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【特集】【今週読まれた記事】反転上昇が続々、底値買い“ラッキータイム”もあとわずか?

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は4月15日から21日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週の日経平均株価は6週ぶり反発で1万8600円台を回復。17日から19日まで3連騰、20日は反落したもののわずか1円71銭の下落にすぎず、21日はすかさず切り返し大幅高。“場味”は悪くなく、3月半ばから1ヵ月あまり続いた厳しい相場環境からは一転、長い夜がようやく明けようとしているのかもしれません。19日に配信し大人気を博した「中村潤一の相場スクランブル 『リバウンド前夜の“底値株”投資作戦』」で紹介したルック <8029> やオハラ <5218> が週末に相次いで急騰。前週配信の「究極の逆張り候補『10銘柄』、嵐去りし後“鮮烈リバウンド” <株探トップ特集>」の銘柄も続々と上昇に転じ、「相場スクランブル」が書く「行き過ぎた振り子が戻る時間帯が近づいている」は現実のものとなりつつあるようです。

 東京株式市場が夜明けを迎えつつあるのならば、未だ底値で横ばいを続けている銘柄にも、循環物色が巡ってくるでしょう。13日に〔第1弾〕、16日に〔第2弾〕を配信し大人気となった「円高リスク少ない内需株、【青天井】押し目候補リスト <成長株特集>」は内需セクターを対象に、直近四半期に過去最高益を更新し、かつ通期予想で最高益を見込む銘柄をリストアップ。好業績銘柄が全体相場の軟調に押されて調整した際は、そこが絶好の買い場になることもしばしば。紹介した銘柄の中には今週、上昇に向け再出発したとおぼしき銘柄も散見され、次に動き出す銘柄を見つけられれば思わぬ値幅を得ることが出来るかもしれません。

 「絶好調の18年2月期、【最高益更新】52社一挙公開 <成長株特集>」は決算発表の出そろった2月期決算の最高益企業をリストアップ。全体相場の調整と決算発表がぶつかった場合、良好な決算を発表しても株価が無反応というケースは市場でよく見られる現象です。こういった「見逃された株」は、全体相場が上昇に転じてから思い出したように買いが入り始めるというのが相場の習性。記事は見逃し株を見つける絶好のリストとなっています。同じく2月決算の企業を対象に有望株を紹介した「観測“内需株”押し目買い、『円高』進行で注目の増益株 <株探トップ特集>」も再読の価値ありでしょう。

 さて、前出の「中村潤一の相場スクランブル」では、「弱気相場は好材料で底を入れるのではなく、悪材料に反応しなくなった時が底」という相場の見方を紹介しています。東京市場は今週、18日のNYダウ113ドル安に対し、19日の日経平均が13円高、19日のNYダウ118ドル安に対し20日の日経平均が1円71銭安と、既に米株市場の下落という悪材料に無反応となっていました。この傾向がより強固になっているか確認するのが、「フランス大統領選」となるかもしれません。「接近『フランス大統領選』、3度目“株価大乱”はあるか <株探トップ特集>」は、23日に第1回投票が行われる仏大統領選挙の見通しと、株式市場への影響を分析したもの。昨年行われた英国民投票と米大統領選が事前の予想と正反対の結果となり、マーケットが波乱に見舞われたことは記憶に新しいところ。もし昨年と同じパターンになるのであれば、市場の予想と正反対の結果が出て暴落するが、そこが大底だった――となります。もし選挙結果に株価が反応しないならば、それもまた底入れの証拠。いずれにせよ、北朝鮮を巡る緊張が最大級に高まった前週末が大過なくすぎ、今週の相場が上昇に向かい始めたという事実は重い。そう見るべきなのかもしれません。

 投資テーマを扱った特集では、「トーキョー都心“再開発ラッシュ”で活躍『これから』の期待株は <株探トップ特集>」が人気を集めました。建設資材関連やビル工事周辺銘柄など、再開発の恩恵がこれから回ってくる銘柄を紹介し、多くの方に読まれました。そのほか投資テーマでは、「国策『働き方改革』がIT業界ビッグウェーブを生み出すワケ <株探トップ特集>」、「<話題の焦点>=『働き方改革』で再脚光、人材関連株が飛躍へ」と、「働き方改革」を別の角度から捉えた2記事、前週配信の「マイナンバー連携延期の裏にセキュリティ問題、浮かび上がる関連株 <株探トップ特集>」が今週もアクセスを伸ばしました。

 少額投資シリーズでは、「10万円以下で買える、5期連続最高益『お宝候補』23社選出 <割安株特集>」が大人気となりました。5年以上にわたって最高益を更新という掛け値なしの成長株でありながら10万円以下で投資できる銘柄をリストアップしたもの。最低投資金額は3万円台からで、貯金代わりに毎月1単元づつ買い増したいような銘柄の集まりです。好配当株の特集では「4月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」のほか、東証1部銘柄を対象とした「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (4月14日現在)」、東証全銘柄を対象とした「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 4月20日版」が人気でした。

 相場観特集は【ここは買い場か見送りか、視界不良相場の行方】。東洋証券・大塚竜太氏の見方は「買い場を探るべき場面」。証券ジャパン・大谷正之氏も「修復相場へと進みそう」と、ともに底打ち近しとの見通しです。連載記事では「【杉村富生の短期相場観測】 ─肝要なのは現状を正しく認識すること!」、「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 選別の鍵は『地政学リスク=円高』への抵抗力!」がいずれも大人気だったほか、連載再開2回目の「富田隆弥の【CHART CLUB】 『陰転で需給悪化』」がよく読まれました。

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