全世界株式インデックスファンドに投資するならどれがおすすめ?この6本から選べばOK!

更新日
PR
当サイトは複数企業と提携して情報発信しており、記事で紹介した商品・サービスの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。 ただしランキングやサービスの内容は報酬の有無に関係なく、中立的な評価を行います。 なお、当サイトで得た報酬はユーザ皆さまの役に立つ有益なコンテンツ制作や情報の品質向上等に還元いたします。

これから投資を始めてみようと考えている方におすすめなのが全世界株式インデックスファンドです。

ただし、全世界株式インデックスファンドの本数は多く、「どれを選んだらいいのか分からない‥‥」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、全世界株式インデックスファンドの概要や選び方を解説したうえで、おすすめの全世界株式インデックスファンドを6本紹介させていただきます。

全世界株式インデックスファンドに投資をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。

コンテンツの編集者

株探広告編集局 証券チーム

企画担当者1名、コンテンツ制作・編集者2名で作成。【保有資格】FP2級 / AFP
現役投資家と元証券マンが資産運用に役立つコンテンツを分かりやすく発信!
実際に10以上の証券口座を開設した上で、各証券会社のメリット・デメリットを比較して記事を作成しています。

※当コンテンツは「株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド」が監修しております。詳しいコンテンツポリシーはこちらに記載しています。

【全世界株式指数】MSCIとFTSEの違い

【全世界株式指数】MSCIとFTSEの違い

一口に全世界株式インデックスファンドと言っても、連動する指数によって中身は若干異なります。

全世界株式に連動する代表的な指数を2つ紹介させていただきますので、簡単に違いを押さえておきましょう!

  • ・MSCI All Country World Index
  • ・FTSE Global All Cap Index

MSCI All Country World Index(以下「MSCI ACWI」と表記)は、米国のMSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が公表している世界の株式を対象とした時価総額加重平均型の株価指数です。

FTSE Global All Cap Index(以下「FTSE GACI」と表記)は、英FTSE社が公表している大型株、中型株、小型株を網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。

「MSCI ACWI」と「FTSE GACI」の違いを簡単に表にまとめたものがこちら。

MSCI ACWI FTSE GACI
算出会社 MSCI(米) FTSE(英)
投資対象 大型・中型 大型・中型・小型
構成銘柄数 約3,000 約9,000

「MSCI ACWI」と「FTSE GACI」はどちらも全世界の株式を幅広く対象に含んでいますが、最大の違いは小型株を含んでいるかどうかです。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

運用成績はそこまで変わりませんが、全世界の株式に投資する際に小型株まで含めるかどうかで判断すると良いです!

memo
ちなみに「MSCI ACWI」は全世界の株式に投資をするにあたって日本も含めたもの日本を除いたものの2種類が存在します。

全世界株式インデックスファンドの選び方

全世界株式インデックスファンドの選び方

上記で紹介した「MSCI ACWI」や「FTSE GACI」といった全世界の株式に連動するインデックスファンドはたくさんあります。

ここでは数ある全世界株式インデックスファンドの中からより優れた商品の選び方を紹介させていただきます。

全世界株式インデックスファンドの選び方のポイントは以下の3つです。

  • ・対象指数の選定
  • ・信託報酬が低いものを選ぶ
  • ・純資産総額の大きさを確認する

まずは先ほど紹介した全世界株式の代表的な指数「MSCI ACWI」と「FTSE GACI」のどちらに連動する成果を目指したいかを決めましょう。

・主要な大型株や中型株に投資できれば十分→「MSCI ACWI」
・小型株まで含めてより幅広く分散投資がしたい→「FTSE GACI」

対象の指数が決まったら、次は同じ指数に連動するインデックスファンドの中で信託報酬が低い投資信託を探しましょう。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

同じ指数に連動するインデックスファンドは中身が変わらないので、よりコストが低い商品を選ぶことが重要です!

信託報酬が低い全世界株式インデックスファンドが選べたら、最後にそのファンドの純資産総額を確認しておきましょう。

純資産総額は大きくなるほど投信の経費率が抑えられるため、将来的に信託報酬が引き下がる可能性があります。

また、あまりに純資産総額が小さすぎるファンドだと繰上償還してしまう可能性がありますのでご注意ください。

繰上償還
投資家の換金などによりファンドの規模が一定の水準を下回ることで運用会社が効率的な運用ができないと判断した場合などに、当初予定していた期限を繰り上げて償還すること。
株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

純資産総額の目安としては30億円以上のファンドを選んでおきましょう!

おすすめの全世界株式インデックスファンドを6本紹介

おすすめの全世界株式インデックスファンドを6本紹介

上記で全世界株式インデックスファンドの選び方をお伝えさせていただきましたが、具体的におすすめの銘柄を知りたい方もいらっしゃると思います。

ということで、おすすめの全世界株式インデックスファンドを6本紹介させていただきます。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) MSCI ACWI 5兆9170億円 0.0578% 対応

2025/6/3時点

MSCI ACWIに連動する全世界株式インデックスファンドの中でも信託報酬が低く、純資産総額が大きいのが「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」です。

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」1本で、日本を含んだ先進国23ヶ国と新興国24ヵ国の計47ヵ国に分散投資することができます。

連動指数のMSCI ACWIは時価総額加重平均型の株価指数ですので、米国の株式が約6割を占めています。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」で2019年から5年連続で1位に輝いており、多くの個人投資家に愛用されていますよ!

関連記事
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けているファンドです。
詳しい内容が知りたい方は「eMAXIS Slimとは?初心者におすすめの投資信託シリーズ全13種類を徹底比較!」をご覧ください。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) MSCI ACWI(除く日本) 6725億1900万円 0.0578% 対応

2025/6/3時点

「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」は日本を除いた全世界の株式に分散投資ができる商品です。

上記で紹介した「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」より日本を投資対象から外しているファンドだとご理解ください。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

世界に幅広く分散投資がしたいけれど、既に日本株や国内の指標に連動するインデックスファンドを持っているという方はぜひご活用ください。

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 230億3400万円 0.0578% 対応

2025/6/3時点

「eMAXIS Slim全世界(3地域均等型)」は日本と先進国、新興国の株式をそれぞれ均等の割合(33.3%ずつ)で分散投資ができる商品です。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

日本国内、先進国、新興国のバランスを重視して全世界の株式に分散投資をしたい方におすすめです!

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
SBI・全世界株式インデックスファンド FTSE GACI 2525億8300万円 0.0682% 対応

2025/6/3時点

「SBI・全世界株式インデックスファンド」はFTSE GACIに連動する投資成果を目指した投資信託です。

以下の3つのETFを組み合わせて小型株を含めた全世界の株式に分散投資ができる設計となっています。

  • ・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
  • ・SPDR ポートフォリオ・ディベロップ・ワールド(除く米国)ETF
  • ・SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツETF
株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

小型株まで含めてより幅広く全世界の株式に分散投資がしたいという方におすすめ!

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
楽天・全世界株式インデックス・ファンド FTSE GACI 5685億3700万円 0.132% 対応

2025/6/3時点

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」はFTSE GACIに連動する投資成果を目指した投資信託です。

先ほど紹介した「SBI・全世界株式インデックスファンド」と類似した商品ですが、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」はバンガード社の3つのETFで構成されています。

  • ・バンガード・トータル・ストック・ワールドETF
  • ・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
  • ・バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF
株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「SBI・全世界株式インデックスファンド」は構成されているETFの内容が若干異なりますが、運用成績はほとんど変わらないのでお好きな方をお選びください!

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

ファンド名 連動指数 純資産総額 信託報酬 つみたて投資枠
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド FTSE GACI 514億1300万円 0.0638% 対応

2025/6/3時点

「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」は2022年1月31日に設定された低コストのインデックスファンドです。

世界最大級の運用会社であるバンガード社によって運用されるETFを投資対象としている点に大きな特徴があり、FTSE GACIに連動する投資成果を目指して運用を行っています。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)100%で構成されているので、中身も非常にシンプルですし、よりベンチマークに近い運用成績が期待できます。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」はSBI証券でしか販売されていない点にご注意ください。

詳細記事
SBI・Vシリーズの詳しい内容が知りたい方は「【超低コスト】SBI・Vシリーズはどれがおすすめ?全4ファンドを徹底比較!」をご覧ください。

全世界株式インデックスファンドに投資するならこの証券会社がおすすめ

これから全世界株式インデックスファンドを購入しようと考えているのであれば、ネット証券を活用することをおすすめします。
参考:証券会社の口座比較ランキング|おすすめのネット証券は?

証券会社 SBI証券SBI証券 楽天証券楽天証券 マネックス証券マネックス証券 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)三菱UFJ eスマート証券 松井証券松井証券
投資信託
取扱本数
2,604 2,572 1,818 1,858 1,899
つみたて投資枠
取扱本数
271 267 264 253 266
クレカ積立 対応
三井住友カード
対応
楽天カード
対応
マネックスカード
dカード
対応
au PAYカード
対応
JCBカード
クレカ積立
ポイント還元率
0.5~3.0% 0.5~2.0% 0.2%~1.1% 0.5~3.0% 0.5~1.0%
投信保有時
ポイント還元率
(年率)*
0.042% 0.0175% 0.005%
詳細 SBI証券
≫詳しく見る
楽天証券
≫詳しく見る
マネックス証券
≫詳しく見る
三菱UFJ eスマート証券
≫詳しく見る
松井証券
≫詳しく見る

*ポイント還元率はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資を行った場合で算出【2025/6/2時点】

ここでは数あるネット証券の中でもおすすめのネット証券を2社紹介させていただきます。

SBI証券

これから証券口座を開設して全世界株式インデックスファンドに投資をされるのであれば、ネット証券最大手のSBI証券がおすすめです。

SBI証券は主要ネット証券で最多の2,604本の投資信託を取り扱っており、その他の取り扱い金融商品も非常に充実しています。

特に投資信託に関連するサービスとしては

  • ・クレカ積立
  • ・投信マイレージサービス

が非常に充実しているため、これから投資信託メインで証券口座を開設するならSBI証券の活用を推奨します。

クレカ積立とは、対象の三井住友カードで投資信託を積み立てることができ、投資信託の積立時に0.5%~3.0%*のポイントが貯まる非常にお得なサービスです。(参照:SBI証券のクレカ積立

*ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

投信マイレージサービスは投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが貯まるサービスです。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

クレカ積立ではVポイント、投信マイレージサービスではVポイント、Pontaポイント、dポイントが貯まります!

\総合力&取引シェアNo.1!/

楽天証券

日頃から楽天のサービスをよく利用している方は楽天証券がおすすめです。

楽天証券は2,572本の投資信託を取り扱っており、SBI証券と肩を並べるくらい取り扱い金融商品が充実しています。

楽天証券にも投資信託で資産形成を行うにあたってポイントが貯まる以下の2つのサービスが用意されています。

  • ・クレカ積立
  • ・投資信託資産形成ポイント

本記事で紹介した全世界株式インデックスファンドを楽天カードで積立する場合0.5%のポイントが貯まります。(参照:楽天証券のクレカ積立)

また、楽天証券には毎月月末時点の投資信託の残高がはじめて一定の金額に到達した場合に楽天ポイントが進呈される投資信託資産形成ポイントというサービスがあります。

株探広告編集局
株探広告編集局
編集者

ポイントの還元率という観点ではSBI証券に軍配が上がりますが、日頃から楽天ポイントを貯めている人ならかなり相性がいい証券会社です!

\楽天ポイントで株が買える&貯まる!/

全世界株式インデックスファンドに関するQ&A

Q

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」と「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の違いは?

A

両ファンドの違いは「投資対象」「信託報酬」「販売会社」の3つです。

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」はVTI(60%)、SPDW(30%)、SPEM(10%)の3つのETFで構成されているのに対し、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」はVTだけ(100%)で構成されています。

結果的に複数のETFを組み入れて実質コストを抑えているのが「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」(0.1102% )となっています。
*「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の実質コストは0.1438%です。

また、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は主要ネット証券をはじめ、様々な証券会社で購入することが可能ですが、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」はSBI証券のみでの取り扱いとなっています。

Q

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の違いは?

A

両ファンドの違いは「投資対象」「信託報酬」「販売会社」の3つです

どちらのファンドもVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)をメインに構成されていますが、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」はVTのほかにVTIやVXUSといったETFが複数組み入れられています。

その結果、運用コストにも差が生じており、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は0.202%、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」は0.1438%の実質的なコストがかかります。

また、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は主要ネット証券をはじめ、様々な証券会社で購入することが可能ですが、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」はSBI証券のみでしか購入することができません。

Q

本記事で紹介されている6本の全世界株式インデックスファンドはつみたて投資枠でも購入できますか?

A

本記事で紹介させていただいた全世界株式インデックスファンドは全てつみたて投資枠の対象となっています。

つみたて投資枠を詳しく知りたい方は新NISAおすすめ銘柄・証券会社ランキング!をご参照ください。

Q

本記事で紹介されている6本の全世界株式インデックスファンドはiDeCoでも購入できますか?

A

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
・eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
・SBI・全世界株式インデックスファンド
・SBI・全世界株式インデックスファンド
iDeCoで購入することが可能です。

ただし、現時点ではSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドはiDeCoでは購入することができません。

Q

全世界株式以外におすすめのインデックスファンドはありますか?

A

全世界株式インデックスファンドは低コストで全世界に幅広く分散投資ができる商品なので、投資初心者の方にも非常におすすめです。

とはいえ、全世界株式インデックスファンドのほかにもどのような商品があるのか気にある方もいらっしゃると思います。

全世界株式インデックスファンド以外におすすめの投資信託が知りたい方は「投資信託おすすめ銘柄・証券会社ランキング」や「米国株の投資信託(インデックスファンド)おすすめ8選!【指数ごとに紹介】」をご参照ください。

投資の知識記事一覧

運営者情報
「株探広告編集局」はネット証券会社の手数料やNISA/つみたてNISAサービス、取扱銘柄数、ツールやアプリなど実際に口座開設をして調査を行い、ユーザーからの口コミや評価を基にした証券会社の比較・ランキングの作成と、当メディアの各記事の執筆を担当しています