【特集】円安加速で期待膨らむ、輸出関連【上方修正】有力株リスト[自動車編] <業績修正特集>
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そこで本特集では、売上高の海外比率が高い企業の中から、中間期(4-9月期)業績の通期計画に対する進捗率が一定以上で、業績上方修正をする可能性の高い銘柄を探ってみた(12月15日現在)。今回は東証33業種のうち“輸送用機器”に属する企業を対象に、(1)時価総額100億円以上、(2)4-9月期の経常利益が通期計画に対して進捗率が40%以上、(3)予想PERが30倍以下、といった条件を満たした31社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。
なかでも、ホンダ <7267> 、トヨタ自動車 <7203> 、スズキ <7269> 、富士重工業 <7270> 、マツダ <7261> といった自動車大手は想定為替レートを1ドル=100円~103円に設定しているうえ、中間期業績の通期計画に対する進捗率が50%を超えており、業績上方修正が有望視される。特に、輸出比率が高い富士重とマツダは上期の円高を踏まえて通期業績を下方修正したため、業績が上振れする確度は高いとみられる。
このほか、村上開明堂 <7292> [東証2]、河西工業 <7256> 、日産自動車 <7201> 、日本プラスト <7291> [東証2]、ミクニ <7247> などは予想PERが10倍を下回っており、割安感が強い銘柄としても注目したい。
※18日(日)19時30分に、「円安加速で期待膨らむ、輸出関連【上方修正】有力株リスト[機械・電機・精密機器編]」の配信を予定しています。併せてご覧ください。
対通期 ┌ 経常利益 ┐ 下期為替
コード 銘柄名 進捗率 4-9月 通期計画 レート
<7267> ホンダ 72.6 559058 770000 100
<7203> トヨタ 61.9 1176534 1900000 100
<7269> スズキ 58.0 121823 210000 103
<7270> 富士重 57.4 227772 397000 100
<7292> 村上開明 55.3 3593 6500 -
<6995> 東海理 55.2 15724 28500 100
<7277> TBK 54.8 767 1400 -
<7256> 河西工 53.6 6806 12700 100
<7261> マツダ 53.3 82620 155000 102
<3116> トヨタ紡織 52.3 36096 69000 100
<7201> 日産自 49.6 396835 800000 105 *
<7278> エクセディ 49.6 8930 18000 -
<6201> 豊田織 48.7 84305 173000 103 *
<6902> デンソー 48.6 150551 310000 105 *
<7251> ケーヒン 48.2 10402 21600 100
<7259> アイシン 47.8 90771 190000 105 *
<7245> 大同メ 47.5 2610 5500 100
<7202> いすゞ 47.3 72328 153000 107 *
<7246> プレス工 47.2 3348 7100 110
<7291> 日本プラスト 47.0 1834 3900 105 *
<7247> ミクニ 46.8 1217 2600 -
<7250> 太平洋工 46.4 4035 8700 100
<7242> KYB 46.0 6802 14800 100
<7313> TSテック 45.0 14861 33000 100
<7229> ユタカ技研 43.4 4428 10200 103
<7236> ティラド 41.8 1211 2900 -
<7239> タチエス 41.5 4318 10400 105
<7212> エフテック 40.9 2230 5450 100(期中平均)
<7282> 豊田合 40.8 14681 36000 100
<5949> ユニプレス 40.8 7546 18500 110 *
<7296> FCC 40.4 3229 8000 100
※経常利益の単位は百万円。下期為替レートは対ドル円の想定レートで、「*」は通期想定レート、「-」は未確認。
株探ニュース