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【特集】【今週読まれた記事】到来する“進化”――DX大相場の扉が開かれる

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は5月23日から29日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 強い相場が続いています。経済活動再開への期待や補正予算の閣議決定などを追い風に2万1000円の壁を飛び越え、前週比1489円高の2万1877円と大幅続伸。29日には一時2万1955円と2万2000円目前まで迫りました。その前日28日の引け後に配信した「明日の株式相場戦略=中低位株で勝機を捉える地合いに」では、午前中にあった先物への大量成り行き買いが大口のロスカット(空売りの買い戻し)だった可能性を指摘し、「粘っていた売り方が諦めたということを意味する」と解説しています。ただし、同記事ではこの踏み上げ相場は佳境に入っており、そろそろ振り子の向きが変わる可能性にも警戒しておく必要があるとも述べています。

 人気の相場コラムでは各氏が様々な角度から予想を展開しています。「植草一秀の『金融変動水先案内』 ―企業収益と株価の関係-」の植草氏は、ここまでのリバウンド局面を「米国の超大型経済対策が評価され、感染拡大に歯止めがかかったことを評価した株価変動」と論じた上で、「株価決定の最重要ファクターが企業収益動向にあることを再確認することが重要な局面」を迎えており、生活様式の激変で浮上・沈下するセクターや企業を見極めることがチャンスにつながると指摘しています。

 「富田隆弥の【CHART CLUB】 『1000ポイントに迫る東証マザーズ』」の富田氏は、「東証マザーズにはバイオベンチャーや小型IT関連企業、アフターコロナのテーマに沿う銘柄が多く、いま見直し機運を強めている」と東証マザーズ指数の躍進に注目しています。マザーズ指数は2018年12月以来となる1000ポイントが目前。一方で同氏は「テクニカル指標には過熱信号を灯すものが少なくない」と過熱感にも触れ、「次のSQである6月12日近辺がポイントになる可能性もある」と注意を促しています。

 そのほか「(世界が経済活動を止めるという最悪の状況を)脱しつつあることに大きな意味がある」と述べた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 経済再開が巻き起こす収益回復の波に乗れ!」がアクセスランキングトップ5入りするなど、相場コラムはどの記事も多くの方に読まれています。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─機敏な対応が求められる6~7月相場!
  【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─ 「米中対立を警戒も、トレンド追随での順張り投資が続こう」


 テレワーク環境の急速な整備など、緊急事態宣言によって激変した生活は一方で社会システムの“進化”を促しました。この流れはコロナ以前より急務とされてきた「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を押し進める契機にもなっています。今週のランキングトップとなった「イノベーションが株価を変える、『DX関連』大相場への扉 <株探トップ特集>」は、「デジタル技術を駆使して旧来のシステムを更新し、新たな付加価値を手にする」というDXがテーマ。この変革が成就すれば、2030年には実質GDPで130兆円を超える押し上げ効果が発現するとの試算もあります。記事ではそんなDX化の波に乗り、今後の成長シナリオが明確な5銘柄をピックアップして断トツのアクセス数を獲得しました。

 投資テーマ関連の記事では、DXに続きこちらも緊急性の高い問題である“脱プラスチック”の関連株を追った「レジ袋有料化で再評価機運、風雲急の『脱プラ関連株』を買いあされ <株探トップ特集>」が多くの支持を集めトップ10入りとなりました。ようやくコロナ関連以外にも目が向けられはじめ、物色銘柄にも広がりが出始めているのかもしれません。そのほか以下の記事もランキング入りしています。「検証『脱ハンコ』関連株、ニューノーマルは“印鑑なき世界” <株探トップ特集>」は反響を呼び、2週連続のランクインとなりました。

  東京市場の先行指標「ナスダック」、最高値接近が意味するもの <株探トップ特集>
  アフターコロナの自己防衛&管理、「接触検知アプリ」関連株をロックオン <株探トップ特集>
  巣ごもりで激増“通信量”、「データセンター関連」成長に拍車 <株探トップ特集>

  「デジタルトランスフォーメーション」が5位、ニューノーマルで輝き放つ有望株<注目テーマ>
  「電子認証」が11位にランクイン、「脱ハンコ」推進で注目度高まる<注目テーマ>

 決算発表集中期間が29日で終了しました。今回は延期が相次いだことから、当初15日までとしていた集中期間を延長し、29日まで特別体制で記事を配信しました。サプライズ決算が一覧で確認できる人気記事「★本日の【サプライズ決算】」は16時に<速報>と18時に<続報>の2本を配信、株探プレミアム会員向けには『サプライズ決算』を“超速報”として15時10分と15時40分に配信しました。
 また、その日の決算発表から“増収増益”の見通しを発表した企業をリストアップした「逆風下で輝く、21年3月期【増収増益】リスト <成長株特集>」を毎日配信しました。膨大な数の決算情報をまとめて一覧できるこの記事は、株探の看板記事「明日の好悪材料」と共にランキングの上位をほぼ独占する結果となりました。銘柄探求の大きな時短となるこれらの記事をぜひご活用ください。

  逆風下で輝く、21年3月期【増収増益】リスト <成長株特集> 5月22日版
  逆風下で輝く、21年3月期【増収増益】リスト <成長株特集> 5月25日版
  ※26日から29日は「該当なし」

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月22日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月25日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月26日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月27日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月28日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】続報 (05月22日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (05月25日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (05月26日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (05月27日)
  ★本日の【サプライズ決算】続報 (05月28日)


 決算発表関連の記事では、15日から21日の期間に発表された決算から「20年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄」にスポットを当てた「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕 12社選出 <成長株特集>」がランキング2位を獲得しました。コロナ禍の影響を直接受け、今期の業績見通しが不透明として予想を見送る企業が続出するなかでの“青天井”銘柄は普段以上に価値が高いのではないでしょうか。お見逃しなく。

 高利回り銘柄や「10万円以下で買える」などの<割安株特集>も定番人気となっています。銘柄選択の参考にご覧ください。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 5月27日版
  まだ間に合う、5月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>

  10万円以下で買える、今期増益&低PBR 24社【東証1部】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、今期増益&低PBR 17社【2部・新興】編 <割安株特集>


 “株探プレミアム”専用記事では、今週3記事を配信。1記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第41回となる「人気だけど割高で手を出せない、は本当に正しい?」です。一般的にPERは「銘柄の割高・割安を示す指標」とされていますが、大川氏によるとその解釈はもはや正しくないようです。その事実をデータによって明らかにし、更に「%ボリンジャーバンド」という手法で過熱感を測る手法を紹介。常識を覆す大川氏の理論をその目でお確かめください。

 2記事目はファイナンシャルプランナー、清水香氏の「それって常識? 人生100年マネーの作り方-第5回「マスクや消毒液だけでは足りない新型コロナ対策」。緊急事態宣言が解除されましたが、コロナウイルスとの共存はこれからもしばらく続きます。その時、地震や台風などの大規模自然災害に見舞われたらどうするか……このリスクについて清水氏は警鐘を鳴らします。今ある危機を適切に認識し、国による保障の限界を知り、その上で保険を活用することが重要と同氏は唱えています。具体的にどう対策すればよいか、ぜひ記事をご覧ください。

 3記事目はすご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技。約6年で資産10倍超を遂げた“すぽさん”の第2回「13倍株も見つけた、企業分析おたくさんの目の付けどころは?」では、すぽさんの企業分析手法に迫ります。1銘柄につき1秒程度で有望株を見分けられるという、すぽさんの“すご技”とはどのようなものでしょうか。株探プレミアム専用記事は、非会員の方も1ページ目が無料でお読みいただけます。

 また、株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができます。まだお試しでない方はぜひ無料体験をお試しください。株価のリアルタイム化、通期業績の25期表示や「成長性」表示など、魅力的な機能が満載の株探プレミアム。詳細はリニューアルして見やすくなった「株探プレミアムのご紹介」ページをご覧ください。皆様のご加入をお待ちしております。


 テクニカルアナリストの横山利香さんによる「株探」の世界を隈なく探索するための実践ガイド第21回「ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (21)大化け期待の成長銘柄をピックアップしよう」が配信されました。今回は「銘柄探検」ページからお宝銘柄を探す手法を公開。株価が上がりやすい“上方修正”が期待できる銘柄の探し方を丁寧に解説しています。特に“進捗率”の考え方やその注意点が具体例で説明されており、初心者の方には非常に参考になる記事です。この連載を読んでぜひ“株の達人”を目指してください。

 その日一日の株式市場を総括し、翌日の戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。今週は冒頭で紹介した28日の記事のほか、材料株人気を「燎原の火のごとし、コロナ収束後の世界で相対優位なポジションを確保すると思われる銘柄を、次から次へと物色していく、局地的バブル相場の様相すら呈している」と表現した25日の「明日の株式相場戦略=中小型株人気、燎原の火のごとし」がランキングトップ10入りの人気となりました。一日の流れを整理するのにも大変有効な記事です。ぜひご活用ください。

  明日の株式相場戦略=中小型株人気、燎原の火のごとし
  明日の株式相場戦略=復活の鐘、個人投資家マネーの行く先
  明日の株式相場戦略=株価3ケタ台の中低位株に上昇気流
  明日の株式相場戦略=中低位株で勝機を捉える地合いに
  来週の株式相場戦略=海外勢の買い戻しで堅調地合い、米中動向は警戒要因

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