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【特集】【今週読まれた記事】 バリュー旋回で「割安株特集」に記録的アクセス

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月1日から7日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週、大変な人気を集めてアクセスランキング1位に輝いたのは「低位株“爆騰エリア”特選10銘柄、次の候補はこれだ! <株探トップ特集>」。株探トップ特集のアクセスとしては、過去最高を記録しています。アクセスランキング2位は「バリュー株が来る! 今、狙うべき有望低PBR『10銘柄』 <株探トップ特集>」。通常なら圧倒的1位となってもおかしくないページビューでした。両記事から浮かび上がってくるのは、低位株やバリュー株という、これまでとは明らかに異なった物色の流れが到来していることになるでしょうか。

 この視点から今週の株式市場を振り返ると、株価指数の動きからも物色動向の変化が見えてきます。今週の日経平均株価は前週比0.52%安。また、新興市場の中でも、グロース株の多いマザーズ指数は1.77%安。これに対し、グロースよりはバリュー寄りの市場の指数である東証2部指数は0.06%高、日経ジャスダック平均は0.40%高と値を保っています。海外に目を向けても、成長株の宝庫たるナスダックでナスダック総合指数が6月9日に最高値をつけて以降さえない展開を続けています。「バリュー株が来る! 今、狙うべき有望低PBR『10銘柄』 <株探トップ特集>」ではこの状況を、「マネーフローの変化が、これまで成長期待という看板を背に行き過ぎに買われていたグロース株に、利益確定の動きを促している」と指摘。「次の上昇ステージで、バリュー株が輝きを増す可能性は高い」と分析しています。

 当欄でも長らく、人気記事として紹介するのは成長株を扱ったものが多かったのですが、今週は割安株特集が多数ランキングに並びました。人気の少額投資シリーズでは「10万円以下で買える、2ケタ増収増益『お宝候補』」が【2部・新興】編 21社【東証1部】編 30社が上位に。その中でも、【2部・新興】編が【東証1部】編の倍近いアクセスを集め、目下の市場人気が中小型株に向かっていることがここでも浮き彫りとなりました。

 高配当株の紹介記事では、「7月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」が大人気だったほか、東証1部を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (6月30日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月5日版」がアクセスを伸ばしました。

 連載陣の記事でも、物色動向の変化を指摘したものが上位に並びました。「【植木靖男の相場展望】 ─ 新たな物色銘柄台頭に注目」は「商社、鉄鋼、非鉄、化学、そして金融株」への物色動向の変化を指摘。いち早く物色動向の変化を指摘していた前週配信の「中村潤一の相場スクランブル 『電撃上値追い、低位材料株の宴』」は、今週も多くのアクセスを集めました。

 一方で、成長株の価値が失われたわけではないことも確か。グロースからバリューへの資金の移動により、成長株が調整するならばそれは大きなチャンスとなる可能性もあります。成長株は人気になりやすく、PERも高止まりしやすいもの。そんな成長株のPERが一時的に下がっている、つまり売られている局面は、ゆっくりと押し目を拾うには都合のいい状況ともいえます。使い古された相場格言ですが、「人の行く裏に道あり花の山」を今こそ思い出したい場面と言えるでしょう。そんな相場のコツを伝え、いつもながらの人気を集めたのは「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 徹するべきは『中小型株』の押し目買い」。「注目したい銘柄は、まずはスタートトゥデイ <3092> だ。時々取り上げる銘柄だが、ここにきて急落している」とし、創業から毎年最高益を更新し続けている成長株の代表的存在であるスタートトゥデイの仕込みを紹介しています。

 成長株特集ではそのほか、「高まる“稼ぐ力”、【ROE】向上が続く銘柄リスト[第2弾] <成長株特集>」が第1弾に続いて人気化。「上方修正“先回り”、17年6月中間期【業績上振れ】候補 32社選出 <成長株特集>」は、今月後半からピークを迎える決算発表を前に目を通しておきたい銘柄リストです。

 また、東京都議選に絡んだ記事が多数ランキング入り。都議選の投開票が行われた2日を挟んで6月19日配信の「小池劇場“第2幕”は上がるか、『東京大改革』関連株が翔ぶ <株探トップ特集>」が再度の人気化。選挙結果確定後に市場関係者の見方や恩恵を受けそうな銘柄を改めて探った「圧勝“小池新党”は株高の扉を開くか? 再検証・東京市場の行方 <株探トップ特集>」もアクセスを伸ばしました。相場観特集でも都議選にスポットライトを当て、第一生命経済研究所・桂畑誠治氏Argo Navis・清水洋介氏内藤証券・田部井美彦氏に相場見通しを聞いています。

 投資テーマの特集では、「襲来1兆円“クジラ買い”、ESG投資本格化で期待の『7銘柄』 <株探トップ特集>」が大人気だったほか、逆張り的な視点からの取材である「底練りホテル株に“上昇気配”、好業績にスポットライトが当たる時 <株探トップ特集>」がアクセスを伸ばしました。そのほかでは前週配信の「国策テーマ“医療費削減”に乗れ、厳選『ヘルステック』7銘柄が翔ぶ <株探トップ特集>」、場中配信の「<話題の焦点>=スマホ関連株リターンズ、高機能化で新成長ステージへ」がよく読まれました。

 その他の定番人気記事である「明日の好悪材料」と「本日のサプライズ決算」は今週も配信した全記事がランキング入りしています。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月30日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月3日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月4日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月5日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月6日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (6月30日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月3日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月4日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月5日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (7月6日)

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