株の取引時間はいつ？何時から何時まで買える？取引時間の基本を徹底解説！

株式投資を始めようと思ったとき、「株っていつ買えるの？」と疑問に思ったことはありませんか。

「平日の昼間は仕事で忙しい」「夜間でも取引できないの？」と感じている方も多いでしょう。

日本の株式市場（東証）には厳密な取引時間が決まっていますが、実は“時間外”に取引できる方法（PTS）も存在します。

この記事では、東証の基本時間から夜間取引、さらには米国株の取引時間まで、初心者が知りたい「株の取引時間」のすべてを分かりやすく解説します。

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【基本】日本の株式市場（東証）の取引時間

日本の株式市場、主に東京証券取引所（東証）では、株を売買できる時間が厳密に決められています。

この取引所が開いていてリアルタイムで売買が成立する時間のことを「立会時間」と呼びます。

現在の東証の立会時間は平日の「午前9:00～11:30」と「午後12:30～15:30」です。（※2024年11月5日より、終了時間が従来の15:00から15:30へ延長されました。）

このように取引時間は午前と午後の2部制になっており、それぞれの時間帯には通称があります。

初心者が特に注意したいのが「お昼休み」の存在です。

11:30から12:30までの1時間は休憩時間となり、取引は一時ストップします。

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この時間帯は株価も動かず、売買は成立しません！

株取引ができるのは、上記の時間が設定されている平日のみです。

土曜日、日曜日、国民の祝日は株式市場もお休み（休場日）となり、取引は一切行われません。

加えて、年末年始（12月31日～1月3日）も休場日として定められています。

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ちなみに、その年最後の営業日（取引最終日）を「大納会だいのうかい」、新年最初の営業日（取引開始日）を「大発会だいはっかい」と呼びます。

【応用】日中忙しい人へ！時間外・夜間取引「PTS」とは？

平日の日中は仕事や家事で忙しく、株価をリアルタイムでチェックできないという方も多いのではないでしょうか。

そんな方でも株式取引のチャンスを広げられる方法が「PTS」です。

PTSとは「Proprietary Trading System」の略で、日本語では「私設取引システム」と呼ばれます。

これは東京証券取引所のような公的な取引所を介さず、証券会社が独自に提供している”もう一つの取引所”のような仕組みだとイメージすると分かりやすいでしょう。

PTSのメリット：夜間でも取引できる！

PTSを利用する最大のメリットは、なんといっても東証の立会時間外、特に「夜間」に取引できる点にあります。

証券会社によって取引可能な時間帯は異なりますが、多くの場合、東証が閉まった後の夕方から深夜（サービスによっては翌早朝）まで売買が可能です。

日中は本業に集中し、仕事が終わった夜間にじっくり取引できるのは、会社員にとって大きな魅力と言えます。

例えば、海外市場の大きな動きや、日本時間の夜に発表された企業の決算ニュース（PTSでは決算発表直後の売買も可能になる場合があります）を見て、すぐに売買の判断をしたいといったニーズにも応えてくれます。

PTSの注意点・デメリット

非常に便利なPTSですが、利用する上で知っておきたい注意点も存在します。

第一に、東証での取引（立会時間）と比べて、取引に参加している投資家の数が少ない傾向にあります。

そのため、希望する価格で「買いたい」「売りたい」と思っても、相手が見つからず売買が成立しにくいケース（＝流動性が低い）が起こり得ます。

第二に、証券会社によってはPTSで取引できる銘柄が限られていたり、手数料体系が東証での取引と異なったりする場合があります。

自分のライフスタイルに合わせて夜間取引を活用したい方は、こうしたメリットと注意点を理解した上で、対応する証券会社を選ぶことが大切です。

その他の取引時間（単元未満株・米国株）

東証の立会時間やPTS以外にも、投資方法によっては取引時間が異なるケースがあります。

代表的な2つのパターンを見ていきましょう。

「単元未満株（ミニ株）」の取引時間

東証の立会時間は、基本的に100株単位（1単元）の売買がリアルタイムで行われる時間です。

では、1株から株が買える「単元未満株（ミニ株）」の場合はどうでしょうか。

単元未満株の取引は、立会時間中のリアルタイム売買（ザラバ方式）とは異なるルールを採用している証券会社がほとんどです。

具体的には、証券会社が投資家からの注文を一旦取りまとめ、1日に1回～数回、決められたタイミングの株価（例えば、当日の始値や後場の始値など）で売買を成立させる方式が主流となっています。

そのため、自分の好きな価格を指定してリアルタイムで売買することはできませんが、取引時間を気にせず注文を出しておける手軽さがあります。

「外国株（米国株）」の取引時間

さらに、目を海外に向けて「外国株」に投資する場合、取引時間はその国の市場（マーケット）に準拠します。

特に人気のある「米国株（ニューヨーク証券取引所やナスダックなど）」は、当然ながらアメリカの現地時間で取引が行われることになります。

これを日本時間（JST）に直すと、以下の通りです。

このように、米国株のメイン取引時間は日本時間の「夜間」にあたります。

これは日中働いている会社員の方でも、帰宅後にリアルタイムで取引に参加しやすいというメリットにもなっています。

なお、サマータイムの適用期間は毎年変動します（おおむね3月～11月頃）。

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米国株を取引する際は、証券会社のアナウンスで正確な取引時間を確認しましょう！

株の取引時間に関するよくある質問

Q

取引時間「外」に注文は出せる？

A

はい、注文できます。これを「予約注文」と呼びます。

証券会社のシステムは基本的に24時間（またはメンテナンス時間を除く長時間）注文を受け付けています。

東証の立会時間外（例えば、平日の夜間や土日）に出した注文は予約注文として扱われます。

その注文は、翌営業日の取引が始まるタイミング、つまり寄り付き（午前9:00）に市場へ出され、条件が合えば売買が成立する仕組みです。

仕事から帰った後や休日にゆっくり銘柄を選び、注文だけ済ませておける便利な機能です。

Q

値動きが激しくなりやすい時間帯はありますか？

A

はい。取引開始時の「寄り付き（9:00）」と、取引終了時の「大引けおおびけ（15:30）」は特に値動きが激しくなりやすい時間帯です。

寄り付きは取引時間外に出された多くの予約注文が一斉に処理されるため、売買が活発になり株価が大きく動くことがあります。

一方、大引けはその日のうちに売買を終えたい投資家（特にデイトレーダーなど）の注文が集中する時間帯です。

どちらの時間帯も株価が急変動しやすいため、投資を始めたばかりの方は、少し時間が経って値動きが落ち着いてから取引するのも一つの手です。

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「株探広告編集局」はネット証券会社の手数料やNISA/つみたてNISAサービス、取扱銘柄数、ツールやアプリなど実際に口座開設をして調査を行い、ユーザーからの口コミや評価を基にした証券会社の比較・ランキングの作成と、当メディアの各記事の執筆を担当しています