【特集】【今週読まれた記事】ボックス相場は「青天井」株で突き破る
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
前週木曜日、トランプ米大統領の大幅な法人税減税を行うとの発言が伝えられ、NYダウは史上最高値を更新。週末の日経平均株価も471円高と急騰し、週明け以降の上値を追う展開に期待が高まりました。そうして迎えた今週の相場は、NYダウが連日で最高値を更新する一方、日経平均は1万9500円どころで押し戻され、前週比144円安で終了。年初からの保ち合い相場が継続した格好です。もっとも、米国株が先行きの景気拡大期待から上昇する以上、日本株もいずれは保ち合いを抜け出し、NYダウを追随していく可能性は高いでしょう。武者陵司氏は「トランプ政権の本質、保護にあらず帝国主義にあり」で「日本には歴史的追い風が吹きつつある」と指摘していますが、そうであるならば東京株式市場の先行きも明るいものとなるでしょう。
さて、全体相場が狭いレンジでの上下動を続けようと、勢いに乗る個別株の値動きには関係がありません。今週、最もアクセスを集めた「利益成長“青天井”銘柄リスト【第2弾】 37社選出 <成長株特集>」は、そんな“イキのいい”銘柄を選りすぐり大人気となりました。16日配信の【第3弾】もわずか1日の集計期間で上位にランクインし、「青天井シリーズ」の人気を見せつけています。5日配信の【第1弾】とあわせ、期待の銘柄を見つけ出す最高のリストとなっています。
次いで人気を集めたのは、「本格反騰前夜、“超買い場”の好業績『リバウンド候補』12選 <株探トップ特集>」。決算発表が出そろい手掛かり材料を欠く局面では、「出遅れ株の水準訂正を狙う」のが有力な手法の一つとし、通期2ケタ営業増益予想の逆張り妙味株を紹介し多くのアクセスを集めました。「株価『上げ潮』モード復帰、“割安&最高益”株で波に乗る <株探トップ特集>」は通期の経常利益が過去最高見込みでかつ低PERの銘柄を紹介。また、決算発表集中期間に発表された決算から、10-12月期が増収増益となった銘柄をリストアップしたシリーズがいずれも多くのアクセスを集めています。
本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 36社選出 <成長株特集> 2月9日版
本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 47社選出 <成長株特集> 2月10日版
本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 28社選出 <成長株特集> 2月13日版
本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 24社選出 <成長株特集> 2月14日版
高配当株と少額投資銘柄の記事は今週も人気でした。その両方の要素を組み合わせた「3万円以下で買える高利回り『お宝候補』33社選出 <割安株特集>」はアクセスも2倍。全体ランキングでも上位に入りました。高配当銘柄紹介では権利取り最終日を来週23日に控えた「2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」が人気だったほか、東証1部を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (2月10日現在)」、東証上場全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 2月15日版」がともに多くのアクセスを集めました。
投資テーマの記事では、「iPhone8登場で『アップル関連株』先回り買い相場は始動する? <株探トップ特集>」が上位にランクイン。衰えないiPhone人気と相まって多くの注目を集めたようです。「接近『プレミアムフライデー』、期待と不安と“有望株” <株探トップ特集>」はいよいよ24日から始まるプレミアムフライデーを前に業界各社の取り組みとともに有望銘柄を探ったもの。盛り上がりに対して懐疑的な声も出ているようですが、投資家としては取り組みが成功して、経済の活性化につながってもらいたいところです。そのほかでは、前週配信の「株価、雲の上へ――“クラウド関連株”飛躍の時 <株探トップ特集>」が今週も引き続きアクセスを集めたほか、「<話題の焦点>=紙のレシートおさらばへ、実証実験開始で注目される電子レシート」がよく読まれました。
個別銘柄の記事では、経営危機に揺れる東芝 <6502> について伝えた「東芝---急落、昨年末時点で債務超過、半導体新会社の外部資本受け入れ増も検討」、「東芝---軟調、東証2部への降格がほぼ確定、取引社数の減少も嫌気」、「東芝が4日続落で一時193円台へ急落、下値のフシ割り込み見切り売りも」、倉庫火災が大きく報道されたアスクル <2678> について伝えた「アスクルが大幅反落、埼玉県の物流拠点で火災」にアクセスが流入しました。ちょっとした椿事だったのはANAホールディングス <9202> が16日に一時大幅安となった一件。15時から記者会見を行うと発表したところ、これが誤解から警戒感を呼び、売りが殺到することになってしまいました。16日配信の「ANA--後場一段安、重要な経営課題について引け後に記者会見と伝わり」と17日配信の「ANA---買い優勢、『重要な経営課題』への懸念は杞憂に終わり買戻しの動き」がこの間の経緯を伝え、多くの方に読まれたようです。
連載陣では「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 狂王トランプが開く扉、『その先』映す市場!」、「【植木靖男の相場展望】 ─ 週明け連騰するか否かが焦点」がいつもと変わらぬ人気を博したほか、相場観特集が(1)、(2)、(3)ともよく読まれました。そのほかでは、トレード手法について聞いた「いま話題の『うねりチャート底値買い』とは? 上岡正明氏に聞く!<直撃Q&A>」がアクセスを集めています。
株探ニュース