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【特集】【今週読まれた記事】波乱相場が“絶好の買い場”に変貌

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2月1日から7日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週の日経平均株価は前週比622円高の2万3827円。新型肺炎の拡大懸念で先週下げた分を全値戻しする上げ幅となりました。6日には一時、前日比675円高と2万4000円回復まであと5円まで迫っています。新型肺炎問題が終息したわけでもない今週、なぜ相場が上昇したのでしょうか。

 6日の「明日の株式相場戦略=米中雪解けか、内需系材料株が本領発揮へ」では、中国による対米関税引き下げの報が米中対立の雪解けを期待させ「少なくともきょうの東京市場には南からの突風が吹きつけたに等しいインパクト」となり、更にトヨタ自動車 <7203> の決算発表にタイミング良く重なったことなどを解説。この記事は多くのアクセスを集め、アクセスランキングの上位入りとなりました。

 もちろん新型肺炎の感染拡大はリスク要因として残っており、経済への悪影響はこれから表面化する問題です。しかし、今週の<相場観特集>で見通しを伺った東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏は「これが株式市場の大勢トレンドを下向きに転換させるようなことはない」と指摘。同氏が見据えるのはあくまで国内企業の決算発表による「1~3月の底入れ観測」であり、「(新型肺炎の影響で)後にずれ込んでも業績は回復方向に向かっているとの認識があれば、株は買える」と語っています。

 大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 転機となるか緊急事態宣言、売られ過ぎ好実態株に注目!」の北浜氏は、「やがては市場の一方的な下落は止まり、売られ過ぎた銘柄は買い戻されると見てよい」と、「新型肺炎の蔓延とは関係性が低いにも関わらず売られてしまった銘柄」をピックアップして今週も大人気となりました。

 そのほか、たった2社の外資系企業の大阪取引所先物市場における売買シェアが5割近くになっている現状を指摘した「【杉村富生の短期相場観測】 ─ 外資系2社の先物売買に振り回される日本市場!」など、相場コラムは今週も多くの方に読まれています。

  【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─新型肺炎パニックに揺らぐ株式市場だが、正常化に向かう兆しも
  武者陵司 「新型コロナウイルス問題をどう見るか」
  富田隆弥の【CHART CLUB】 「陰転懸念、好機を待つ」

  田部井美彦氏【新型肺炎感染拡大、相場の先高観は消えたか】(1) <相場観特集>
  大塚竜太氏【新型肺炎感染拡大、相場の先高観は消えたか】(2) <相場観特集>


 今週、アクセスランキングのトップを獲得したのは「波乱相場が生む好機、安値買いチャンス『ここぞの10銘柄』リスト <株探トップ特集>」。1月31日にNYダウが600ドルの下げを記録し、週明けの東京市場も一時400円安となった2月3日に配信したこの特集は、新型肺炎リスクで調整局面のなか「ここは全体にツレ安した好実態株をディスカウントされた値段で拾う好機と捉えるべき」として業績拡大傾向にある有望株を10銘柄紹介。この日を境に全体相場は反発しており、もしこのまま新型肺炎問題が終息すれば、今回の波乱では“絶好の買い場”であった可能性のある絶妙のタイミングで配信されたこともあり、ダントツのアクセスで首位に輝きました。

 3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化していますが、上記「ここぞの10銘柄」では1月31日までに発表された711社中、半数を超える企業で10-12月期経常利益がマイナスとなったことに触れています。そうした厳しい環境下、好業績を残している企業には必然的に注目が集まります。「今週の上方修正【大予想】 35社選出 <成長株特集>」は、上期の通期予想に対する進捗率などから業績を“上方修正”する可能性が高い銘柄を35社選出。多くの方に読まれトップ10入りとなりました。

 また、株探では決算発表の集中期間中、増収増益を発表した「来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集>」を毎日配信しています。7日には454社に上った決算発表をすべて確認するのは非常に困難ですが、このリストを活用すれば大きな時短となります。

  来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 1月31日版
  来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月3日版
  来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月4日版
  来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月5日版
  来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 2月6日版

 更に、通常配信している【サプライズ決算】を16時に<速報>、18時に<続報>の2本体制で配信。また、株探プレミアム会員向けには『サプライズ決算』を“超速報”として、15時15分と15時40分に配信しています。引け後の材料をまとめてチェックできる看板記事「明日の好悪材料」と共にぜひ投資にお役立てください。

  ★本日の【サプライズ決算】続報 (01月31日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月03日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月04日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月05日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (02月06日)

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月31日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月3日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月4日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月5日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月6日発表分)

 スクリーニング記事では、「2月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」も人気となりました。定番人気の「お宝候補」なども併せてチェックをお願い致します。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 2月5日版
  10万円以下で買える、3期連続増益&低PBR「お宝候補」17社【東証1部】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、3期連続増益&低PBR「お宝候補」14社 【2部・新興】編 <割安株特集>


 投資テーマ関連では、ハイテク企業や自動車メーカーがしのぎを削って開発を進める“自動運転車”の現在を特集した「5G×自動運転が織りなす究極のステージ、有望株・徹底探索 <株探トップ特集>」がランキングトップ5入りとなりました。5Gの商用化やIoT、人工知能(AI)といった関連テーマの技術進展によって自動運転車の開発・市場形成も加速しています。“自動運転元年”といわれる2020年、確実に押さえておくべき記事といえます。

 そのほか以下の記事もよく読まれています。「思惑買いで急騰銘柄相次ぐ、市場を賑わす『新型肺炎』対策関連・大検証 <株探トップ特集>」は2週連続、しかも上位ランクインとなりました。まだまだ新型肺炎関連への注目度は高いようです。

  株高へ起動! IT新時代の教育改革「小学校プログラミング必修化」で騰がる株 <株探トップ特集>
  J-REITの逆行高相場は続くか、リスク回避先として人気再燃 <株探トップ特集>
  “働き方改革”陰の立役者、風雲に乗る「SaaS精鋭株」セレクション <株探トップ特集>


 先週末に配信した「株探」の世界を隈なく探索するための実践ガイド第13回「ゼロから始める『株探』の歩き方 ― (13)いち早く急騰・急落株の材料をキャッチして飛び乗ろう!」は今週も多くのアクセスを集め、トップ10まであと一歩まで迫っています。たくさんの図を使ってわかりやすく解説した人気シリーズも、もう13回。この連載を読めば初心者の方もすぐに「株探」を使いこなせるようになります。お見逃しなく。


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 その日一日の株式市場を総括し、翌日の戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。冒頭で紹介したように、その日市場で起こったことを知るのにとても役立ちます。今週配信した記事は以下の通りです。

  明日の株式相場戦略=資金シフト、好業績+テーマ性がカギ握る
  明日の株式相場戦略=「新型肺炎リスク」と「過剰流動性」の戦い
  明日の株式相場戦略=構造的好況業種のICT関連に照準
  明日の株式相場戦略=米中雪解けか、内需系材料株が本領発揮へ
  来週の株式相場戦略=高値圏で一進一退も、新型肺炎の影響を依然注視

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