市場ニュース

戻る

【市況】【杉村富生の短期相場観測】 ─ “トランプ大統領”就任の2017年1月20日までは大丈夫?

株式評論家 杉村富生

「“トランプ大統領”就任の2017年1月20日までは大丈夫?」

●大納会の日経平均株価は1万8450円超!

 すごい買い気である。まさに、「“トランプ大統領”歓迎相場」だ。もちろん、筆者はこの夏以降、「大納会の日経平均株価は1万8450円を上回って、終わる」と主張してきた。この水準は大発会(1月4日)の終値(ザラバ高値は1万8951円)である。

 8~10月、講演会などでこんな話をすると、「エッ?」という顔をされ、ドッと笑いが広がったものだ。まあ、それは無理もない。日経平均株価は1万6000円前後でのもみ合いだったのだから…。為替は2017年1~2月に「1ドル=115円前後」、原油は2017年後半に「1バレル=55~60ドル」になるだろう。

 日経平均株価については年末年始にPER16倍水準の1万8850円(日経平均株価の予想1株利益は1178円)、2017年1~3月に2万円の大台に乗せる、と考えている。2万0030円はPER17倍水準である。細かく言うと、1月20日(ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任)までに1万9000円、そして2万円大台奪回の展開を想定している。

 その後は3月末にかけて高値もち合いとなろう。警戒を要するのは新大統領の「ハネムーン期間」が終了した4月以降だ。恐らく、ネガティブ(“トランプ大統領”の政策、個人的な性格に対する批判が続出?)な材料が相次ぐ可能性がある。

●相場のデッサンと利食いのタイミングに注視を!

 もちろん、日本株についてはそんなに悲観することはない。外国人は買い越しに転換、円安メリットも指摘できる。それに、猛反騰相場は始まったばかりである。ただ、相場のデッサン、利食いのタイミングは常に注視しておく必要があろう。

 さて、この局面での狙い目は? 短期・順張り候補としてカジノ関連のピクセルカンパニーズ <2743> [JQ]、NVIDIAと提携、ロボットIoT分野に注力する日本サード・パーティ <2488> [JQ]に注目したい。ピクセルカンパニーズはマカオの「 MGSエンターテイメントショー」でカジノ向けスロット「RGX1000シリーズ」が最優秀コンテンツ賞を受賞した。これは評価できる。

 長期・逆張り候補ではちょっと時間はかかるが、「2017年の銘柄」としてソースネクスト <4344> 、WASHハウス <6537> [東証M]、ジャストシステム <4686> 、M&Aキャピタルパートナーズ <6080> 、イー・ギャランティ <8771> などをピックアップしている。

 天井が高い三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> はロングランに狙える。長期的な目標値は三菱UFJが1950円、みずほFGが1030円になる。

2016年11月24日 記

株探ニュース

日経平均