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テラ Research Memo(4):国内の対象患者数は保守的に見て年間5千人


■樹状細胞ワクチンの治験について

2. 想定市場規模
テラファーマ(株)は、2022年の薬事承認申請を目指しているが、承認後はテラ<2191>での樹状細胞ワクチンの製造・販売を予定している。膵臓がん患者のうち、今回の治験による対象患者数は国内で約5,000名と同社では推計している。膵臓がんの年間罹患患者数が34,700名で、このうち2次化学療法に進む患者は約半分の17,489名となる。さらに、血液検査等によって樹状細胞ワクチン療法の適用可能な患者数は絞り込まれ、保守的に見積もって最終的に約5,000名となる。

現在、樹状細胞ワクチンの診療費用は1セット200~230万円、同社の売上高としては約90万円となっている。単純に5,000名に90万円を掛け合わせると4億円強の売上高にしかならないが、患者1人あたり年間4コースの治療を行うことを想定しており、年間想定治療数は約20,000コースとなる見込み。現在の自由診療での年間膵臓がん症例数約200例と比較すると、マーケットは飛躍的に拡大することが想定される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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