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【特集】【今週読まれた記事】必勝法は“強い銘柄につけ”、「来期好業績」を先回り

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2月11日から17日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 「徹底して強い銘柄を攻める! ひたすら値動きを追う!」。それが「勝利の方程式」と語った人気連載「【杉村富生の短期相場観測】 徹底して強い銘柄を攻めるのがセオリー!」が今週のアクセスランキング1位。全体相場が狭い範囲での保ち合いに入り込みながらも、個別では有望株が上値を追う現在の相場環境では、これ以上ないほどのアドバイスかもしれません。

 今週の日経平均株価終値は前週比わずか48円高。売買代金は低下傾向で、相場が膠着状態に入りながらも先高感は強い。こんな時こそ、好業績の期待できる銘柄を見つけ出し、いち早く仕込みたいものです。それではいま、投資対象を見つけ出すために必要な視点は何か? 「来期業績がポイント」と書きアクセスランキング2位の支持を集めたのは「中村潤一の相場スクランブル」。そう、マーケットは3月期決算企業の、翌年度の業績を織り込みにかかる時期に差し掛かっています。

 3月期決算企業の第3四半期決算が好調で通期業績も増益予想。それにもかかわらず株価の反応は思わしくない。この時期にはよく目にする光景です。理由は3月期決算企業の通期業績は株価へは既に織り込み済みで、マーケットの視点は既に来期業績に向かっているからなのですが、長く投資を続けている方には自明の理でも、投資経験の浅いうちはなかなか分かりにくい感覚かもしれません。

 とはいえ、会社側が業績見通しを発表していないいま、来期業績を探るのは簡単ではありません。そんななか、大きなヒントになるのが直近に好決算となった銘柄。特に最高益を更新中の銘柄は、景気が巡航速度を保っているいま、来期も好調が続く可能性が高いと言えるでしょう。「利益成長“青天井”銘柄リスト【第3弾】 26社選出 <成長株特集>」は2016年10-12月期の経常利益が過去最高となり、通期も最高益見込みの銘柄をピックアップしたもの。【第1弾】【第2弾】とともに、旬の有望株を見つけ出す格好のリストとなっています。

 同じく16年10-12月期の決算から、売上高成長率や利益成長率をもとに成長銘柄を探った記事も人気となりました。

  10-12月期“利益成長株”ベスト30【大中型株編】 <成長株特集>
  10-12月期“利益成長株”ベスト30 【小型株編】 <成長株特集>
  10-12月期“売上成長株”ベスト30 【小型株】編 <成長株特集>

 「<話題の焦点>=3月期決算企業の先行指標、17年12月期通期大幅増益銘柄に照準」は、いち早く“17年度”の業績予想を発表した12月期決算の銘柄から増益予想の有望株を紹介し人気化。こちらも来期増益銘柄を探る上でヒントになるかもしれません。

 業績をもとに有望株を探す一方、“株価のことは株価に聞け”というのもマーケットの真実。現在、株価が上昇トレンドを継続中の銘柄は、マーケットが業績の伸びを織り込んでいる最中の可能性があるといえるでしょう。「上昇トレンドに乗る【高ROE&低PER&低PBR】40社選出 <テクニカル特集> 2月23日版」、「上昇トレンドに乗る【低PER&低PBR】 44社選出 <テクニカル特集> 2月17日版」はともに、そんな有望株を含んだ記事となっているかもしれません。

 投資テーマを扱った記事では、「長い上昇がやってくる、復活『設備投資』関連株は飛躍の時 <株探トップ特集>」が大人気となりました。2016年12月に17ヵ月ぶりのプラスに転じた工作機械受注の拡大は長期にわたることが知られており、設備投資関連株は今後の業績伸長が期待される局面にあります。そのほかでは「3度目ビッグウェーブ到来、脚光『光海底ケーブル』関連株 <株探トップ特集>」、「医療費が安くなる? セルフメディケーション税制『恩恵株』は <株探トップ特集>」、「高齢化するアジア“300兆円市場”獲得へ、『介護輸出』の今 <株探トップ特集>」が人気を集めました。

 来期業績という視点から離れその他の人気記事を紹介すると、今週も低額投資シリーズの「10万円以下で買える、高ROE・好業績『お宝候補』32社選出 <割安株特集>」が大きなアクセスを集めランキング上位入り。高配当銘柄紹介では、東証1部銘柄を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (2月17日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 2月23日版」、REITを対象とした「注目が高まる【REIT】高利回りベスト30 <割安株特集> 2月22日版」が人気でした。「まだ間に合う、2月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」は権利取り最終日を通過してしまいましたが、配当落ちで一時的に株価が下落した銘柄は、案外そこが仕込み時となることもしばしば。中長期的なスタンスで安値を拾うことを好む方であれば、有用なリストかもしれません。

 個別銘柄の記事ではやはり東芝 <6502> への注目が相変わらず高く、21日の「東芝---続伸、半導体の新会社の株式売却で1兆円超の資金調達目指すと報じられ」、24日の「東芝---一時急伸、半導体メモリー事業の分社化を正式決定」がアクセスを集めました。

 その他の人気記事では、「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ トランプ相場に乗り切れぬ日本の“なぜ”」がいつもながらのアクセスを集めたほか、「ボックス上放れの条件、日本株“浮上の日”」と題し、松井証券・窪田朋一郎氏東洋証券・檜和田浩昭氏に見解を聞いた相場観特集がよく読まれました。

 先週配信の投資手法について聞いた記事「いま話題の『うねりチャート底値買い』とは? 上岡正明氏に聞く!<直撃Q&A>」は今週も根強いアクセスを集め、下位ながらランキング入り。著者が紹介している手法の一つはボックス相場を利用した売買ですが、現在の相場局面では有効な手法かもしれません。

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