市場ニュース

戻る
 

【特集】【今週読まれた記事】「内需・売り長・好業績」特集が人気

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は1月30日から2月5日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 前週末金曜日に黒田バズーカ第3弾のマイナス金利導入で日経平均株価は476円高。円高方向に振れつつあった為替も1ドル=121円後半まで押し戻され、相場はいったん下げ止まったかに見えました。しかし今週に入り日経平均は火曜日からの4連敗で再び1万7000円割れ。為替は1ドル=116円台と金融緩和前の水準に接近し、相場環境は難しい局面にあります。

 こうしたなか株探で人気を集めたのは、下値不安の少ない銘柄や、事業環境が良好で上昇トレンドの崩れていない業界にスポットライトを当てた記事でした。

 「『海外発株安』は怖くない、人材関連“上昇中”」は、為替動向や海外要因の影響を受けにくい人材関連の有望銘柄を紹介した特集です。昨年12月の有効求人倍率は1.27倍と、1991年12月以来24年ぶりの水準に達し、人材業界の収益環境には強い追い風が吹いています。実際、特集中で紹介されているいくつかの銘柄は、今年に入ってからの全体株安など無縁と言わんばかりの力強いチャートを描いています。

 「2番底通過後に備える『売り長&内需&好業績』株リスト」は、信用買い残がピークを超え需給が改善傾向にあることに注目し、今週の下落による2番底形成後に上昇が期待できる売り長銘柄の中から内需の好業績株を紹介したもの。人材関連銘柄の記事と同じく、ここでも海外発の株安要因への抵抗力が強い内需セクターを軸にした銘柄選択を行っています。

 実は、株探では1番底に当たる1月21日の日経平均1万6017円安値翌日の、941円高を受けた特集記事「来たか底打ち大反転? 『売り長&好業績』でGO!!」でも、ほぼ同じコンセプトの記事を提供しているのですが、この時紹介した銘柄のその後の反発力と値持ちを確認していただければ、現在の局面における「好業績」かつ「信用売り長」というファクターの威力がまざまざと浮かび上がってきます。

 そのほかでは、増加する低位株に着目した「財務健全なPBR1倍割れ『低位株』 31社選出」もアクセスを伸ばしました。株価200円以下の銘柄から株主資本比率40%以上、今期配当3円以上でなおかつPBRが1倍未満の銘柄をリストアップ、ベテラン投資家にはお馴染みの銘柄が並んでいます。

 また、2月期決算企業の配当権利取り最終日を今月後半に控え、「2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30」も人気を集めました。

 マイナス金利導入が前週末だったことから、今週のアクセス統計でもマイナス金利導入についての記事は上位に食い込んでいます。マーケットの第一人者による解説と予想はこちら。お見逃しの方は是非お読みください。

  有沢正一氏 【こう読む! 日銀マイナス金利導入】 (1) <相場観特集>
  高橋春樹氏 【こう読む! 日銀マイナス金利導入】 (2) <相場観特集>
  植木靖男氏 【こう読む! 日銀マイナス金利導入】 (3) <相場観特集>

 なお、マイナス金利導入で連日安値を更新しているメガバンクについては、「欧州大手証券、マイナス金利導入もメガバンクの収益影響は相対的に小さいと解説」もよく読まれました。

 さて、最後にご紹介するのは相場の行方に対して辛口の意見を示した記事2本。

 「中村潤一の相場スクランブル 『アベノミクス相場終焉で狙うべき株』」は先週半ばの公開から既に10日が経ちましたが、未だにアクセスを集め続けています。長期トレンド転換の可能性と今後に採るべき戦略を示し、危機察知能力に長けた投資家の皆様の支持を得ているようです。

 「富田隆弥の【CHART CLUB】 『2月、3月、まだ安心できず』」は、個人投資家が資産を守る上で大切なものの見方と、日経平均やNYダウの、ある恐るべき類似について述べたもの。その内容については記事でご確認ください。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均