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【材料】欧州大手証券、マイナス金利導入もメガバンクの収益影響は相対的に小さいと解説

 クレディ・スイス証券の銀行セクターのリポートでは、日銀が同行当座預金金利にマイナス0.1%を導入することを決定した事を受け、市場はマイナス金利導入というヘッドラインに反応した形となったものの、実際の影響はメガバンクとその他で大きく分かれると指摘。

 メガバンクは、短期金利をベースとするスプレッド貸しの割合が高く、一定の貸出スプレッドを確保できる可能性が高いことや国債・国内債のデュレーションが短く、金利低下の影響を受けにくいこと、海外への事業展開が進んでいることから、収益に与える影響は相対的に小さいと解説。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>と三井住友フィナンシャルグループ<8316>の「アウトパフォーム」を継続して、市場金利低下の影響を受けにくい消費者ローンをビジネスモデルの中心とするスルガ銀行<8358>も、「市場が冷静になる中でリバウンドが速い可能性がある」と予想している。
《MK》

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