【超低コスト】SBI・Vシリーズはどれがおすすめ?全4ファンドを徹底比較!
世界最大級の資産運用会社「バンガード社」のETFに超低コストで投資できるのが「SBI・Vシリーズ」。
全部で4ファンドが展開されており、いずれも高い人気を誇っています。
本記事では、SBI・Vシリーズに投資する魅力や注意点、全4ファンドの特徴をそれぞれ解説させていただきます。
投資を行うにあたって銘柄の理解は重要ですので、SBI・Vシリーズに興味を持たれている方はぜひ最後までご覧ください。
- SBI・Vシリーズとは|バンガード社のETFに投資
- SBI・Vシリーズ全4ファンドを徹底比較!
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
- 【比較】楽天・バンガードファンドとの違いは?
- 【メリット】SBI・Vシリーズに投資する魅力
- 低コストで幅広く分散投資ができる
- バンガード社のETFに少額から投資できる
- つみたて投資枠にも対応
- 【デメリット】SBI・Vシリーズに投資する注意点
- ETFを直接購入した方がコストは低い
- 分配金は出ない
- SBI・Vシリーズに投資するならSBI証券がおすすめ!
- SBI・Vシリーズのよくある質問
- SBI・V・全世界株式と雪だるま(全世界株式)の違いは?
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はどっちがおすすめ?
- SBI・Vシリーズでつみたて投資枠の対象銘柄は?
- SBI・VシリーズはiDeCoに対応していますか?
SBI・Vシリーズとは|バンガード社のETFに投資
SBI・VシリーズはSBIアセットマネジメントが運用を手掛けている低コストのインデックスファンドシリーズです。
全部で4つのファンドがラインナップされており、いずれも投資対象はバンガード社のETFとなっています。
ファンド名 | 連動指数 | 投資対象(ETF) | 信託報酬 |
---|---|---|---|
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド |
S&P500 | VOO | 0.0638% |
SBI・V・全米株式 インデックス・ファンド |
CRSP USトータル ・マーケット・インデックス |
VTI | 0.0638% |
SBI・V・米国高配当株式 インデックス・ファンド |
FTSEハイディビデンド ・イールド・インデックス |
VYM | 0.0638% |
SBI・V・全世界株式 インデックス・ファンド |
FTSEグローバル ・オールキャップ・インデックス |
VT | 0.0638% |
2025/1/31時点
「VOO」「VTI」「VYM」「VT」はいずれもバンガード社を代表する超低コストETFであり、SBI・Vシリーズはマザーファンドを通じてこれらのETFに投資を行っています。
SBI・Vシリーズの信託報酬は0.10%前後であり、コスト面でも業界最安水準の投資信託と言えるでしょう。
ファンド名 | 連動指数 | 投資対象(ETF) | 実質コスト |
---|---|---|---|
SBI・V・米国増配株式 インデックス・ファンド |
S&P 米国ディビデンド ・グロワーズ・インデックス |
VIG | 0.1238%程度 |
SBI・V・先進国株式(除く米国) インデックス・ファンド |
FTSE 先進国オールキャップ (除く米国)・インデックス |
VEA | 0.1138%程度 |
SBI・V・世界小型株式(除く米国) インデックス・ファンド |
FTSE グローバル・スモールキャップ (除く米国)・インデックス |
VSS | 0.1138%程度 |
SBI・V・米国小型株式 インデックス・ファンド |
CRSP・US ・スモールキャップ・インデックス |
VB | 0.1138%程度 |
SBI・V・新興国株式 インデックス・ファンド |
FTSE エマージングマーケッツ ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス |
VWO | 0.1438%程度 |
2025/1/31時点
SBI・Vシリーズ全4ファンドを徹底比較!
改めてSBI・Vシリーズは以下の4つのラインナップが展開されています。
- ・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- ・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- ・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
- ・SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
1つずつファンドの詳細を紹介させていただきます。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはバンガード・S&P500 ETF(VOO)への投資を通じてS&P500指数に連動する投資成果を目指しています。
設定日 | 2019年9月26日 |
連動指数 | S&P500 |
対象ETF | バンガード・S&P500 ETF(VOO) |
信託報酬 | 0.0638% |
決算日 | 毎年9月14日 |
つみたて投資枠 | 対応 |
iDeCo | 非対応 |
2025/1/31時点
S&P500は米国を代表する株価指数であり、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している銘柄から時価総額や流動性、業種等を考慮して約500社が選出されています。
S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしているため、本ファンドに投資をすることで大型株を中心に米国の株式市場に幅広く分散投資することができます。
信託報酬は0.0938%となっており、つみたて投資枠対象のS&P500に連動するインデックスファンドの中では最も低い水準です。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの直近5年間の運用成績は以下のとおり。
期間 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) |
---|---|---|---|
リターン | 40.70% | 21.11% | 23.07% |
標準偏差 | 15.01 | 16.94 | 17.36 |
シャープレシオ | 2.70 | 1.25 | 1.33 |
【参照:SBIアセットマネジメント 日付:2024/12/31時点】
3年の期間では年率約20%のリターンを上げていますし、シャープレシオも優秀なファンドの目安となる1を超えているので、運用実績も優秀です。

編集者
低コストでS&P500に投資するならSBI・V・S&P500インデックス・ファンドはおすすめ!
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)への投資を通じてCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指しています。
設定日 | 2019年9月26日 |
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
対象ETF | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) |
信託報酬 | 0.0638% |
決算日 | 毎年7月11日 |
つみたて投資枠 | 対応 |
iDeCo | 非対応 |
2025/1/31時点
CRSP USトータル・マーケット・インデックスは米国株式市場の大型株から小型株までを網羅し、米国株式市場の時価総額をほぼ100%カバーしている時価総額加重平均型の株価指数です。
先述のS&P500指数よりも投資範囲が広いですし、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドへ投資することで米国企業全体に幅広く分散投資することができます。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬は0.0938%でこちらもCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するインデックスファンドの中では最安となっています。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの直近5年間の運用成績がこちら。
期間 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) |
---|---|---|---|
リターン | 39.12% | 19.96% | – |
標準偏差 | 14.14 | 17.13 | – |
シャープレシオ | 2.76 | 1.16 | – |
【参照:SBIアセットマネジメント 日付:2024/12/31時点】
当ファンドの設定は比較的新しいため、中長期での運用実績はありませんが、対象指数のCRSP USトータル・マーケット・インデックスはこれまで長期的に右肩上がりで推移してきたので今後も期待できます。

編集者
小型株まで含めて米国企業全体に投資がしたい方はSBI・V・全米株式インデックス・ファンドに投資しよう!
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)への投資を通じてFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動する投資成果を目指しています。
設定日 | 2021年6月29日 |
連動指数 | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
対象ETF | バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) |
信託報酬 | 0.0638% |
決算日 | 毎年7月11日 |
つみたて投資枠 | 非対応 |
iDeCo | 非対応 |
2025/1/31時点
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは米国株式市場におけるREITを除く高配当株約440銘柄で構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。
高配当の大型株が中心となっており、業種も安定してキャッシュを生み出せる金融やヘルスケア、生活必需品のセクターの組入比率が高くなっています。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬は0.1238%となっており、非常に低コストで間接的にVYMに投資ができるのは魅力です。
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの直近5年間の運用成績がこちら。
期間 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) |
---|---|---|---|
リターン | 31.27% | 19.42% | – |
標準偏差 | 11.25 | 14.07 | – |
シャープレシオ | 2.77 | 1.38 | – |
【参照:SBIアセットマネジメント 日付:2024/12/31時点】

編集者
成長株よりも高配当株に興味がある方はSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドがおすすめです!
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドはバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)への投資を通じてFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指しています。
設定日 | 2022年1月31日 |
連動指数 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
対象ETF | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) |
信託報酬 | 0.0638% |
決算日 | 毎年1月27日 |
つみたて投資枠 | 対応 |
iDeCo | 非対応 |
2025/1/31時点
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは大型株、中型株、小型株を網羅した全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。
構成銘柄数は約9,000となっており、先進国や新興国の企業も含めて全世界に幅広く分散投資することができます。
信託報酬は0.1438%で、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するつみたて投資枠対象の商品の中では2番目の低さです。

編集者
小型株まで含めて全世界の株式に分散投資がしたい方はSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドに投資しましょう!
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドの直近5年間の運用成績がこちら。
期間 | 1年 | 3年(年率) | 5年(年率) |
---|---|---|---|
リターン | 30.65% | – | – |
標準偏差 | 11.89 | – | – |
シャープレシオ | 2.57 | – | – |
【参照:SBIアセットマネジメント 日付:2024/12/31時点】
【比較】楽天・バンガードファンドとの違いは?
SBI・Vシリーズの他にもバンガード社のETFを投資対象としている投資信託には楽天・バンガード・ファンドがあります。
どちらも低コストでバンガード社のETFに投資ができる人気シリーズです。
投資対象 | SBI・Vシリーズ | 楽天・バンガード・ファンド |
---|---|---|
S&P500(VOO) | SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド |
楽天・S&P500 インデックス・ファンド |
CRSP USトータル・ マーケット・インデックス(VTI) |
SBI・V・全米株式 インデックス・ファンド |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド |
FTSEハイディビデンド・ イールド・インデックス(VYM) |
SBI・V・米国高配当株式 インデックス・ファンド |
楽天・米国高配当株式 インデックス・ファンド |
FTSEグローバル・オールキャップ ・インデックス(VT) |
SBI・V・全世界株式 インデックス・ファンド |
楽天・全世界株式 インデックス・ファンド |
ご覧の通り、SBI・Vシリーズと楽天・バンガード・ファンドはほぼ同じラインナップが展開されています。
では、SBI・Vシリーズと楽天・バンガード・ファンドのどちらに投資をするべきでしょうか?
両シリーズの主な違いは「信託報酬」と「純資産総額」の2つがありますので、これらの違いに着目したうえで判断してください。
投資対象 | SBI・Vシリーズ | 楽天・バンガード・ファンド |
---|---|---|
S&P500(VOO) | 0.0638% | 0.77% |
CRSP USトータル・ マーケット・インデックス(VTI) |
0.0638% | 0.162% |
FTSEハイディビデンド・ イールド・インデックス(VYM) |
0.0638% | 0.192% |
FTSEグローバル・オールキャップ ・インデックス(VT) |
0.0638% | 0.199% |
2025/1/31時点
信託報酬に着目すると、SBI・Vシリーズの方がよりコストは低くなっています。
コストを重視したい方はSBI・Vシリーズに投資することをおすすめします。
投資対象 | SBI・Vシリーズ | 楽天・バンガード・ファンド |
---|---|---|
S&P500(VOO) | 2兆658億円 | 4683億100万円 |
CRSP USトータル・ マーケット・インデックス(VTI) |
3184億円 | 1兆8557億円 |
FTSEハイディビデンド・ イールド・インデックス(VYM) |
324億5900万円 | 242億4000万円 |
FTSEグローバル・オールキャップ ・インデックス(VT) |
516億2200万円 | 5762億7900万円 |
2025/1/31時点
一方で純資産総額に着目すると、楽天・バンガード・ファンドの方が規模は大きいです。
純資産総額が大きいファンドに投資をしたい方は楽天・バンガード・ファンドに投資することをおすすめします。
【メリット】SBI・Vシリーズに投資する魅力

SBI・Vシリーズに投資する魅力は主に3つあります。
- ①低コストで幅広く分散投資ができる
- ②バンガード社のETFに少額から投資できる
- ③つみたて投資枠にも対応
低コストで幅広く分散投資ができる
SBI・Vシリーズは低コストで幅広く分散投資ができる点が魅力です。
投資対象となっている指数はいずれも数百~数千銘柄で構成されているので、SBI・Vシリーズに投資することによって幅広い銘柄に分散投資できます。
同じ指数に連動するインデックスファンドは他にもありますが、その中でもSBI・Vシリーズは最安水準の信託報酬を誇っています。
インデックスファンドに投資するうえでコストは非常に重要なので、希望に近いファンドがあればぜひSBI・Vシリーズをご活用ください。
バンガード社のETFに少額から投資できる
SBI・Vシリーズへの投資を通じてバンガード社のETFに少額から投資できる点もメリットです。
直接バンガード社のETFを購入することも可能ですが、ETFは最低購入単位が1口からなので、投資するのに10,000円以上が必要となります。
一方、SBI・Vシリーズは最低100円から購入可能ですので、少額での投資にも向いています。

編集者
まとまった資金がなくても間接的にバンガード社のETFをコツコツ積み立てれるのは素晴らしいです!
つみたて投資枠にも対応
SBI・VシリーズはSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドを除いた3ファンドがつみたて投資枠の対象商品となっています。
つみたて投資枠は年間120万円の非課税投資枠を無期限にわたって利用できる制度です。
投資信託は売却時に利益が出た場合は通常20.315%の税金が引かれますが、NISA口座を活用すると売却時に税金が一切かかりません。
制度としても非常に素晴らしいですし、つみたて投資枠の対象商品は金融庁がファンドの中身やコストを精査したうえで選ばれているので、その点からもSBI・Vシリーズは信頼性が高いです。
【デメリット】SBI・Vシリーズに投資する注意点

SBI・Vシリーズに投資するにあたって以下の2つのデメリットも頭に入れておきましょう。
- ETFを直接購入した方がコストは低い
- 分配金は出ない
ETFを直接購入した方がコストは低い
SBI・Vシリーズは非常に低コストではありますが、バンガード社のETFを購入する方がコストは安いです。
投資対象 | SBI・Vシリーズ | バンガード社ETF |
---|---|---|
S&P500(VOO) | 0.0638% | 0.03% |
CRSP USトータル・ マーケット・インデックス(VTI) |
0.0638% | 0.03% |
FTSEハイディビデンド・ イールド・インデックス(VYM) |
0.0638% | 0.06% |
FTSEグローバル・オールキャップ ・インデックス(VT) |
0.0638% | 0.08% |
直接バンガード社のETFを購入すればよりコストを抑えることができますが、投資信託は委託会社・受託会社・販売会社に合計で0.0338%のコストがそれぞれ上乗せされています。
とはいえ、その点を加味してもSBI・Vシリーズは非常に低コストですし、少額から投資できることやつみたて投資枠の制度にも対応しているといったメリットがありますのでそこまで気にしなくても大丈夫です。

編集者
ある程度投資に慣れている方はETFに直接投資しても良いと思います!
分配金は出ない
バンガード社のETFに直接投資すると分配金は支払われますが、SBI・Vシリーズは分配金が出ません。
分配金は支払われないとはいえ、本来支払われる予定だった分配金はファンド内で再投資されているので問題視する必要はありません。
定期的にキャッシュを手に入れたいと考えている人にとっては不向きかもしれませんが、運用効率は再投資の方が良いです。

編集者
複利効果を活かして長期で資産形成に取り組んでいきたい人はむしろ投資信託がおすすめです!
SBI・Vシリーズに投資するならSBI証券がおすすめ!

SBI・Vシリーズに投資するならSBI証券がおすすめです。
SBI証券は総合力No.1のネット証券*であり、SBI・Vシリーズも全て取り扱っています。
*証券会社の口座比較ランキング|おすすめのネット証券は?
他にもSBI証券で投資信託を購入するメリットとして以下のサービスが充実しています。
- ・クレカ積立
- ・投信マイレージサービス
クレカ積立とは、対象の三井住友カードで投資信託を積み立てることができ、投資信託の積立時に0.5%~3.0%*のポイントが貯まる非常にお得なサービスです。
投信マイレージサービスは投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが貯まるサービスです。

編集者
クレカ積立や投信マイレージサービスなどの総合的なポイント還元率はSBI証券がNo.1!
ぜひ、SBI証券で口座開設してSBI・Vシリーズに投資しましょう!
SBI・Vシリーズのよくある質問
-
Q
SBI・V・全世界株式と雪だるま(全世界株式)の違いは?
-
A
SBIアセットマネジメントが運用する全世界株式に連動するインデックスファンドには「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」と「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」の2つがあります。
どちらもFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指していますが、大きく異なるのが投資対象です。
「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」はVTに100%投資していますが、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」はVTI(60%)、SPDW(30%)、SPEM(10%)の構成となっています。
雪だるま(全世界株式)は複数のETFへ投資することによって信託報酬(0.1102%)をより低い水準に抑えていますが、連動指数と対象ETFが若干ズレている点に注意が必要です。
より正確にFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指したい人はVTだけにシンプルに投資をしている「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」がおすすめです。
-
Q
「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」はどっちがおすすめ?
-
A
全世界株式インデックスファンドの中でも非常に高い人気を集めている商品として「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」があります。
参考:eMAXIS Slimとは?初心者におすすめの投資信託シリーズ全13種類を徹底比較!どちらも非常に低コストで全世界の株式に分散投資ができる商品ですが、ベンチマークが少し異なります。
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」はMSCI All Country World Indexという世界の大型株や中型株約3,000銘柄で構成される株価指数に連動する投資成果を目指しています。
一方、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」は小型株まで含めた全世界の株式約9,000銘柄で構成されるFTSE Global All Cap Indexに連動する投資成果を目指しています。
つまり、全世界株式に投資をするにあたって、小型株まで含めて投資をしたい方は「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」に、小型株を含めたくない方は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」に投資すると良いです。
-
Q
SBI・Vシリーズでつみたて投資枠の対象銘柄は?
-
A
SBI・Vシリーズでつみたて投資枠の制度を利用して投資できる商品は以下の3ファンドです。
- ・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- ・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- ・SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドはつみたて投資枠の対象外ですのでご注意ください。
-
Q
SBI・VシリーズはiDeCoに対応していますか?
-
A
現時点では、SBI・VシリーズはいずれもiDeCoの対象商品にはなっておりません。
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