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2016年09月06日12時19分

【経済】カドカワ中国合弁にテンセントが出資、マンガ作品など展開加速へ

カドカワ <日足> 「株探」多機能チャートより

カドカワ<9468>傘下の株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は5日、中国国有企業と設立した合弁会社に対し、現地インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が新たに出資することを明らかにした。テンセントの電子配信プラットフォームを通じ、自社のマンガ・ライトノベル作品の展開を加速させる考え。また、テンセントのプラットフォームが持つ膨大なユーザーベース、技術力を自社のコンテンツ力と組み合わせることで、中国市場を対象とするメディアミックス戦略を共同で検討・推進していく。
出資を受け入れるのは、KADOKAWAが香港子会社を通じ、国有文化企業の中南出版伝媒グループと設立した「広州天聞角川動漫有限公司」。テンセントは今回、中南出版伝媒グループから広州天聞角川の一部持分を譲り受ける運びだ。
2010年設立の広州天聞角川は、日本でのアニメ、マンガ、ライトノベルに関する出版事業を中国語圏へ発展させるために発足。KADOKAWA側から編集者を派遣してノウハウを提供するとともに、同グループ各社で発行するマンガやライトノベルを翻訳・出版し、中南出版伝媒の流通インフラを用いて中国市場で販売している。
新たに出資するテンセントは、ネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のインスタントメッセンジャー(IM)「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が8億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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