市場ニュース

戻る
 

【特集】【今週読まれた記事】2020年日経平均3万円へ、アベノミクス第二章幕開け

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は12月10日から16日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 2万円まであと599円。日経平均株価は9連騰で、昨年12月以来の2万円大台乗せを視界に捉えました。先週の当欄で、外国人投資家の猛烈な日本株買い、個人投資家の日本株の売り越しが続いていることに触れましたが、12月第1週もこの構図は継続したようです。「【投資部門別売買動向】今年最大の『外国人買い』で“トランプ相場”加速、5週間で2.1兆円買い越す (12月第1週)」では、12月5日~9日の海外投資家の買い越し額が5625億円と今年最大となったことを伝えています。

 一方で、個人投資家は3709億円の売り越し。5週間合計では1兆9674億円を売り越しています。もっとも、今週の株探アクセスランキング1位となった記事は「“外国人買い”の波に乗る、高ROE『好業績』リスト 37社選出 <成長株特集>」で、株探においでくださる個人投資家の皆様は海外資金が流入する銘柄を目ざとく見つけだし、しっかりと上げ相場に乗り込んでいる様子です。記事では東証1部上場企業を対象に、ROE10%超、直近四半期の業績が好調、予想PER16倍未満の銘柄をリストアップ。こんな欲張りな条件で37社が選出されるのですから、東京株式市場にはまだまだ“買える株”が眠っているということなのでしょう。高ROEを評価ポイントとした記事では「上昇トレンドに乗る【高ROE&低PER・低PBR】43社選出 <テクニカル特集> 12月9日版」も人気でした。

 外国人投資家の買い攻勢の背後には何があるのでしょう? ここのところ、株探で登場することが増えてきたのは債券から株式への資金シフトを意味する「グレートローテーション」という言葉。今週は「中村潤一の相場スクランブル 『年の瀬は超割安株のピンポイント買い』」、「【杉村富生の短期相場観測】 ─ グレート・ローテーションの“波”に乗り遅れるな!」、「最高値への道、夢の2万ドル目前『NYダウ』と金利上昇の真実 <株探トップ特集>」の3つの記事に登場しています。それぞれ扱っている話題は別のものですが、相場の行方を知るためには最良の記事でしょう。「中村潤一の相場スクランブル」ではすっかり話題にならなくなった日銀ETF買いと個人投資家の採るべき戦略を、 【杉村富生の短期相場観測】では数々の有望銘柄を、「最高値への道、夢の2万ドル目前『NYダウ』と金利上昇の真実」では米国株式市場の展望を紹介しています。

 ランキング上位までは届かなかったものの、米国経済と日本経済のおかれた状況を分析し、「1万6000円を起点とした第二弾のアベノミクス相場が始まった可能性は濃厚」であり、「その場合、中期2020年にかけて3万~4万円のスケールになる可能性もある」とした「武者陵司 『日本株急騰、日本経済は壮大なブームへ』」<前編><後編>も必読です。日経平均の上昇の背景にドル高・円安があることは言うまでもありませんが、現在の米国は変動相場制が始まって以降、かつてないほど強いドルが国益となる環境にあり、ドル高は継続すると予想。その末に「日本経済と企業収益、株価は壮大なブームとなるだろう」としています。

 その他の識者の記事では吹き値は売りつつ新規の銘柄を仕込むことで上昇相場に乗ることを説く「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ リスクを秘めた上昇局面、吹き値は着実に売る!」が人気だったほか、相場観特集「トランプ上昇相場はどこまで続く」で登場した植木靖男氏小川英幸氏高橋春樹氏へのインタビューがよく読まれました。

 スクリーニング物の記事では、「今期経常最高益見込む、低PER『お宝候補』30社選出 <割安株特集>」が大きな人気を集めました。東証1部上場で、今期経常最高益を見込む企業は400社超。その中から予想PERが10倍未満の企業をリストアップしています。四半期の最高益を5年以上の間隔を空けて更新した銘柄をピックアップした「【大復活】四半期“最高益”更新リスト 23社選出 <成長株特集>」も人気でした。四半期ベースの最高益を数年ぶりに更新しているとなれば、やがては通期の最高益更新につながってくる可能性もあり、目をつけておいて損はない銘柄リストと言えるでしょう。また、自動車業界を対象に業績予想が増額される可能性が高い銘柄を探った「円安加速で期待膨らむ、輸出関連【上方修正】有力株リスト[自動車編] <業績修正特集>」もよく読まれました。

 定番の高配当利回り銘柄を紹介した記事は今週も大きなアクセスを集めました。今月に配当権利取りを迎える銘柄は「12月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」、東証1部銘柄対象では「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (12月9日現在)」、東証全銘柄対象では「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月14日版」がランキング入りしました。

 投資テーマの記事では「<話題の焦点>=プーチン大統領来日、日ロ経済協力関連銘柄に注目」が人気でした。北方領土問題解決と日ロ関係改善に向けた期待感は10月頃に比べれば下火ですが、一寸先は闇なのが国際政治というもの。ロシア関連株に位置づけられる銘柄は、かつては現地に進出している大企業ばかりでしたが、現在は値動きの軽い小型株も含まれるようになっており、目を通しておけば今後再び、日ロ関係で前進があった際に役立つかもしれません。前週末に大きな話題となったZMP <7316> [東証M]の上場延期と自動運転関連株への影響を探った「ZMP関連炎上、どうなる自動運転テーマ株、そして全体市場への影響は?」、半導体関連株の現在の状況を解説した「世紀のビッグウェーブ到来、歴史的『半導体バブル相場』始動へ <株探トップ特集>」は先週配信の記事ながら、今週も大きなアクセスを集めました。今週配信の記事としては、「海外“200兆円”市場も視野 老朽化『インフラ』対策、物色テーマ浮上へ <株探トップ特集>」、「あす『スーパーマリオラン』公開、“任天堂関連”に再脚光の時 <株探トップ特集>」がランキング入りしています。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均