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3665 エニグモ

東証P
333円
前日比
-5
-1.48%
PTS
333.3円
22:50 05/02
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.26 151
時価総額 142億円
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エニグモ Research Memo(3):17/1期3Qは売上高が前年同期比52.8%増、営業利益が同798.2%増


■決算動向

(1) 2017年1月期第3四半期累計期間の業績

エニグモ<3665>の2017年1月期第3四半期累計期間の業績は、売上高が前年同期比52.8%増の2,885百万円、営業利益が同798.2%増の1,213百万円、経常利益が同816.9%増の1,209百万円、四半期純利益が792百万円(前年同期は34百万円の損失)と大幅な増収増益となり、戦略的な広告費の投入により純損失となった前年同期からの黒字転換を果たした。

主力の「BUYMA」(ソーシャルコマース事業)において、前期のマスキャンペーンにより獲得した認知を生かした内部施策が奏功し、会員数及びアクティブ会員数がそれぞれ大きく伸長するとともに、総取扱高の拡大へと結びつけたことが大幅な増収に寄与した。登録会員数は372万人(前年同期比36.2%増)、アクティブ会員数は83万人(同44.7%増)に伸び、総取扱高も22,497百万円(同37.5%増)に拡大している。また、ARPU(1人当たりの年間購入額)についても、期初からの円高の影響や若い世代を中心に新規会員が増えたことから1件当たりの単価がわずかに減少したものの、1人当たりの購入件数を維持したことで前年同期比94%程度の水準(第2四半期までとほぼ同水準)で推移しているようだ。また、メディア事業についても、まだ小規模ではあるが、前期に買収したロケットベンチャーが展開する女子向けキュレーションメディア「4meee!」、及び主婦・ママ向けキュレーションメディア「4yuuu!」において、広告収入が順調に伸びている。

損益面でも、増収による利益の押し上げに加えて、前期において大規模投入を図った広告費が常態化したことから大幅な損益改善となり黒字転換を実現した。営業利益率も42.1%の高い水準に回復しており、同社本来の収益力の高さに変化がないことが確認できた。

財務面には大きな変動はないが、内部留保の積み増しにより自己資本比率は66.3%(前期末は61.8%)に上昇している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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