【特集】【今週読まれた記事】突っ込み場面で安値ゲットを成功させるには? 好業績予想銘柄が人気
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
前週、トランプ米大統領の政権運営に対する疑念をきっかけにNYダウが急落。ドル安・円高が進み日経平均株価も一時1万9000円割れまで下落しました。相場の流れは変わったのでしょうか? 週初の相場観特集は「陥落1万9000円、“撤退”か“押し目”か決断の時」。雨宮京子氏が述べた言葉は「足もとの値動きは、注意を要する段階に入った」。果たして今週の東京市場は、木曜日まで、いや、金曜日の前場までは安値圏に戻ったとはいえもちあい継続かと思わせながら、金曜後場に見切り売りが相次ぎ3週続落で1万9000円を大きく割り込んで取引を終了しました。
心配な形で2016年度を終えた東京市場の、週明けからの新年度相場の展開はどうなるのでしょう。相場観特集で見通しを聞いた経済ジャーナリスト・雨宮京子氏、Argo Navis・清水洋介氏、三木証券・高橋春樹氏の見立ては、奇しくも日経平均の下値メド1万8500円で一致。清水氏は日経平均の2万円回復について、「4月下旬から本格化する3月決算企業の決算発表などの内容を確認する必要がある」としています。より強い警鐘を鳴らすのは「【植木靖男の相場展望】 ─ 米国長期金利、株価に細心の注意」。3月21日の大幅下落を、「16年6月安値を起点とする今回の上昇相場が終わりを告げたことを確認するもの」と指摘。ワーストシナリオを考察しています。
にわかに不穏な気配が垂れ込めてきた春の東京市場で、どう行動すべきか? 2つの方策を示し、「市場が悲観的になり、多くの銘柄が大きく下げたら買い向かう」ことを薦めたのは「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ スロー投資で勝利の時を待つ!」。「総悲観は買い」は株式市場に古くから伝わる格言。思えば2016年は、英EU離脱とトランプ当選の2度のショック安で多くの銘柄が大きく下落する場面がありましたが、その後にどうなったかは言うまでもありません。
それではどんな銘柄を拾っていけばいいか。一つは、既に今期業績予想を発表した12月期決算の最高益予想銘柄ということになるでしょう。「好業績相次ぐ、17年12月期【最高益】銘柄リスト 35社選出 <成長株特集>」で紹介した銘柄には値持ちの良いものが多く、好業績予想が株価の下支えになっていることが見て取れます。来期業績に焦点を当て、今週のアクセス1位となった「最強選抜『10銘柄』再び、“4月高”待つ『業績躍進』候補株 <株探トップ特集>」も同じく有望銘柄の宝庫と言えるでしょう。「【大復活】四半期“最高益”更新リスト」の〔第1弾〕、〔第2弾〕も人気でした。
3月配当銘柄も案外、拾い場かもしれません。配当落ち日と全体相場の下落を同時に迎えたことで、高配当株の多くが大きく値を下げています。しかし、来期にも今期と同水準の配当、あるいは増配が期待できる銘柄であれば、こうした状況は高配当利回りでの仕込みが可能な場面となります。
まだ間に合う、3月配当【高利回り】ベスト30 「東証1部」編 <割安株特集>
まだ間に合う、3月配当【高利回り】ベスト30 「2部・新興」編 <割安株特集>
3万円以下で買える、3月期末配当取り「お宝候補」 26社選出 <割安株特集>
配当実施月を問わずに高配当株を紹介した「【高配当利回り株】ベスト50 <割安株特集> (3月24日現在)」、「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 3月29日版」も人気でした。高配当利回り株は下値抵抗力が強く、その点でも先行き懸念がある状況では、魅力的な物色対象となるでしょう。
「東芝 “真実の価値”、『筆頭株主』旧村上系ファンドが狙うモノ <株探トップ特集>」は先週、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが東芝 <6502> の大株主に登場した背景を探りアクセスを集めました。投資対象としてはともかく、東芝の行方は市場の内外で注目されており、エフィッシモの東芝株取得についても興味深く読まれたようです。
投資テーマの記事では、「より強く大きく―勝ち組セクター『ドラッグストア』の“勝ち組”株は <株探トップ特集>」が人気でした。ドラッグストア関連株については「有賀泰夫の有望株リサーチ」でも注目銘柄にウエルシアホールディングス <3141> が取り上げられており、徐々に脚光が当たり始めているのかもしれません。投資テーマ記事ではそのほか、前週配信の「急浮上“5G関連株”、トヨタ・NTT大連合が導く未来 <うわさの株チャンネル>」が引き続きよく読まれました。
株探ニュース