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【特集】【今週読まれた記事】ブレグジットに揺れた1週間

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は6月11日から17日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 「ブレグジット(英国のEU離脱)」が世界の金融市場を揺さぶった1週間。株探へのアクセス状況もそれをよく表したものとなりました。前週末からの展開を時系列で振り返ると、10日に公表された英国の世論調査で、EU離脱派が残留派を上回ったことから、世界の金融市場が一気にリスクオフに傾きます。英ポンドが主要通貨に対して下落、投資家のリスク回避の動きから円が急騰し、週明け13日の東京株式市場は売り一色。東証1部銘柄の97%が下落する全面安となりました。

 この日の株探トップ特集は普段と装いを変え、市場関係者のインタビュー記事を3本立てで緊急配信。「日経平均『582円安』、英EU離脱懸念と株安の行方」は「1」「2」「3」ともページビューを大きく伸ばしました。

 14日火曜日も日経平均は160円安と大幅続落。5日ぶり小反発となった週央15日は「中村潤一の相場スクランブル」の「ソロスVSヘリコプターマネー」が注目を集めました。ブレグジットが引き金となった世界株安連鎖という下向きのトレンドが反転する条件を予想。それは「好材料の出現」ではなく、下げの背景にある「悪材料に対する抗体」であると喝破。EU離脱懸念が呼び起こした「ハイボラティリティ相場」がいつまで続くかについて分析しています。

 16日には「崩落の日経平均『485円安』、外資系“売り攻撃”と反転の日」がアクセス上位に。「ソロスVSヘリコプターマネー」でも触れた今週に入っての「売り仕掛け」の背後を解説。FOMCや日銀金融政策決定会合、そして英国民投票などのイベントを控えた今週は、「投機筋にとっては為替を絡め絶好のチャンス」だったことを解き明かします。その上で、英主要株価指数のFTSE100より日経平均の下落率が大きいという歪みは仕掛け売りによってもたらされたものであり、この歪みが「日経平均の急反騰というかたちで是正される可能性」を示し興味深く読まれたようです。

 そして16日夜、英国でEU残留派の議員が銃撃により亡くなったことで、状況は一変します。異なる意見を暴力により封じることは自由主義国家にとって最も許されざるべきこと。残留派議員が凶弾に倒れたことは国民投票へ影響を及ぼすとの見方が浮上し、英ポンドが反転。NYダウは6日ぶりに反発し、円高も一服。週末の日経平均は一時340円高となりました。マーケットは売り一辺倒の姿勢から変化しつつあります。

 さて、刻一刻と変わる情勢に応じた記事を配信する一方、常日頃と変わらず銘柄紹介記事も連日公開していたのですが、下落基調が反映され、人気を集めた記事には売られすぎ銘柄を探ったものが並びました。最もアクセスを集めたのは「売り込まれた【低PER&低PBR】銘柄 42社選出 6月16日版」。25日移動平均からの下方乖離が10%超に達し、かつPERが10倍、PBRが1倍を下回り、さらに配当利回りが3.5%を上回った銘柄をリストアップしたもの。割安指標をてんこ盛りにした内容で、「陰の極」が近づいていなければお目にかかれないような数字が並んでいます。また、「相場急落でも輝く【高利回り】銘柄リスト20社選出 6月14日版」、「相場急落で、売られた【高ROE】銘柄 38社選出 6月13日版」もアクセスを伸ばしました。

 こうした中、地合い悪の中で上昇トレンドを維持している銘柄をリストアップした「相場低迷でも、【上昇トレンド】堅持、低PER 18社選出 6月15日版」は、今週の人気記事の中では数少ない「順張り派」向けの内容となっています。

 好業績銘柄を特集した記事にもネガティブワードが入り込んでいます。「逆風の1-3月期に【連続最高益】更新リスト 37社選出」、「【大復活】逆風の1-3月期に『最高益』更新リスト 35社選出」の2記事がアクセス上位にランクイン。「逆風」という言葉がポイントになり、現在の相場状況を表したものになっています。とはいえ、環境の悪い中で抵抗力を発揮した銘柄は、相場が反転した後にはその他の銘柄を上回るパフォーマンスを示すという経験則もあります。ここで紹介された銘柄は、時間がたってから注目が高まっていくかもしれません。

 さて、前週末配信の連載陣では、有名個人投資家の投資手法を紹介した北浜流一郎氏の「スーパー投資家の手法に学ぶ」、「リーマン前に似るチャートは何を語る?」で「ここからの崩れ(下値抵抗線割れ)に細心の注意が必要」と警告を発していた富田隆弥氏がアクセスを伸ばしました。

 そして最も注目を集めたのは杉村富生氏の「短期相場観測」。前週公開の「イベント・リスクは避けるのが基本!」は英国民投票などビッグイベントを控えたなか、「イベント・リスクは避けるのが投資の鉄則(セオリー)」と冒頭で断言。今週の相場展開を事前に見通していたかのような内容で、多くの投資家の方々の参考になったのではないでしょうか。

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