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資を行っています。

ひふみのアナリストは企業の業績の変化に着目する定量調査に加え、実際に現場に足を運んで経営者や製品、ビジョン、現場の声などにも着目した定性調査も重視しています。

また、市場の不確実性が高まった際に現金比率を高めるなど柔軟に対応している点も特徴です。

資産配分比率は国内株式が約90%で、残りの約10%が海外株式+現金となっています。

長期的に成長の見込みがある国内株式にメインで投資をしつつ、海外株式にも少し投資をしたいと考えている方にひふみプラスはおすすめです。

1年 3年 5年
リターン 15.25% 6.31% 4.68%
標準偏差 9.49 12.49 16.07
シャープレシオ 1.61 0.51 0.29

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

フィディリティ・米国優良株・ファンド

アクティブファンドで米国株式に投資をしたい方はフィディリティ・米国優良株・ファンドがおすすめです。

ファンド名 フィディリティ
・米国優良株・ファンド
純資産総額 945億1200万円
信託報酬 1.639%

※調査日:2023年9月11日

フィディリティ・米国優良株・ファンドは持続可能な競争力を有し、長期利益成長が期待できる米国優良企業に投資を行っています。

  • ・様々な景気局面を生き抜いてきた大型優良企業
  • ・短期的な相場サイクルやスタイルなどに左右されず、着実なリターンを生み出す企業
  • ・グローバル展開により分散された企業収益の源泉を有する企業

以上のような銘柄を約70年の企業調査・運用実績を有するフィディリティのプロフェッショナルが発掘しています。

フィディリティは日本でも50年の歴史を有していますし、経営の独立性を大切にするために株式の公開も行っていないので安心ですね。

1年 3年 5年
リターン 23.81% 21.80% 16.43%
標準偏差 17.46 16.06 18.46
シャープレシオ 1.37 1.36 0.89

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

フィディリティ・欧州株・ファンド

欧州株に投資をしたい方はフィディリティ・欧州株・ファンドがおすすめです。

ファンド名 フィディリティ
・欧州株・ファンド
純資産総額 317億1900万円
信託報酬 1.65%

※調査日:2023年9月11日

英国および欧州大陸の取引所に上場されている株式が主要な投資対象であり、個別企業分析により、優良企業を選定し、利益成長等と比較して妥当と思われる株価水準で投資を行っています。

純資産総額も十分大きく、長期的に年率10%を超えるリターンを出しているので実績面でも問題ありません。

積立NISA対象商品の中で欧州株に絞って投資できるファンドは当ファンドのみですので、欧州株に投資をしたい方はぜひ活用してください。

1年 3年 5年
リターン 27.42% 12.13% 10.85%
標準偏差 14.69 16.61 18.41
シャープレシオ 1.87 0.73 0.59

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券

キャピタル全世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)

アクティブファンドで全世界の株式に投資をしたいのであればキャピタル全世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)がおすすめです。

ファンド名 キャピタル全世界株式ファンド
(DC年金つみたて専用)
純資産総額 527億5700万円
信託報酬 1.078%

※調査日:2023年9月11日

キャピタル全世界株式ファンドはマルチナショナル(多国籍)企業に投資を行っている点が大きな特徴です。

マルチナショナル企業とは、グローバルにビジネス基盤を確立し、通貨や国際的な法規制、会計や物流、文化・言語などの違いに優れた適応力を有している企業を指します。

アマゾンやマイクロソフトのような企業をイメージしていただければ分かりやすいと思いますが、世界でサービスや商品を提供していて誰もが知っている長期投資にふさわしい企業で構成されているので安心です。

1年 3年 5年
リターン 21.06% 16.38% 14.11%
標準偏差 13.63 15.73 18.50
シャープレシオ 1.55 1.04 0.76

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥楽天証券松井証券

セゾン・グローバルバランスファンド

株式と債券をバランスよく組み合わせるならセゾン・グローバルバランスファンドがおすすめです。

ファンド名 セゾン・グローバル
バランスファンド
純資産総額 3997億2800万円
信託報酬 0.495%

※調査日:2023年9月11日

セゾン・グローバルバランスファンドはバンガード社のインデックスファンドを組み合わせて投資を行っています。

投資対象は日本を含む全世界の株式・債券で、資産配分比率は株式50%:債券50%を目安としています。

R&Iファンド対象を2年連続で受賞するなど外部からの評価も高く、個人投資家からも高い人気を集めているファンドです。

1年 3年 5年
リターン 12.06% 11.28% 8.56%
標準偏差 10.88 9.11 10.15
シャープレシオ 1.11 1.24 0.85

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

主な取り扱い証券会社‥‥SBI証券楽天証券

つみたてNISA利回りランキング

これまでつみたてNISAのおすすめ銘柄を紹介させていただきましたが、実際に利回りが高い商品はどれなのか気になっている人もいると思います。

直近3年間(2020/09~2023/8)におけるつみたてNISA対象の利回りランキングTOP10を下記の表にまとめてみました。

順位 銘柄名 連動指数 利回り(年率) 信託報酬
1位 eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
S&P500 22.90% 0.0938%
2位 つみたて米国株式(S&P500) S&P500 22.75% 0.22%
3位 SBI・V・S&P500
インデックス・ファンド
S&P500 22.74% 0.0638%
4位 iFree S&P500インデックス S&P500 22.71% 0.22%
5位 大和住銀DC国内株式ファンド アクティブ 22.56% 1.045%
6位 NZAM・ベータS&P500 S&P500 22.52% 0.22%
7位 SMBC・DCインデックスファンド
(S&P500)
S&P500 22.43% 0.0968%
8位 米国株式インデックス・ファンド S&P500 22.36% 0.495%
9位 Smart-i S&P500インデックス S&P500 22.23% 0.242%
10位 農林中金<パートナーズ>
つみたてNISA米国株式S&P500
S&P500 22.23% 0.495%

【参照:ミンカブ投信 日付:2023/8/31時点】

直近3年間の利回りランキングでは、S&P500指数に連動するインデックスファンドが最も良い運用成績を上げています。

そして、同じS&P500指数に連動するインデックスファンドでもコスト(信託報酬)が低い商品の方がより運用成績が良いことが分かります。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

やはりインデックスファンドに投資する場合はコストが低い商品を選ぶのが鉄則ですね!

【関連記事】つみたてNISAの利回りの平均はどれくらい?利回りランキングも紹介!

NISA・つみたてNISAおすすめネット証券ランキング

ここまでNISAや積立NISAで投資すべきおすすめの商品を紹介させていただきましたが、どこでNISA口座を開設すべきか迷っている方もいらっしゃると思います。

NISA口座を選ぶ際は「取扱商品の豊富さ」と「取引手数料の安さ」を重視して選ぶことをおすすめします。

特に2024年以降は新NISAが導入される見込みで、非課税保有期間が恒久化され、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できるようになります。

総合力が高いネット証券でNISA口座を開設しておけば取引に困ることもありませんし、長期にわたって安心して利用し続けられます。

NISAやつみたてNISAにおすすめのネット証券をランキング形式にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

No.1

楽天証券

  • 積立NISA開設No.1
楽天証券の口座開設
楽天証券の詳細
NISA国内株式
IPO×
外国株式〇(6カ国)
投資信託〇(2,604本)
つみたてNISA取扱銘柄数194本
積立方式毎日/毎月
最低積立金額100円~
ポイント楽天ポイント
クレカ積立楽天カード(0.5%~1.0%)
投信信託の保有によるPt付与
最近のプレスリリース 【2023年9月15日】
米国株ニュース本数大幅拡大!英語自動翻訳ニュース配信開始(2023/9/19~)
評価ポイント

楽天証券は取り扱い商品も豊富で、楽天ポイントが貯まる&使えるので非常に人気です。特につみたてNISA口座の楽天証券のシェア率は55.0%と多くの方が楽天証券でつみたてNISAを行っています。(2023年12月期上半期決算説明会資料より)つみたてNISAの銘柄数もSBI証券に次いで多く、楽天カードでクレカ積立を設定すれば楽天ポイントが貯まります。楽天のサービスを利用している方はぜひ楽天証券でNISA口座を開設してみてください。

\楽天ポイントで株が買える&貯まる!/
No.2

SBI証券

  • 国内取引シェアNo.1!
SBI証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式〇(9カ国)
投資信託〇(2,645本)
つみたてNISA取扱銘柄数205本
積立方式毎日/毎週/毎月
最低積立金額100円~
ポイントTポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント
クレカ積立三井住友カード(0.5%~5.0%)
投信信託の保有によるPt付与
最近のプレスリリース 【2023年9月19日】
【米国IPOスピードキャッチ】インスタカートの運営会社、メイプルベア(CART)を上場初日より取扱予定!
評価ポイント

SBI証券は総合力No.1でおすすめのネット証券です。NISA取引では国内の証券取引所も4取引所全てに対応していますし、外国株は9カ国、そして実績最多のIPOも対象となっています。つみたてNISAも取扱銘柄数がネット証券No.1で、三井住友カードでクレカ積立を設定するとVポイントが貯まります。

\総合力&取引シェアNo.1!/
No.3

auカブコム証券

  • Pontaポイント投資!
auカブコム証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式×
投資信託〇(1,667本)
つみたてNISA取扱銘柄数200本
積立方式毎月
最低積立金額100円~
ポイントPontaポイント
クレカ積立au PAYカード(1.0%)
投信信託の保有によるPt付与
最近のプレスリリース 【2023年8月23日】
携帯業界初、通信と金融特典がセットの「auマネ活プラン」提供開始
評価ポイント

auの関連サービスを利用している方はauカブコム証券がおすすめです。つみたてNISAの取扱銘柄数も非常に充実していますし、au PAYカードでクレカ積立を設定すると1%のPontaポイントが貯まります。また、auカブコム証券ではNISA口座の継続に応じて株式取引手数料が最大5%割引になるNISA割も適用されます。auじぶん銀行にauカブコム証券やau PAYカードを紐づけることで普通預金金利が最大0.20%になる点も見逃せません。

\Pontaポイントで株投資!/
No.4

マネックス証券

マネックス証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式
投資信託〇(1,407本)
つみたてNISA取扱銘柄数177本
積立方式毎日/毎月
最低積立金額100円~
ポイントマネックスポイント
クレカ積立マネックスカード(1.1%)
投信信託の保有によるPt付与
最近のプレスリリース 【2023年8月16日】
日興AM ホンコン リミテッドの香港上場ETFを新たに取扱開始!
評価ポイント

NISA口座で米国株式を買うならマネックス証券がおすすめです。マネックス証券の米国株式は取扱銘柄数も非常に豊富ですし、分析ツールの銘柄スカウターも多くの投資家に愛用されています。つみたてNISAでもマネックスカードでクレカ積立をすると1.1%のポイントが還元される点も大きいです。

\米国株ならマネックス証券!/
No.5

松井証券

松井証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式×
投資信託〇(1,708本)
つみたてNISA取扱銘柄数197本
積立方式毎日/毎月
最低積立金額100円~
ポイント松井証券ポイント
クレカ積立非対応
投信信託の保有によるPt付与
評価ポイント

松井証券のつみたてNISAは取扱銘柄数も多く、シンプルで使いやすい松井証券投信アプリがおすすめポイントです。ロボアドバイザーの機能もついているので、一人ひとりに最適な資産の組み合わせを提案してもらえますし、自動でリバランスを設定することもできます。松井証券では商品の内容から画面操作方法、パソコントラブルまで専門のスタッフに電話でじっくり相談できる点も投資初心者に優しいです。松井証券のNISAは国内4取引所の銘柄、IPO、投資信託などが対象となりますが、外国株式はNISAの対象外となっているのでその点だけ注意してください。

\業界をリードする老舗証券!/
No.6

SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式×
投資信託〇(10本)
つみたてNISA取扱銘柄数1本
積立方式毎月
最低積立金額100円~
ポイント
クレカ積立
投信信託の保有によるPt付与
評価ポイント

SBIネオトレード証券は手数料がとにかく安い点が大きな魅力です。頻繁に国内株式の売買をされる方にはおすすめできますが、投資できる商品の種類は少ないので投資初心者向きではありません。つみたてNISAでは厳選された1銘柄「ひふみプラス」のみが対象となっています。

\手数料 最安水準!/
No.7

DMM株

DMM株の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式〇(1カ国)
投資信託×
つみたてNISA取扱銘柄数
積立方式
最低積立金額
ポイント
クレカ積立
投信信託の保有によるPt付与
評価ポイント

DMM株は米国株式の取引手数料が一律0円となっています。SBI証券やマネックス証券と比べると取扱銘柄数は少ないものの、NISA口座で米国株式が無料で取引できるのは大きな魅力です。DMM株は投資信託は取り扱っておらず、つみたてNISAは対象外になりますのでその点はご注意ください。

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No.8

岡三オンライン

岡三オンラインの詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式×
投資信託〇(646本)
つみたてNISA取扱銘柄数15本
積立方式毎月
最低積立金額1,000円~
ポイント
クレカ積立
投信信託の保有によるPt付与
評価ポイント

岡三オンラインの魅力は岡三ネットトレーダープレミアムをはじめとする高機能ツールが無料で利用できることです。入門者向けのブラウザツールやスマホアプリも用意されていますし、マニアックな内容まで網羅されているので初心者から上級者まで利用しやすい口座です。取扱商品数は主要ネット証券と比べると劣りますが、つみたてNISAも利用できます。

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No.9

GMOクリック証券

GMOクリック証券の詳細
NISA国内株式
IPO
外国株式×
投資信託〇(133本)
つみたてNISA取扱銘柄数
積立方式
最低積立金額
ポイント
クレカ積立
投信信託の保有によるPt付与
評価ポイント

GMOクリック証券は取引コストの安さが魅力です。また、GMOクリック証券のNISA口座では売買手数料が0円になります。取引ツールも使いやすいですし、株をメインで取引される方はぜひGMOクリック証券を利用してみてください。

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つみたてNISAは長期にわたって継続するほど成功しやすい

最後にこれから積立NISAを始める人に知っておいてほしい大切なことをお伝えさせていただきます。

それは積立NISAは長期にわたって継続するほど成功しやすいということ。

下記の図は「資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績【保有期間別(5年、20年)】」を金融庁がまとめたものです。

保有期間に応じた運用成果の実績

【引用元:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック

1985年から2020年の各年に毎月同額ずつ「国内株式」「国内債券」「先進国株式」「先進国債券」の買付を行い、各年の買付後に保有期間が経過した時点での時価をもとに年率の運用成果を算出

保有期間5年では期待リターンはプラスになることが多いものの、投資するタイミングによっては元本割れすることもあります。

しかし、保有期間20年では運用成果が年率で2~8%の間に綺麗に収まっており、同期間においては元本割れしていません。

長期にわたって積立投資を継続するほど元本割れする可能性が低くなるので、長期的な目線を持って積立NISAを継続してください。

ネット証券のNISA・つみたてNISAに関するよくある質問

Q

NISAとはどういう制度?

A

NISAとは少額投資非課税制度のことです。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をする場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して20.315%の税金がかかります。NISA口座を利用すれば、金融商品から得られる利益や配当が非課税になります。ただし、NISA口座は毎年一定金額の範囲内しか枠が使えません。≫NISAのメリット・デメリット

一般NISAは株式や投資信託等を年間120万円まで購入することができ、最大5年間非課税で保有することができます。
つみたてNISAは金融庁が指定した投資信託を年間40万円まで購入することができ、最大20年間非課税で保有することができます。≫一般NISAとつみたてNISAの違い

Q

NISA口座は証券会社と銀行どっちで作るのが良い?

A

NISA口座は証券会社以外に銀行や郵便局でも作成可能です。ただし、本記事でも紹介したようにネット証券でNISA口座を作成することをおすすめします。

理由はネット証券の方がサービスや投資商品も充実しており、取引にかかるコストも低くなるからです。

ネット証券だと1人で口座開設から取引まで進められるか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ネット証券でも電話でサポートをしてくれるところも多いので安心してください。また、NISAに関する情報もたくさん出回っているので、そこまで困ることはないですよ。

詳しくは「つみたてNISAは銀行と証券会社どっちがおすすめ?銀行のデメリットは?」をご覧ください。

Q

投資初心者はNISAとつみたてNISAどっちがおすすめ?

A

投資初心者の方にはつみたてNISAをおすすめします。

つみたてNISAは金融庁が選定した低コストの投資信託が厳選されていますし、長期分散投資をするのに適しています。

1度投資商品を選んで積立設定を行えば、自動的に毎月投資信託が積み立てられるのでその点でも初心者向きです。

Q

投資初心者がつみたてNISAで投資すべき商品は?

A

これからつみたてNISAを始める投資初心者の方にはインデックスファンドをおすすめします。

インデックスファンドはコストも低いですし、特定の指数に連動するので動きも分かりやすいです。

ぜひ本記事で紹介したインデックスファンドに投資を行ってみてください。≫つみたてNISA初心者におすすめのインデックスファンド5選

Q

一般NISAは何を買えばいい?

A

投資初心者の方は一般NISAでも分散投資が可能な投資信託がおすすめです。

一般NISAなら年間120万円の非課税投資枠が設けられておりますので、一度に多くの非課税投資枠を利用したい方は一般NISAを利用しましょう。

また、一般NISAは配当金も非課税になりますので、リスク許容度が高い方は個別株に投資するのもアリです。

Q

NISAは元本割れする?

A

NISAを活用して投資した商品は元本割れする可能性があります。

投資は余裕資金の範囲内で行ってください。

Q

積立NISAの月額平均投資額はいくら?

A

つみたてNISAの月額平均積立額は約16,158円です。

日本証券業協会がまとめた「NISA口座開設・利用状況調査結果」によると、2022年末のつみたてNISA口座開設数は495万口座であり、2022年勘定におけるつみたてNISA口座での買付額は同年末で9,598億円でした。

このデータに基づくと、つみたてNISA1口座あたり年間で約193,899円(=9,498億円÷495万口座)積み立てされており、月に換算すると約16,158円となります。

Q

積立NISAは20年後いくらになる?どれくらい利益が出る?

A

毎月33,000円をつみたてNISAで投資し、利回り4%で20年間運用を継続した場合、20年後には12,103,563円となります。

累計の投資額は7,920,000円になるので、利益額は4,183,563円、利益率は+52.8%です。

記事内で紹介させていただいたように資産・地域を分散して積立投資を20年間行った場合の過去の運用実績は年率で2~8%に収束しているので、非現実的な数字でもありません。

Q

積立NISAで毎月3,000円を投資すると将来いくらになる?少額投資でも意味ある?

A

毎月3,000円をつみたてNISAで投資し、利回り4%で20年間運用を継続すると20年後には1,100,324円になります。

累計の投資額は720,000円になるので、380,324円増える計算です。

少額で積立投資を始めても長い年月を重ねれば資産は増加していきますし、途中で増額することも可能ですので、少額からでもまずははじめてみてください。

Q

積立NISAは20年経ったらどうするの?

A

つみたてNISAの非課税投資期間は最長20年ですので、非課税投資期間が近づいた際は以下の選択を迫られます。

1.売却して現金化する
2.課税口座で引き続き運用する

非課税投資期間20年のうちに売却することで利益を非課税で現金化することができます。売却した現金はそのまま生活費に充てても良いですし、再度別の金融商品を購入して投資を続けるなど選択は自由です。

また、非課税期間終了後も投資信託を売却せずに課税口座に移してそのまま運用を継続することも可能です。この場合はつみたてNISA口座の投資元本+利益が新たな取得単価とみなされます。

Q

積立NISAはなぜ儲かる?

A

前提としてつみたてNISAだから絶対に儲かることはありませんが、つみたてNISAによる「長期・積立・分散」投資は利益が出やすい投資法です。

つみたてNISAのように投資対象や購入するタイミングを分散させれば、価格の変動が抑えられますし、安定したリターンを狙えます。

毎月一定額を購入していく投資スタイルであるため、相場が崩れても投資を継続しやすいのもポイント。

未来は不確実ですが、「長期・積立・分散」投資は継続するほど元本割れしにくいことは歴史が証明しておりますので、ぜひつみたてNISAを長期にわたって継続してください。

Q

NISA口座を開設した金融機関は後から変更できる?

A

NISA口座は年に1度だけ金融機関を変更することができます。

ただし、変更を希望する前年の10月1日から変更を希望する年の9月30日までに手続きを行う必要があります。

その他にも注意すべき点がいくつかありますので、詳しくは「NISA口座の金融機関を変更する方法は?事前に知っておくべき注意点を解説!」をご覧ください。

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「株探広告編集局」はネット証券会社の手数料やNISA/つみたてNISAサービス、取扱銘柄数、ツールやアプリなど実際に口座開設をして調査を行い、ユーザーからの口コミや評価を基にした証券会社の比較・ランキングの作成と、当メディアの各記事の執筆を担当しています