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【特集】【今週読まれた記事】 “上昇波動”の鼓動を聞きながら、見据えていたい相場の潮流

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は6月10日から16日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 日経平均株価は週初から4連敗。前週末に回復した2万円をあっさりと割り込み、一時的に大台を回復する場面はあったものの、結局は1万9943円で今週の取引を終了しました。もっとも、日経平均がさえない値動きとなる一方で、TOPIXは前週比0.3%高と、東証1部全体では堅調です。値上がり値下がり銘柄数の推移をみても、日経平均が104円安となった12日の場合で値上がり896銘柄に対し値下がりは980銘柄とやや売りが多い程度。この傾向は続落となった4日間を通じて変わらず、マーケットが売りの一方向に傾いていたわけではないことが分かります。新興市場ではマザーズ指数が前週比1.4%高と好調。日経平均の値動きだけにとらわれていると、さえない値動きの続いた1週間のように見えますが、TOPIXマザーズ指数の動きからは異なった風景が広がっていることが分かります。

 もっとも、株探をご愛用くださる腕達者な投資家の皆様には、そんなことはお見通しだったもよう。それがよく表れていたのが今週のアクセスランキングトップ3。

  1位 【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 上昇トレンド壊れぬ“強靱”銘柄につく!
  2位 “上昇波動”を見失わない、狙い目「割安&連続最高益」リスト <株探トップ特集>
  3位 中村潤一の相場スクランブル 「バイオ、ゲーム、そして“低位株”が輝く」

 1位が上昇トレンドの壊れていない銘柄を追いかけよという北浜流一郎氏の人気連載、2位が好業績銘柄への物色意欲は継続中で過去最高益予想の銘柄に注目したいとした特集記事、3位は日経平均の値動きには表れない低位株への物色などを指摘した相場スクランブルと、上昇継続をキーワードとした記事が並びました。高値を更新したあとにさえない値動きが続き、振り落とすかのような下落があった後に再上昇に向かう。このところの相場ではそうした値動きが目立ちます。底流にある上昇波動をしっかりと捉えているかどうか。それが投資成績を左右する局面と言えるのではないでしょうか。

 このあたりの呼吸を「思い起こせば1年前のブレグジット以降、マーケットは『イベントリスク』をすべて『好機』へと覆している」と「富田隆弥の【CHART CLUB】 『FOMC後の動向を注視』」では分析。8日のイベントリスク通過が、マーケットが株高に走り出す転機となった可能性を見ているようです。

 投資テーマを扱った記事では、「脚光『ドライブレコーダー』関連株、見えた急普及の“確かな兆し” <株探トップ特集>」がアクセスを集めました。 ドライブレコーダーの映像を目にする機会が増えているにもかかわらず、実際に設置している人はそれほど多くない。言い換えれば、巨大な新規需要が発生する可能性があるということです。そのほかでは「空の産業革命『ドローンでGO』、人手不足の救世主へ <株探トップ特集>」がよく読まれたほか、前週に配信した「“AIスピーカー相場”が始まる―全米『大ヒット』テーマ上陸を買う <株探トップ特集>」が引き続きアクセスを伸ばしました。また、東芝 <6502> の動向を追いかけた「東芝、6ヵ月ぶり高値の意味 交錯する希望と不安の向こう側 <株探トップ特集>」も人気でした。

 スクリーニングものの記事では、今週も“青天井”が人気。経常利益が1-3月期に過去最高益を更新し、かつ通期でも最高益を見込む銘柄を紹介した「利益成長“青天井”銘柄リスト」の「【総集編】第2弾 44社選出」が1番のアクセスとなりました。続いてが上振れ率が5%には満たないものの最高益は更新という銘柄をリストアップした「【番外編】 26社選出」。配信から2週間が経った「【総集編】第1弾 38社選出」もランキング入りしています。これに対し、これから高成長が始まる可能性のある銘柄を紹介したのが「高成長【始動】候補リスト 47社選出 <成長株特集>」。いわば、これから“青天井”に向けて走り出した銘柄を集めたもので、こちらも注目したいところです。

 人気の少額投資シリーズは【東証1部】編と【2部・新興】編の2本立て。「10万円以下で買える、売上・経常最高『お宝候補』36社 【東証1部】編 <割安株特集>」、「10万円以下で買える、売上・経常最高『お宝候補』28社 【2部・新興】編 <割安株特集>」がともにランキング上位に入りました。高配当株紹介では「6月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」がアクセスを伸ばしました。6月配当取りの権利付き最終日は27日。来週は権利取りに向けたラストスパートの週となります。配当利回りランキング記事では、東証1部を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (6月9日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 6月15日版」がよく読まれました。

 【明日の好悪材料】は、大引け後に発表された膨大な量の発表の中から、株価材料となりえるものをリストアップした定番の人気記事。今週も5本すべてがランキング上位入りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月9日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月12日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月13日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月14日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月15日発表分)

 株価はすべてを織り込むとはいえ、発表された材料の織り込みが即座に完了するわけではありません。膨大な発表の中には、まだマーケットが消化しきっていない“お宝”材料が眠っているかもしれません。

 「★本日の【サプライズ決算】 速報」も大引け後の決算や業績予想の修正から、サプライズとなったものをいち早くリストアップしてお知らせする人気記事。今週は全4本がランキング入りしました。

  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (6月9日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (6月12日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (6月13日)
  ★本日の【サプライズ決算】 速報 (6月14日)

 相場観特集では「再びの2万円割れ、警戒と希望それぞれのワケ」と題し、ブーケ・ド・フルーレットの馬渕治好氏証券ジャパンの大谷正之氏にインタビュー。馬渕氏は12日の2万円割れを「身構える必要のない“自然な調整”」と分析。「7月にも2万1000円台を窺う展開」を予想しています。世界はイノベーション・バブル。そう書いて人気を集めたのは「【杉村富生の短期相場観測】 ─ 最先端分野ではアメリカ企業が圧倒的な強さ!」。米国などが最先端分野で先行するなか有効な投資戦術を紹介して多くのアクセスを集めました。

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