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【市況】米国株見通し:雇用統計や原油相場動向に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2375.50(+9.25) (19:40現在)
ナスダック100先物 5384.50(+17.75) (19:40現在)

19:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは70ドル高程度で推移。欧州は小動きではあるが、全般上昇して推移している。また、前日の上値の重しだった原油先物相場は、横ばいで推移している。

9日の米株式市場は上昇。原油相場が50ドルを割り込んだほか、ドル高進行や米国債利回りの上昇が嫌気されるものの、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて上昇に転じていた。

雇用統計の結果のほか、原油先物相場の動向が注目されることになろう。もっとも、雇用統計が大きくコンセンサスを下回るようなことがない限り、来週14、15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げとなろう。織り込み済みではあるため、ややアク抜けの動きが期待されそうだ。

ただ、来週はFOMC以外にも、オランダ下院選挙が行われるほか、米連邦債務上限の適用停止期間が終了する。その他、トランプ政権が予算教書を議会に提出する。これらも警戒要因となるため、雇用統計通過後の自律反発後は、こう着感の強い相場展開といった流れになりそうだ。原油相場も50ドル接近では戻り待ちの売りが警戒されるが、小じっかりで推移してくるようなら、相場への影響は限られるであろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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