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3140 BRUNO

東証G
1,043円
前日比
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.4 2.83 0.38 20.29
時価総額 154億円
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デンキョーG
決算発表予定日

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イデアインター Research Memo(9):17/6期も売上高は拡大予想、大幅な営業増益も見込む


■2017年6月期業績見通し

2017年6月期についてイデアインターナショナル<3140>は、売上高7,616百万円(前期比23.6%増)、営業利益264百万円(同44.4%増)、経常利益198百万円(同33.8%)、当期純利益188百万円(同27.1%減)を予想している。

弊社では、この業績予想について、十分達成可能だと考えている。一方で、後述するような理由から上方修正を伴うような上ブレという可能性も小さいと考えている。

売上高について、弊社では23.6%増という増収率は十分達成可能だと考えている。けん引役は小売事業(店舗売上とEC売上双方)だ。小売事業では2017年6月期において15店の新規出店を計画している。営業開始のタイミングを考慮しても店舗小売売上高は前期比40%近い増収が期待される。ECは広告宣伝費の投下の効果が最も出やすい業態で、ホットプレートにけん引されたインテリア雑貨の一段の伸びが期待される。弊社では50%を超える増収率も十分可能性はあるとみている。

利益を考える上では、為替レートが重要な意味をもつ。これは2016年6月期決算で改めてクローズアップされた。同社は2016年6月期第3四半期(累計期間)には前年同期比7円の円安で苦しんだ経験から、130円/ドルを前提として業績計画を策定するよう切り替えた。足元の為替レートの差はかなり広がっており、利益面では為替レート差によるバッファーが生まれつつある状況だ。過去の実績では、1ドル当たり7円の為替レートの変動につき売上総利益率1%という為替感応度が認められた。

ただし、為替レートによるバッファーがそのまま利益上ブレにつながるとは弊社ではみていない。理由の一つには為替のバッファーを同社が丸々取り込めるわけではないということがある。また、同社がトップライングロースのために広告宣伝費を積極的に投入するスタンスということもある。同社が現在目指すのは持続的成長を実現するための仕組み作りであって目先の上方修正の実現ではないからだ。

販管費においては、広告宣伝費以外の経費は、これまで同様、しっかりとコントロールされるとみている。反対に広告宣伝費は、前述のように前期比3倍増が計画されている。利益面で余裕が出た場合には、その分が追加的に広告宣伝費に投下されるのではないかと弊社では推測している。

2017年6月期の注目点の一つは、インテリア雑貨などを束ねる「BRUNO」ブランドにおいて、ホットプレートに続くヒット作が出るかどうかだ。本格ドリップコーヒーを楽しむための電気ケトルやアロマランプなどが具体例として公表されている。これら新製品がどのような健闘を見せるかに注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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