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2016年12月02日16時05分

【特集】藤商事 Research Memo(3):17/3期2Qは増収増益、時代劇系とホラー系の新機種の販売が好調

藤商事 <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(1) 2017年3月期第2四半期累計の業績概要

藤商事<6257>の2017年3月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比13.4%増の21,078百万円、営業利益が同159.9%増の1,189百万円、経常利益が同124.4%増の1,190百万円、四半期純利益が同179.6%増の860百万円と増収増益決算となった。

パチンコ機の販売台数は期初計画には若干届かなかったものの、前年同期比で0.7万台増加の6.2万台となった。新機種は4タイトル投入し、うち同社が得意とする時代劇系の「CR遠山の金さん 二人の遠山桜」(2016年6月)で2.0万台、ホラー系の「CR仄暗い水の底から」(同年7月)で1.7万台とそれぞれ計画を上回る販売実績を上げた。一方、同社オリジナル開発機種である癒し系の「CRピカれ!まるまるアイランド」(同年8月)は0.2万台と低調に終わり、また、萌え系の「CR戦国†恋姫」(同年9月)は期末ぎりぎりの発売だったこともあり0.2万台にとどまった。

ホールでの稼働状況に関しては、同社目標に対して3機種がそれぞれ未達だったものの、「CRピカれ!まるまるアイランド」を除けば、業界平均以上の稼働状況となった。特に、「CR遠山の金さん 二人の遠山桜」はシニア層を中心に安定した稼働となり、ホールからも一定の評価を得た。なお、「CR戦国†恋姫」については第3四半期からの本格稼働になるが、同機種では大当たり時に爽快感を得られる「連撃ラウンドシステム」を業界で初めて搭載している。

営業利益は、研究開発費(+522百万円)や販売手数料(+252百万円)などを中心に販管費が増加したものの、増収効果や原価低減効果による売上総利益の増加によってカバーし、前年同期比で159.9%増、営業利益率で3.1ポイント上昇の5.6%となった。

同社では前期より収益体質の強化を進めるため、部材の共通化やリユース品の活用を推進しており、当第2四半期累計期間においても液晶パネルや制御基板のリユース品採用などによる原材料費の低減効果が業績に寄与している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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