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【特集】【今週読まれた記事】日経平均「2万円」奪回予想が人気、円安進行で“買える株”

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は11月26日から12月2日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 前週に人気を集めた「乗り遅れた投資家へ、トランプ『奔流相場』ここからの戦略 <うわさの株チャンネル>(特別編)」は今週に入ってからも読まれ続け、アクセスランキングの2位となりました。突然始まったトランプ相場に乗りそびれた方に向け、押し目待ちに押し目はない、「まず乗るよりほかにない」とのメッセージを伝え多くの方に参考にされたようです。

 乗るのが難しいほどの上昇相場が到来した日本株ですが、今週の日経平均株価は5日間のうち3日間が前日比マイナス。トランプ相場が始まって以降で、初めての押し目ではないでしょうか。日足チャートを見れば、押し目とはとても言えないような浅い下げですが、買い気の強い上昇相場の初期にはありがちなこと。週末の2日も日経平均こそ87円安ですが、しばらく横ばいの続いていた三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、野村ホールディングス <8604> というこの上昇相場を牽引するとみられる金融セクターの代表銘柄が大陽線で上放れ。先導株が上昇したとなれば、他のセクターにも物色は広がっていくとみられ、日経平均が1万8000円台半ばにとどまっている期間もそう長くはないかもしれません。

 この状況を捉え、北浜流一郎氏は「折角の『トランプノミクス』相場をただ外野席から眺めていなければならなくなってしまうので気をつけたい」とアドバイス。期待先行でどんどん進む相場への参加に戸惑う個人投資家に向け、その背中を押す言葉を贈っています。全体相場動向と絡めて物色候補を紹介し人気を集めたのは「中村潤一の相場スクランブル 『海外マネー再上陸で騰がる株』」。大統領選後に日本株を1兆1000億円以上買い越している海外投資家マネーの動向と、彼らが物色するであろう銘柄を探り大きなアクセスを集めました。大統領選前からこの上昇を先取っていた今一番の当たり屋である杉村富生氏は、「“トランプ大統領”就任の2017年1月20日までは大丈夫?」で新たに「2万円大台奪回の展開を想定」と宣言。今週も必見の内容です。

 投資テーマを軸とした記事では、“円安”にスポットライトを当てた記事が躍進しました。前週に大人気だった「<話題の焦点>=円安加速で業績上振れ先取り!今が仕込み場の有望株」に続き今週は「輸出関連株に強烈『追い風』、円安加速で採算改善の“注目株”リスト <株探トップ特集>」がアクセスを伸ばしました。ドル円相場は今週、ついに1ドル=114円台までドル高・円安が進行。輸出企業の採算が急改善することは明らかで、主な円安メリット銘柄の下期想定為替レートをまとめた後者の記事は人気でした。

 このところ話題に上っていなかったセクターを扱った「<話題の焦点>=工作機械受注、『大底』はすでに通過か」も注目でしょう。記事中で紹介した銘柄は上昇トレンドに入った気配が強く、目立たないセクターにも資金が循環していることを示唆しています。その他では12月15社が新規上場するIPOを特集した「年末IPO“爆裂お年玉”候補株は? ZMP、エルテスなど人気の行方 <株探トップ特集>」がアクセスを伸ばしたほか、「<話題の焦点>=サイバーセキュリティー関連に注目、IoTや自動運転の普及で需要拡大」、「『5G』始動へ、“超高速”次世代通信規格が目指す世界 <株探トップ特集>」、「たばこ『追放』本格化、“禁煙・分煙関連”狙い目の株 <株探トップ特集>」など多彩な記事が人気化し、相場の活気を思わせる結果となっています。

 業績にスポットライトを当てた記事では、「利益成長“青天井”銘柄リスト【番外編】 48社選出 <成長株特集>」がアクセスランキング1位に輝きました。16年7-9月期を対象とした青天井シリーズの【総集編】で紹介できなかった銘柄を一挙紹介。上昇相場の“華”になり得る魅力を放つ銘柄が並んでいます。続いて人気だったのは「3万円以下で買える『お宝候補』 2部・新興株 32社 <割安株特集>」。低予算で購入が可能にもかかわらず、高い株主資本比率と高配当利回りな銘柄をリストアップした欲張りな特集記事。東証1部銘柄を対象にして人気を集めた第1弾に続き、多くのアクセスを集めました。前週に配信した「17年3月期【上方修正】期待リスト」の、[東証1部編][新興&2部編]は、今週に入ってからも根強く読まれています。さらに、第2四半期決算発表時に上方修正を行い、さらなる上方修正も見込まれる銘柄を探った「中間期に続き、“再”【上方修正】期待リスト 25社選出 <業績修正特集>」も必見。そのほかでは「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (11月25日現在)」が人気でした。

 識者の記事では、武者陵司氏の「トランプノミクスは日本株を強力に押し上げる」<前編><後編>がトランプ次期米国大統領の登場により、新次元に突入した「世界経済と市場」の行方を分析。相場観特集「検証・年末年始『日米同時株高』シナリオ」では、第一生命経済研究所・桂畑誠治氏光世証券・西川雅博氏内藤証券・田部井美彦氏に年末相場の行く末を聞き、大きなアクセスを集めています。

 個別株の記事では、そーせいグループ <4565> [東証M]の「子会社ヘプタレス社がスイスのG7社を買収」がSNSを中心に注目を集め、ランキング上位に。同社株への相変わらずの高い注目を浮き彫りにしています。

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