【特集】【今週読まれた記事】「上方修正」特集が大人気、外国人買い復活気配がアクセス伸ばす
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
20日、前日までじわじわと4日続伸で1万7000円の大台回復に迫っていた日経平均株価は236円高と急伸。7月以降続いたもちあい相場の上限を突破しました。売買代金も9月30日以来13日ぶりに2兆円超え。週末はさすがに6日ぶり反落となったものの、終値1万7184円は長く続いたレンジ相場の上方をキープしており、来週以降の上昇軌道復帰に期待がかかるところです。
もちあい相場ブレイクの背後には何があるのでしょうか? 週後半に配信し人気を集めたのは外国人投資家動向を解説した2つの記事。
オイルマネー再上陸を暗示? 不動産株爆上げの真相 <うわさの株チャンネル>
到来“外国人買いの季節”、10月4000億円買い「全情勢」<株探トップ特集>
木曜日配信のため、集計期間の関係でランキングは中位止まりですが、それぞれ別の角度から変化の気配の表れた外国人投資家動向に迫り興味深く読まれたようです。
一方、外国人投資家の日本株への姿勢に変化の気配が表れるより早くそれを予測し、「外国人が売ったあとが絶好の買い場!」と宣言したのは大人気連載の「杉村富生の短期相場観測」。16日配信の記事で、1~9月に外国人投資家が6.2兆円売り越したからこそ現在は「絶好の買いチャンス」と明言し、株式相場の世界での野生の勘のような鋭さを見せつけています。杉村氏が唱えるのは1961年以来の長期金利低下の終焉と債券から株式への潮流の変化。「反騰相場は始まったばかり」の言葉が力強く響きます。
秋のIPOシーズンで有望企業が次々に登場していますが、いよいよ25日の東証1部上場が目前に迫ったJR九州 <9142> を特集した「『JR九州』上場カウントダウン、関連株フィーバーはある? <株探トップ特集>」は多くのアクセスを集めました。昨年の日本郵政 <6178> 、ゆうちょ銀行 <7182> 、かんぽ生命保険 <7181> のいわゆる郵政3社上場前の盛り上がりに比べれば小粒ですが、それでも本州3社以外では初のJRの上場とあり注目度は抜群。JR九州を含めた全体IPO動向について聞いた「急騰株相次ぐ、直近IPO相場の行方は? 高木証券・藤井知明氏に聞く!<直撃Q&A>」と合わせて必見です。
投資テーマを扱った記事では「<話題の焦点>=無電柱化、小池知事が都議会でも意欲みせる」、「<話題の焦点>=自動運転で注目の3D地図関連銘柄」がよく読まれたほか、前週にランキング上位に入った「<話題の焦点>=マネーゲームか、大相場の初動か マグネシウム電池関連株が超絶急動意」は今週も引き続きアクセスを伸ばしました。また、AI関連株を取り上げた人気連載「中村潤一の相場スクランブル」の「恐るべきAI関連、百花繚乱の秋」は大人気となりました。
今週、最もアクセスを集めた記事は「今週の上方修正【大予想】 22社選出 <業績修正特集>」。前年の同時期に上方修正を行っていた銘柄で、かつ第1四半期の中間期計画に対する進捗率が高いものを紹介するという新機軸の記事で大人気となりました。紹介した銘柄の株価の足取りはなかなかのもので要チェックです。
上方修正期待銘柄ではほかに、「低PERの17年3月期“上方修正”期待リスト」の「第2弾 35社選出」が「第1弾」に続いて人気となりました。第1弾は時価総額200億円以上、今週の第2弾では200億円未満の小型株を対象に高進捗率の銘柄をリストアップしています。
20日に配信した人気シリーズの「利益成長“青天井”銘柄リスト」は、今回6-8月期決算を対象に選出。直近の四半期決算で経常利益が過去最高を更新し、さらに通期予想でも過去最高を見込む銘柄を紹介しているのですが、選ばれた銘柄のチャートを眺めると強烈な上昇トレンドを描いているものがいくつもあり、株価はやはり業績こそが基本と改めて思い知らされます。
全体相場が上昇傾向を強めているためか、「割安株特集」を配信する回数は低下傾向。そんななか、「5万円以下で買える『お宝候補 低PER株』23社 <割安株特集>」は異彩の人気となりました。「10万円以下で買える株」は以前にも特集したことがあるのですが、今回は5万円以下。東証は望ましい投資単位の水準を5万円以上としているため、5万円以下の銘柄には株価上昇へ向けた企業価値向上策を取ることが求められるというのがポイントの一つです。また、高配当利回り銘柄を紹介した「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 10月19日版」、「10月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」も人気でした。
そのほかでは定番の相場観特集が(1)、(2)、(3)ともによく読まれたほか、人気連載の「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ ソニー・東芝株高、収益評価に見直し機運!」、「富田隆弥の【CHART CLUB】 『正念場のNY株式市場』」がいつもと変わらぬアクセスを集めています。
株探ニュース