【特集】【今週読まれた記事】変化の兆しと「復活株」、“最強選抜”銘柄が大人気
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
前週比わずか83円安と、日経平均株価は1万9500~9600円の高値圏での小動きに終始。1月以降のレンジ相場が継続した格好ですが、下値の切り上がりと値幅の減少が進行し三角もちあいは煮詰まりの様相。もちあいをブレイクする大きな変化の気配を漂わせています。前週まで上昇を続けてきた小型株・新興市場株の戦線では既に重大な変化が。マザーズ指数は3月13日に1097ポイントの場中の高値を形成後に急落。今週の日足チャートは悪形となっています。3月10日まで21連騰を記録したジャスダック平均も調整ムード。ところが東証2部指数は、マザーズ、ジャスダックと同時に崩れかけながら切り返し、いまだ強勢を保っています。前週配信の人気記事「中村潤一の相場スクランブル 『東証2部は超バリュー株と夢の成長株の宝庫』」が伝えたように、東証2部銘柄に「超バリュー株」が数多く存在することが背景にあるのかもしれません。
さて今週、驚異的なアクセスを集めランキング1位に輝いたのは「いま、最強選抜『10銘柄』―成長ロード走る“特等席”株に照準 <株探トップ特集>」。株探をご愛読いただいている皆様には御存知の通り、株探の特集記事の多くは、一つの切り口から有望株を紹介します。「過去最高益銘柄」といった業績や、「電池関連」といった投資テーマなど、その時の市場で旬になっている銘柄群を紹介することがほとんど。マーケットの中を動く投資資金の行き先を追いかけていると自然とそうなってくるのですが、最強選抜で紹介した10銘柄は「大型株、中型株、小型株が入り交じり、業態も多種多様」。その意味するところは、物色動向がバラけ始めていることではないでしょうか。同じ軌道を描いてきたマザーズ指数、ジャスダック平均、東証2部指数が異なる動きを見せ始めたことをお伝えしましたが、ここでも何事かが変わり始めた気配が漂っています。
こうした変化の気配を察知し「ネガティブ情報で売られた銘柄への逆張り」を薦め、いつもながらの人気を博したのは「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 拾う神になれ! 魅力大の逆張り投資」。悪材料で売られはしたものの、先行きに復活を果たす可能性が高い銘柄を紹介しています。昨年シャープ <6753> [東証2]復活の動きをいち早く察知した北浜氏だけに、今回紹介の“復活株”にも期待が集まります。
変化の動きは投資テーマにおいても顕著です。16日に配信し、大変な人気となった「リチウムイオン電池“主役交代”、急浮上『ポストLiB』に照準 <株探トップ特集>」は、サムスン電子の「ギャラクシーノート7」発火問題をきっかけに、より安全性の高い二次電池の開発が活発化している動きを紹介。長らく人気を集めてきた電池関連という投資テーマで起きている重要な地殻変動を伝えています。「“半導体スーパーサイクル”に乗れ―関連株『全面蜂起』の足音 <株探トップ特集>」は、昨年から継続して特集している半導体関連株の特集。現在の半導体関連企業の好業績の背後には、単なる好景気というレベルを超え、あらゆる舞台で半導体が求められることによる「半導体スーパーサイクルへの突入」という歴史的変化があると伝え、多くの方に読まれました。そのほか投資テーマの記事では、「急騰相次ぐ『アンチエイジング』関連、キラメキ材料株をあなたに <株探トップ特集>」、「ピンポイント“がん細胞”破壊BNCT、次世代治療『最前線』銘柄 <株探トップ特集>」、「<話題の焦点>=IoT時代到来で飛翔するFPGA関連株」、「<話題の焦点>=成長期待高まる認知症治療薬」が人気を集めました。
人気の青天井シリーズは、総集編3記事と番外編の計4記事がランキングに揃い踏み。
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 34社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 43社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 31社選出 <成長株特集>
利益成長“青天井”銘柄リスト【番外編】 30社選出 <成長株特集>
「10-12月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む利益成長“青天井”銘柄」という上方向の変化が継続中の企業を紹介しています。
成長株特集ではそのほか、決算発表の本格化を前にする2月期決算企業の、今期に大幅増益が期待できる銘柄を探った「決算先取り、18年2月期“大幅増益”期待リスト 15社選出 <成長株特集>」が人気となったほか、3月期決算企業の来期増益期待銘柄をリストアップした「【大予想】来期“大幅増益”期待リスト 38社選出 <成長株特集>」が、配信から2週間以上が経過した今週も根強いアクセスを集めました。
高配当株の紹介記事では、「3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」の「東証1部」編、「2部・新興」編がともに大人気となりました。1年で最も多くの銘柄が配当権利取りを迎える3月期決算企業の権利付き最終日は28日。いよいよ来週は権利取りのラストスパートとなります。そのほか決算期にかかわらず東証全銘柄の高配当利回り株を紹介した「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 3月15日版」が人気だったほか、少額投資シリーズも「5万円以下で買える高利回り『お宝候補』42社選出 <割安株特集>」がアクセスを伸ばし、こちらも配当に注目した記事がよく読まれました。
相場観特集では金融相場から業績相場に移行した米国株市場に対し、金融相場の只中にある日本株との見方を示した東洋証券・大塚竜太氏へのインタビューが人気だったほか、外為オンライン・佐藤正和氏に為替見通しを聞いた記事、内藤証券・田部井美彦氏に見解を聞いた記事がアクセスを集めました。前週末に中小型株相場の行方を聞いた「『ジャスダック指数21連騰、中小型株相場の行方は?』あかつき証券・藤井知明投資調査部長に聞く!<直撃Q&A>」は懸念材料や3月IPOの展開などを予想しており再読の価値ありでしょう。連載記事では「【植木靖男の相場展望】 ─ 2万円回復“前夜”、風雲急を告ぐ東京市場」がよく読まれました。
株探ニュース