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【特集】【今週読まれた記事】幻の日経平均、真実のTOPIX―上昇相場は続いている

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月15日から21日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 日経平均株価は前週比19円安。週間の値幅は213円で、前週に続いて極端に値動きの小さな1週間となりました。しかし、見誤ってはなりません。日経平均は相場の真実の姿を映してはいません。TOPIX、前週比0.3%高、続伸。日経ジャスダック平均、前週比1.0%高、5週続伸。マザーズ指数、1.4%高、続伸。東証2部指数、前週比1.0%高、5週続伸。日経平均を構成する225銘柄ではなく、それ以外の中小型株や新興株こそがいま、市場の主役となっていることが表れた値動きと言えるでしょう。上昇相場は続いているのです。

 規模別指数で見てもこの状況は明らかで、東証大型株指数のこの2週間の上昇率が+0.84%だったのに対し、東証小型株指数は+2.75%。一見すると夏枯れながら、新興市場や中小型株を好む個人投資家にとっては、“美味しい”相場とすら言えるかもしれません。

 そんななか、紹介した銘柄が全面高の様相を示したのが「上昇大旋風『リチウムイオン電池』関連株、EVシフトで株価変貌の夏 <株探トップ特集>」。全世界で加速するEVシフトと、リチウムイオン関連への資金流入を解説。圧倒的なページビューで今週のアクセスランキング1位となりました。

 「テーマ買い」の動きは広がりを見せています。アクセスランキング2位は「『IoT関連』浮上呼ぶ米FANG大復活、絶対に外せない20銘柄とは <株探トップ特集>」。こちらも紹介した銘柄の値運びは良好。日経平均を通じて見える相場の景色が“停滞”であっても、中小型株や投資テーマに乗る銘柄は“活況”の中にあることが浮き彫りとなっています。

 一方、24日からはいよいよ4-6月期決算の発表集中期が始まることになり、テーマ買いから好業績の個別株物色への移行が予想されます。先回りへ向けた期待銘柄の紹介記事は軒並み人気化。

  決算先取り、4-6月期【大幅増益】期待リスト[第1弾] <成長株特集>
  決算先取り、4-6月期【大幅増益】期待リスト[第2弾] <成長株特集>

 第1弾では時価総額500億円以上3000億円未満の、第2弾では時価総額200億円以上500億円未満の3月決算企業から期待銘柄を選出しました。

 “増収増益”以上に嬉しい発表、といえば“上方修正”。その先回りを企図した2本の特集は、前々週の配信ながら今週もランクイン。サプライズを先回りしたいという執念の垣間見えるアクセス状況となっています。

  上方修正“先回り”、17年12月期【業績上振れ】候補 30社選出 <成長株特集>
  上方修正“先回り”、17年6月中間期【業績上振れ】候補 32社選出 <成長株特集>

 そしてスクリーニング記事で最も人気を集めたのは「利益成長“青天井”銘柄リスト〔3-5月期〕 24社選出 <成長株特集>」。過去最高益というシンプルな、しかしこれ以上にない好業績の証に、アクセスも集中する結果となりました。好業績銘柄紹介ではそのほか、「“夏バテ全体相場”乗り切るパワー蓄積『16銘柄』リストアップ <株探トップ特集>」が人気でした。

 今週の少額投資シリーズは10万円以下で買えるROE上昇銘柄をピックアップ。【東証1部】編【2部・新興】編がともに多くのアクセスを集めました。高配当銘柄紹介では東証1部上場銘柄を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (7月14日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月19日版」が人気でした。「7月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」は26日が権利付き最終日の銘柄を配当利回り順に紹介したもの。7月はREITが多数ランクインしています。

 先に紹介した以外の投資テーマものの特集では「<話題の焦点>=日本案『大人用紙おむつ』が国際規格に、国内メーカーの輸出拡大へ弾み」、「ゲリラ豪雨『7043』回予想の衝撃―防災と減災の前線から <株探トップ特集>」が中位ながらランキング入り。現在の物色の中心にはないテーマであっても、大きく脚光を浴びる時が訪れるかもしれません。

 連載陣の記事では、「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 王道ここに! 評価軸は“収益好転・向上”」が今週も大人気でした。同じく「【植木靖男の相場展望】 ─ 膠着相場に転機近づくか?」、「富田隆弥の【CHART CLUB】 『居座る梅雨前線、放れは上か下か?』」ともよく読まれたほか、「中村潤一の相場スクランブル 『“50%高”銘柄の鉱脈を辿る夏相場』」は2週連続でランキング入り。相場観特集は「行ったり来たり東京市場、次のトレンドを聞く」と題し、ブーケ・ド・フルーレット・馬渕治好氏SBI証券・鈴木英之氏東洋証券・檜和田浩昭氏に先行きの見通しをインタビューしています。

 定番人気記事では、その週に発表された優待の新設や変更をまとめた「今週の【株主優待】発表の銘柄一覧 (7月10日~14日)」がランキング入り。この期間には5銘柄で株主優待が新設されています。

 「明日の好悪材料」と「本日の【サプライズ決算】 速報」は今週も全記事が上位にランクイン。記事一覧は以下の通り。改めて見直してみれば、思わぬお宝銘柄にありつけるかもしれません。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月14日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月18日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月19日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月20日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月14日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月18日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月19日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月20日)

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