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【特集】“イマドキ男子”に大人気! 「漫画&アニメ」「ゲーム」関連・特選8銘柄 <株探トップ特集>

イマドキ男子はお金をアニメやゲームに使うケースが多いというデータが明らかとなっている。株式市場でも好調なアニメやゲーム関連株に改めてスポットライトが当たる可能性がある。

―日本のアニメは2兆円産業、若者のお金と時間を吸い込む有望分野に投資のチャンス―

 「アニメ市場」が好調だ。アニメや同人誌、プラモデル、フィギュアなどメディアミックス展開が奏功しており、人気ゲームからアニメに発展するケースも多い。異例の大ヒットとなっている「週刊少年ジャンプ」連載中の「鬼滅の刃」も、アニメ放映で人気に火が付き、放送終了後に、原作漫画の売り上げが急増している。この人気は衰える様子はなく、関連商品やコラボ商品を販売する企業が続出しているほか、今年は映画化も予定されている。そんななか、「イマドキ男子」はおカネをアニメやゲームに使っており、同関連株への株式市場での注目度は一段と高まりそうだ。

 ■アニメ産業は世界的な人気背景に海外市場開拓

 昨年話題となった新海誠監督のアニメーション映画「天気の子」は、興行収入で140億円を超えており、洋邦画合わせた年間総合ランキングでも1位を獲得している。米国では今年の1月15日から公開されたが、25日までの10日間で興行収入が約7億2000万円を記録している。

 なお、日本動画協会による調査では、2018年の日本アニメ産業の市場規模は3年連続で2兆円を突破した。世界的なアニメ人気を背景に海外市場が伸びており、動画配信事業も急拡大している。以前には、政府主導による「クールジャパン戦略」においてアニメ関連が動意をみせた経緯があったが、その時は一時的なブームといった状況だった。しかしながら、アニメ市場は着実に成長しており、成長産業の一つとして注目しておく必要があるだろう。

 ■男子大学生は「旅行」に続き「漫画・アニメ」にお金を投入

 SHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)が運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)」が一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の大学生を対象に実施した「イマドキ男子の実態調査―大学生の男女比較―」によると、男子のお金をかけていることの1位は「旅行」だが、2位が「漫画・アニメ」、3位は「TVゲーム・ スマホゲーム」だった。また、時間をかけていることでは、1位は「動画鑑賞」、2位が「TVゲーム・スマホゲーム」、3位が「漫画・アニメ」といった結果となっている。男子大学生は、漫画・アニメや ゲームにお金や時間をかけていることが分かる。

 ちなみに、ファッションに対する意識としては、好きなファッションブランドは男女ともに「特になし」が1位。2位は男性が「UNIQLO」、3位が「GU」。女性も2位が「GU」、4位に「UNIQLO」とファーストリテイリング <9983> のブランドが根強い人気を誇っている。

 いまや「オタク」とも言われていた「アニメ市場」は市場規模が2兆円を超すところまで成長しており、米Netflix(ネットフリックス)やアマゾン・ドット・コムに代表される配信プラットフォームの増加により、日本アニメが全世界に配信され、海外のファンを魅了することで更にアニメ市場の成長が加速することも期待されよう。

 アニメ・漫画、ゲーム、動画鑑賞といったカテゴリーのなかで関連銘柄を探りたい。

●Link-U <4446> [東証M]は、取引先のニーズに合わせてサービスごとに自社で設計したオリジナルサーバーを開発し、iOS/Android/web各プラットフォームにおいて、アプリケーションなどを提供。「電子書籍」や「動画配信」の分野において実績と強みを持っており、小学館と連携して業界初の課金ベース型マンガアプリとして「マンガワン」を展開。集英社と連携している「ゼブラック(ZEBRACK)」では、集英社の人気コミックス、ライトノベル、デジタル写真集を配信している。配信から23時間後には無料で「鬼滅の刃」も読める。

●ビーグリー <3981> は電子コミック配信サービス「まんが王国」が主力。オリジナルコンテンツの配信や独占先行配信作品を含んだオリジナルレーベルの配信など、コンテンツを拡充している。無料マンガアプリ「コミックevery」では、基本無料で読める作品数を1100作品、3万話以上にまで拡大している。

●オルトプラス <3672> はソーシャルアプリの開発に特化して事業を展開。人気コンテンツ「ヒプノシスマイク(ヒプマイ)」のアプリゲーム開発を行っており、3月下旬にもリリースが予定されている。ヒプマイは、男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトであり、人気が高い。

●IGポート <3791> [JQ]は、アニメーション制作会社4社、コミック出版会社1社を傘下に持つ持ち株会社。テレビやゲーム、CM用アニメーション制作が主力。月刊誌やコミックスの出版、アニメーションの版権事業を手掛ける。Netflix独占配信アニメーション「攻殻機動隊SAC_2045」を4月より全世界独占配信する。

●Amazia <4424> [東証M]は、国内最大級のマンガアプリ「マンガBANG!」の企画、運営を行う。出版社などと協業して新作漫画を共同制作し、雑誌と「マンガBANG!」で同時配信するといった取り組みによる新規ユーザーの獲得に注力。秋田書店、スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 傘下のスクウェア・エニックス、小学館などとの取引により、他社サービスとの差別化を進めている。

●壽屋 <7809> [JQ]は、フィギュアが主力であり、アニメやコミックなどのキャラクターグッズやプラモデルを手掛ける。自社IP(自社で創造したキャラクターなどの知的財産)は版権使用料が発生しないため利益率が高く、「フレームアームズ・ガール」を筆頭に複数のオリジナルコンテンツを展開。

●KADOKAWA <9468> はメディアミックス戦略を積極化しており、アニメでは「Re:ゼロから始める異世界生活」、「幼女戦記」、「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」、「オーバーロード」シリーズ、「涼宮ハルヒ」シリーズなど数多くの有力タイトルを持つ。

●マーベラス <7844> は、ソーシャルゲーム、コンシューマーゲーム、アミューズメント機器、音楽映像、舞台興行など、エンターテインメント事業を展開しており、アニメでは「プリキュア」シリーズを手掛けている。

株探ニュース

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