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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「反発してもアヤ戻り」

株式評論家 富田隆弥

◆先週の日本株は少し落ち着いた。日足テクニカルが底値を示唆しており、反発局面が少し続いてもおかしくない。ただし、チャートが崩れていることや5月上旬まで続く重要イベントを踏まえると、まだ安心できないだろう。

日経平均株価は1万8500円台を回復した(20日現在)。3月13日の高値1万9656円から4月17日1万8224円まで1ヵ月で7.28%(1432円)も下げ、騰落レシオ69%やRCI-96%(25日線)など日足テクニカルが底値に到達していることから、25日移動平均線のある1万8800円近辺まで戻してもおかしくない。

為替(ドル円)も年初の118.18円から直近108.14円と4ヵ月の円高基調が続き、NYダウ平均も3月1日高値2万1169ドルから直近2万0379ドルまで下げて75日移動平均線に差し掛かり、ともに日足テクニカルは底値を示唆し、いつ反発してもおかしくない状況だ。

◆ただし、日米ともチャートは節目の移動平均線や3月安値を割り込み「陰転」を確認している。ここから好転の兆しを見せるには、日経平均なら少なくとも1万8800円処に降りてくる25日移動平均線の突破を、NYダウなら3月1日高値の更新が必要で、それらを確認するまでは「崩れたあとのアヤ戻り」である。

◆日本では5月の大型連休になるが、このタイミングで高値を打ったケースはこれまでに少なくない。「セルインメイ(株は5月に売れ)」と言われるように、4月新年度入りで買いが入ったあと利食い売りの出やすい時期になる。今年は調整の目立った4月だが、地政学リスクやフランス大統領選、米国のFOMC、雇用統計など目の離せぬイベントが続くほか、チャートの崩れで需給環境が悪化している。チャートが好転の兆しを見せるまで買いを急ぐ必要はないように思われる。

(4月20日 記、毎週土曜日10時に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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