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【特集】【今週読まれた記事】1Q好決算リストアップが連日の人気

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月23日から29日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 11日から21日まで8営業日で日経平均株価が1703円上昇した東京株式市場ですが、今週は金曜昼に発表の日銀金融政策の決定会合を前に一服商状。事前の予想では追加緩和実施の見方が多数派でしたが、見送りや期待外れの緩和内容による失望売りを恐れる声も大きく、マーケットはピリピリした雰囲気に包まれたまま一進一退を続けました。株探でもこの空気を伝える記事が人気化。特に、火曜日に配信した「日経平均『1000円安も』、検証・日銀緩和が見送られた時」は、市場の一部で危惧された緩和見送りや失望の際の市場の動きを予想し多くのアクセスを集めました。

 金曜後場に日銀の声明が発表された直後のマーケットは大波乱となり、日経平均は乱高下。12時44分から13時30分の間に数百円単位の上下動を何度も繰り返し、結局92円高で引けました。一方で為替は一時1ドル=102円台まで円高が進行。発表後に市場関係者を取材した「日銀“小出し緩和”で大波乱、来週以降の展開は?」では、緩和は「期待した内容に達していない」との声を伝えています。

 しかし、期待外れとの見方にもかかわらず、日経平均は反発。それも、為替が円高に振れたにもかかわらず。こうした一般則とは異なる動きが観測されるときは、何かが変わりつつある時。今週人気を集めた記事のいくつかが、変化の気配を伝えています。「日本株『大復活』予兆か――外国人・参院選後“1兆円買い”の意味」は参議院選後の外国人投資家の「ドテン買い」の背景を探ったもの。「杉村富生の短期相場観測」も「出遅れが著しい日本市場! なぜッ?」で外国人投資家が「買いポジションを構築しつつある」と指摘しています。

 25日の相場観特集で聞かれたのは、第1四半期の業績悪化は既に織り込み済みとの声。「輸出株を中心に厳しい数字もしくは見通しとなる点について株式市場はある程度織り込んでおり、その点ガイダンスリスクは限定的」(第一生命経済研究所・桂畑誠治氏)、「追加緩和がない場合でも押し目を買うべき環境」(光世証券・小川英幸氏)、「円高を嫌気して株価が下押す場面があれば買い場」(東洋証券・檜和田浩昭氏)といった指摘が相次ぎました。識者の声からは、業績悪化懸念の織り込みや外国人売りによる下げ相場が終わり、マーケットが次のトレンドを探している“予兆”が確かにうかがえるようです。

 それでは実際のところ、4-6月期の業績はどのような内容となっているのでしょうか。「逆風の4-6月期に【増収増益】銘柄リスト」はその日に決算を発表した大量の銘柄の中から増収増益となった銘柄をリストアップして紹介。15社を選定した「7月27日版」、41社を選定した「7月28日版」がともに人気となりました。こちらのシリーズは決算集中期間中、毎日配信の予定です。

 また、4-6月期に好業績が期待できる銘柄を先回りした「決算先取り、4-6月期【大幅増益】期待リスト」もアクセスを伸ばしました。「第1弾」では40社、「第2弾」では42社をピックアップ。決算発表をこれからに控えた銘柄もまだまだ多く、先回りを目指すなら必見です。

 さて、前週の相場を盛り上げたポケモンGO関連株の人気は、22日の引け後に任天堂 <7974> が「連結業績への影響は限定的」と発表したことでいったんは沈静化。とはいえ、任天堂の目標株価に4万5500円を打ち出す外資系証券もあり、時間を置いてどこかでもうひと相場あるかもしれません。

 休養充分のバイオテクノロジー関連株へ再注目し人気となったのは「中村潤一の相場スクランブル」。「バイオ関連で“10倍”銘柄を探す旅」は「『売り物が枯れた場面が買い場』という相場のメカニズム」からバイオ関連に注目したものですが、この仕組みは市場全体に共通するもの。春先に人気化したバイオ関連に再び出番が回ってくるように、ポケモン関連にも再注目の日が訪れるでしょう。「爆騰!ポケモノミクス相場、上昇第二幕入り <うわさの株チャンネル>」は市場での人気化の様子を伝えた前週の記事ですが、再度の人気化があった際には参考になるかもしれません。

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