【特集】利益成長“青天井”銘柄リスト【第1弾】 19社選出 <成長株特集>
サカイ引越 <日足> 「株探」多機能チャートより
本決算月にかかわらず、17年4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している19社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップのサカイ引越センター <9039> は引っ越し業者間の競争緩和を背景に単価が大幅に上昇したうえ、連結子会社の増加が寄与し、4-6月期(第1四半期)の経常利益は四半期ベースの過去最高益を61.3%も上回る52.5億円に急拡大して着地。2位のヒューリック <3003> はビル賃貸収入が増加したうえ、複合商業施設「ギンザシックス」などの売却益が膨らんだことが収益を押し上げた。
3位のIDEC <6652> は41四半期ぶりに四半期最高益を更新。主力の制御用操作スイッチの好調や仏アペム社の買収効果に加え、円安も利益拡大を後押しした。4位のミスミグループ本社 <9962> は中国・アジアでFA部品や金型部品の販売が伸びたほか、通信販売のVONA事業も高成長が続いた。5位の日本バルカー工業 <7995> は先端産業市場向けを中心に主力のシール製品の販売が好調だった。
決算発表の集中期間(8月14日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時ごろ配信しています。こちらも併せてご覧いただき、銘柄選びにご活用ください。
・7月26日版 “好発進”銘柄を追う! 4-6月期【増収増益】リスト 23社選出
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┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高
<9039> サカイ引越 61.3 5252 3256 19.7 9540 7968
<3003> ヒューリック 53.4 20629 13450 10.8 57000 51432
<6652> IDEC 38.6 2148 1550 26.7 5800 4579
<9962> ミスミG 33.1 9959 7485 17.5 31100 26462
<7995> バルカー 27.9 1539 1203 20.6 5000 4147
<3250> ADワークス 23.5 347 281 20.3 900 748
<2772> ゲンキー 20.1 1341 1117 18.6 4850 4089
<6200> インソース 18.7 184 155 25.0 565 452
<2612> かどや製油 14.2 1364 1194 6.7 3600 3375
<7575> 日本ライフL 13.1 2626 2322 19.9 9604 8010
<8806> ダイビル 11.7 3084 2762 3.2 10000 9688
<3053> ペッパー 9.6 629 574 122 2164 973
<2127> 日本M&A 8.1 3631 3360 10.3 10000 9070
<3064> モノタロウ 8.0 2914 2698 22.0 11607 9514
<5344> MARUWA 4.3 1652 1584 9.5 5450 4978
<2464> ブレクスルー 4.1 202 194 17.3 406 346
<4919> ミルボン 4.0 1430 1375 7.8 5100 4733
<4917> マンダム 1.6 4129 4062 3.9 8500 8183
<5857> アサヒHD 1.1 3402 3364 1.5 11300 11130
※ 2016年1月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※アサヒホールディングス <5857> の過去最高益は、16年3月期から採用した国際会計基準(IFRS)以前の日本会計基準による決算を含めた最高益です。
株探ニュース