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2017年07月18日19時30分

【特集】“夏バテ全体相場”乗り切るパワー蓄積「16銘柄」リストアップ <株探トップ特集>

SFOODS <日足> 「株探」多機能チャートより

―上昇スタミナ充填済み、「割安&好業績&高進捗」株に照準―

 週明け18日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行による輸出企業の採算悪化懸念と、複数メディアの世論調査で安倍内閣の支持率が30%を割り込み、今後の経済政策への不透明感から売り優勢の展開となった。日経平均株価終値は、前週末比118円95銭安の1万9999円91銭と、7日以来6日ぶりに終値で2万円台を割り込んだ。そこで今回は業績重視の観点から、第1四半期(3-5月)の経常利益進捗率の高い好業績・割安銘柄な2月期決算企業に照準を当てた。


●きょくとう、第1四半期経常2ケタ増益で中間期予想を超過達成

 クリーニング専業のきょくとう <2300> [JQ]が6月30日に発表した第1四半期(3-5月)単体決算は、売上高23億8200万円(前年同期比0.8%減)、経常利益6億400万円(同10.4%増)となり、2ケタ経常増益を達成した。経常利益は第1四半期で、既に中間期予想の5億6400万円を超過達成した。売上高は小幅減収となったものの、工場・プラントでの生産性改善の取り組み継続や、不採算店の閉鎖、さらに前期に導入した定休日の新設を含む営業時間の見直しなど経費節減策が奏功し増益を確保した。

●リヒトラブ、高利益率の新製品拡販で早くも通期経常利益を上方修正

  事務用品のリヒトラブ <7975> [東証2]は7日、18年2月期の連結業績について売上高100億円は据え置いたものの、従来予想の経常利益3億8000万円を4億5000万円(前期比29.7%増)へと第1四半期決算発表時点で早くも上方修正した。これについて同社では、売上高は期初予想通りと見込んでいるが、利益面にいては事務用品など事業で、収益性の高い新製品の投入と原価率の改善および経費削減効果などが見込まれるとしている。第1四半期の連結経常利益は、3億1300万円(前年同期比92.0%増)と大幅増益を達成した。主力の事務用品などの事業で、シリコン素材の動物シリーズや、コンパクトホッチキスといった利益率の高い新製品の販売が拡大したことが寄与した。製品調達価格の引き下げや経費削減による採算改善も大幅増益に貢献した。

●パルHD、生産と在庫管理の適正化で採算が改善し大幅増益に

 若い女性向け衣料・ 雑貨を主力とするパルグループホールディングス <2726> は11日、18年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表した。経常利益は25億7000万円(前年同期比58.3%増)と大幅増益を達成。これは、期間中に衣料店10店舗、雑貨店15店舗を新規出店したほか、機動的な商品投入が奏功し、売上高は303億5900万円(同6.2%増)の増収を確保した。生産と在庫管理の適正化を進めたことで採算が改善したことも大幅増益に貢献している。

●ディップはメディア事業の好調で第1四半期営業利益17%増

 ディップ <2379> は、11日に18年2月期第1四半期(3-5月)単独決算を発表した。売上高98億1500万円(前年同期比19.9%増)、経常利益25億8800万円(同17.2%増)と2ケタの増収増益を達成した。求人需要の高まりが継続したことを受けて、「バイトル」、「はたらこねっと」などのメディア事業が好調に推移し業績を牽引した。積極的な人材投資や広告宣伝投資を行ったものの、売上高の増加や一部費用を第2四半期以降に繰り越したこともあり、大幅増益を確保した。

●SIはERPが牽引役となり第1四半期は増収増益で着地

 独立系ソフトハウスのシステムインテグレータ <3826> が11日に発表した第1四半期(3-5月)単独決算は、売上高6億4400万円(前年同期比2.5%増)、経常利益7800万円(同6.8%増)と増収増益で着地した。Web-ERP(統合基幹業務システム)パッケージ「GRANDIT」の「個別生産管理アドオンモジュール」、「繰返生産管理アドオンモジュール」、「継続取引管理アドオンモジュール」が製造業向けに拡大しERP事業が好調に推移したことが牽引役となった。

●S FOODS、主力の食肉製造・卸売の好調で第1四半期経常利益は13.9%増

 S Foods <2292> は13日、18年2月期の第1四半期(3-5月)連結決算を発表。売上高は753億900万円(前年同期比9.9%増)、経常利益は28億6000万円(同13.9%増)と2ケタ増益を達成した。 食肉などの製造・卸売事業は、グループの中核事業であり、特に家畜の生産や一次加工を担う川上部門は競争力の源泉と捉え、効率的な事業運営を継続することを目指している。食肉などの小売事業では、イベント型の提案販売や、レイアウト再構築などの既存店活性化を継続実施したほか、生産性向上のために作業工程の見直し、適正な人員配置のためのシフトコントロールを強化した。また既存店の改装や不採算店の閉鎖、新規ディベロッパーとの取り組みによる新店開発や、新業態での新規出店など、各種施策を推進した。

◆主な2月期決算第1四半期経常利益高進捗率銘柄◆
              経常益
銘柄 <コード>        進捗率  増益率   株価  PER
SFOODS <2292>      54.0   13.9   4230  18.3
柿安本店 <2294> [JQ]    65.9   16.7   1961  15.4
きょくとう <2300> [JQ]   107.1   10.4    626  12.4
ディップ <2379>        64.5   17.2   2423  19.2
パルHD <2726>        75.8   58.3   3370  18.3

Jフロント <3086>       64.0   42.3   1605  15.8
あさひ <3333>         70.5   5.3   1312  14.5
一六堂 <3366>         71.6   8.9    406  12.2
フェリシモ <3396>       239.6   黒転   1197  12.6
SI <3826>          56.5   6.8    867  17.0

マルゼン <5982> [東証2]   70.5   21.3   1688  10.7
グラファイト <7847> [JQ]  137.5   黒転    603  14.4
リヒトラブ <7975> [東証2]  97.8   92.0   2025  13.7
高島屋 <8233>         59.1   7.2   1008  16.4
大和デ <8247> [東証2]    124.0   9.7    122  13.7

エーアイテイ <9381>      58.9   18.1   1000  17.1

※進捗率は対上期予想の数値
※株価は18日終値(単位:%、円、倍)

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