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【特集】【今週読まれた記事】 “年末高”に太鼓判? そろった見方と「狙い所」

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は11月25日から12月1日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 12月1日、日経平均株価は2万2819円でこの週の取引を終えました。場中の高値は2万2994円と、2万3000円台にあと一歩まで迫りました。目下は11月9日につけた2万3382円高値がマーケットで最も意識される数値になっていますが、よくよく考えてみると、2万3000円台をつけたのはこの日だけ。終値で2万3000円に乗せた日はまだ1度もありません。11月9日から16日にかけての下落は当然のスピード調整として、この半月、25日移動平均線に支えられてジリジリとした下値切り上げが続く日経平均が、このまま未踏の終値2万3000円乗せを果たし、さらに上値へ進むかどうか。多くの方がその一点を注視しているのではないでしょうか。

 「2万3382円を師走相場で奪回する年末高のシナリオ」を描くのは東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏。特別国会の会期である12月9日までに経済対策の具体的内容が開示される可能性があり、「そうなれば全体株価の浮揚につながる」と指摘。物色対象として半導体設備投資関連銘柄やメガバンクなどを挙げ多くのアクセスを集めました。同じく相場観特集で見通しを聞いたあかつき証券・藤井知明氏証券ジャパン・大谷正之氏も年末高の予想で一致しています。

 「2万5464円」、そして「2万7919円」の“目標値”を唱えるのは杉村富生氏。日経平均の予想ベースの1株利益1534円に、2015年6月24日並みのPER16.6倍を当てはめたのが2万5464円。NY市場の18.2倍を当てはめたのが2万7919円です。1日終値2万2819円のPERは14.9倍。こうして1株利益とPERを並べてみると、2万3382円高値は難関というよりは、何事もなかったかのごとく通過して当然の水準に見えてきます。もっとも、現在の市場ではアルゴリズムトレードを駆使するマクロヘッジファンドによる空中戦が繰り広げられており、個人投資家は「“空中戦”とは無縁の銘柄にマトを絞りたい」とアドバイス。全固体電池関連のオハラ <5218> や量子コンピューター関連のエヌエフ回路設計ブロック <6864> [JQ]などの有望株を紹介、今週のランキング2位に入っています。

 年末高、それも日経平均で2万5000円台や2万7000円台の目標が並ぶなかで、今週のランキング1位に輝いたのは「上方修正“先回り”、18年3月期【業績上振れ】候補 〔第1弾〕 <成長株特集>」。3月期決算企業の第2四半期決算が出そろったところで、上方修正の可能性の高い銘柄をリストアップ。第1弾では時価総額300億円以上の銘柄から42社を選びました。11月30日に配信した第2弾では時価総額100億円以上300億円未満の銘柄39社をリストアップ。週後半の配信のためランキングは中位止まりでしたが、個人投資家にとって本当に面白みがあるのは大型株より小型株。第2弾からも数多くの有望銘柄を発掘できるのではないでしょうか。スクリーニングものの記事ではこのほか、「好調持続の小型株、7-9月期【売上成長株】ベスト30 <成長株特集>」もアクセスを伸ばしました。

 材料株では、低位株の妙味を指摘した「中村潤一の相場スクランブル 『需給エンジン全開の“奔騰株攻略”作戦』」がアクセスを伸ばしたほか、中小型株から「“大回転”を目指す材料株候補を厳選」した「冬のイナズマ! 中小型株シフトで狙う特選『電撃上昇候補』10銘柄 <株探トップ特集>」が大人気となりました。

 投資テーマを扱った記事では、前週に配信の「“100倍高”の夢乗せる人材関連株、黄金トレンド入り前夜の銘柄は <株探トップ特集>」が今週もランキング入り。12月のIPOから期待の銘柄を探った「3年ぶり高水準“12月IPO”、マーケット期待の銘柄は <株探トップ特集>」もアクセスを伸ばしました。この冬のIPOでは、11月29日に新規上場したトレードワークス <3997> [JQ]が2日間値つかずの末に公開価格6.2倍高で発進するなど、記事で紹介したとおりのIPO銘柄への追い風の環境を享受しています。

 このところ再び取り上げることが増えてきた中国経済の成長に関連したテーマを取り上げた「新『中国関連株』が来る、環境規制強化で商機つかむ銘柄は <株探トップ特集>」も人気を集めました。中国絡みの話題を特集するのは8月に配信した「復活の中国経済、関連株“上昇の宴”が始まる <株探トップ特集>」で、中国株が注目となるその背景構造を取り上げて以来。“中国関連”という切り口は今後、注目が高まっていく可能性がありそうです。「吉野家? 丸亀製麺? それとも…、誕生前夜・日本発『グローバル外食企業』 <株探トップ特集>」は中国だけでなく、アジア全域に展開する外食企業を紹介。「海の『自動運転関連株』出港へ、2025年自動運航船時代への航路 <株探トップ特集>」もアクセスを伸ばしました。

 少額投資シリーズは「5万円以下で買える、高ROE・好業績『お宝候補』」がテーマ。【東証1部】編 14社選出【2部・新興】編 25社選出ともに大人気となりました。「今週の【株主優待】発表の銘柄一覧 (11月20日~24日)」は合計4社の株主優待新設と拡充を紹介しています。

 個別株では、東レ <3402> の急落を紹介した記事が下位ながらランキング入り。データ改ざん問題への注目の高さが浮き彫りとなっています。

 その他の連載陣では「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 燃え盛る米年末商戦、一進一退で回復へ向かう日本株」、「富田隆弥の【CHART CLUB】 『日米12月相場、上昇期待の条件』」がいつもながらの人気を集めました。

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