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【特集】イデアインター Research Memo(11):成長投資を優先で無配が続くが、株主優待制度で還元への意欲を示す

イデアインタ <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

イデアインターナショナル<3140>は2017年6月期で188百万円の当期純利益を予想しており、達成されれば3期連続当期純利益確保となる。黒字体質が定着したことに異論の余地はないだろう。

その一方で、同社が配当を開始するにはまだしばらく時間を要すると弊社では考えている。同社は、積極的な新店投資や広告宣伝費投下といった、トップライングロースに向けた施策に取り組んでいる最中であることがそう考える理由だ。

かねてより株主還元について強い意欲を示している同社は、株主優待制度を導入している。これは現金配当が可能になるまでにはしばらく時間がかかると想定される一方で、期間損益の改善には一定の道筋が見えてきたことへの自信の表れであると弊社では理解している。2016年6月期から制度の一部をより積極的な内容に変更した。具体的には、ランクを拡大するとともに、権利確定のタイミングを年2回から1回に統合して金額を200%高額なものとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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