【特集】【今週読まれた記事】有望株に目星の夏、調整場面は“青天井”株の拾い場か
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
今週のアクセスランキング1位となったのは「上昇復帰ならここが来る? 今なら割安の“1Q超絶増益”株 <株探トップ特集>」。業績好調の割安株ではありますが、これが「来る」とすれば全体相場が上昇に復帰してから。そんな意図を込めたタイトルが地合い悪の雰囲気にピッタリだったのでしょうか、お盆の週とは思えないアクセスを集めました。日経平均株価のチャートは14日と18日に下方へマドを空けて十字線を形成、あまり見たことのない奇怪な形となっています。こうした中でも上昇が継続している個別株は少なくなく、記事中で紹介した銘柄のいくつかは上昇を継続、他のいくつかは下値抵抗力を発揮。「押し目待ちに押し目なし」という相場格言が、こんな地合いの時ですら有効であることを示しています。
そう、企業業績は好調。しかし海外要因により相場は軟調。8月の東京株式市場は、北朝鮮情勢と米トランプ政権の混乱という暗雲に覆われています。「徹底検証“北朝鮮リスク”―『暴落』か『底打ち』か、Xデーを探る <株探トップ特集>」では、米国と北朝鮮の対立と株式市場に与える影響を調査。「現状維持」と「状況好転」、そして「衝突」それぞれのシナリオと発生確率を解説。多くのアクセスを集めました。
識者の見方はどうだったでしょう。「慎重に対応」とするのは「富田隆弥の【CHART CLUB】 『8月の陰転、カギ握る米国市場』」。「放れに従う」のが相場のセオリーであり、「もみ合いが長ければ放れも大きくなる」のが経験則と警告しています。相場観特集では日本アジア証券・清水三津雄氏が「下値は1万9000円前後」、三木証券・高橋春樹氏は3月下旬と同様、1ヵ月程度の「調整場面は覚悟しておいた方が良さそう」としています。
調整色の強い展開を予想するコメントが並びましたが、株式投資の世界ではしばしば、こうした場面が後から振り返った際に絶好の拾い場だったとなるもの。買い出動に焦りは禁物ですが、有望株の目星をつけるのに早すぎるということはありません。直近、17年4~6月に過去最高益を更新した銘柄ならどうでしょう。仮に四半期で最高益を更新し、さらに通期でも最高益を予想する銘柄が下押しているのならば、相場の回復局面では大幅な上昇も期待できます。「利益成長“青天井”銘柄リスト【第3弾】 34社選出 <成長株特集>」は今週のアクセスランキング2位。第1弾、第2弾に続き人気を集めました。
好業績銘柄の紹介では、決算集中期間恒例の増収増益銘柄リスト記事、「“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月10日版」、「“好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト <成長株特集> 8月14日版」がランキング入り。また、時価総額1000億円以上の企業を対象に、経常増益率上位銘柄をリストアップした「4-6月期“利益成長株”ベスト30 【大中型株】編 <成長株特集>」もアクセスを伸ばしました。
投資テーマを特集した記事で、圧倒的人気を集めたのは「帰ってきた『インバウンド関連』、爆騰気配の“本命&穴株”総ざらい <うわさの株チャンネル>」。AI関連やフィンテック関連などテック系のテーマがやや食傷気味となる一方、訪日客の増加が続きながらも鳴りを潜めていたインバウンド関連銘柄の復活気配に注目し多くの方に読まれました。「買い需要が期待される、JPX日経400 【新規採用】 31社 <割安株特集>」は、JPX日経400指数に新規採用された銘柄の予想PER、実績PBR、予想ROEを比較したもの。その他のテーマ物の記事では「拡大“オトコ臭ケア市場”、気温上昇とコスメ売上増の方程式 <株探トップ特集>」、「進む医療ICT化、政府本腰で“恩恵銘柄”に関心 <株探トップ特集>」、「ますます増加の『65歳以上』人口、拡大シニア市場の先行者は? <株探トップ特集>」が人気でした。
人気の少額投資シリーズは10万円以下で買える大幅増収増益銘柄を紹介。【東証1部】編 33社、【2部・新興】編 29社ともに多くのアクセスを集めました。「8月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」はランキング上位入り。今月の権利付き最終日は28日で、いよいよ権利取りラストスパート週を迎えます。高利回り銘柄紹介では、東証1部を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (8月10日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 8月16日版」が人気でした。
そのほか連載陣の記事では、「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ いま狙うべきは鋼材・資源・エネルギー関連株」、「【植木靖男の相場展望】 ─ 下げの始まりか、下げの終わりか」がいつもながらのアクセスを集めています。
「明日の好悪材料」は今週も全記事が上位にランクイン。相場環境が悪い中で好材料を発表した場合、株価が反応せずに放置となることはしばしば見られる現象です。こうした銘柄は、後から地合いが回復した時に思い出したように材料が評価される場合があり、目を通しておけば思わぬお宝銘柄を見つけられるかもしれません。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月10日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月14日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月15日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月16日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (8月17日発表分)
【サプライズ決算】は4本全てがランキング入りしています。
★本日の【サプライズ決算】 続報 (8月10日)
★本日の【サプライズ決算】 続報 (8月14日)
★本日の【サプライズ決算】 速報 (8月15日)
★本日の【サプライズ決算】 速報 (8月16日)
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