【特集】10万円以下で買える、今期増益＆低PBR 24社【東証1部】編 ＜割安株特集＞

　新型コロナウイルス感染拡大による全体相場の急落で、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業では812社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、手数料を気にせずに売買が可能となっている。

　最低投資金額が10万円以下の銘柄は小額資金で購入できるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。今回は今期経常増益を見込み、かつ割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄を探った。

　下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)今期経常利益が増益を見込む、(4)実績PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは22日現在)

　なお、24日(日)16時00分に「10万円以下で買える、今期増益＆低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　実績　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　増益率　　今期　　 PBR　決算期
<5269> 日コン　　　　　25700　　 444　　1600　　0.41　 21/03
<7972> イトーキ　　　　32000　　 154　　2400　　0.32　 20/12
<7494> コナカ　　　　　32300　　 151　　1140　　0.22　 20/09
<9119> 飯野海　　　　　32600　　 4.2　　3600　　0.47　 21/03
<6853> 共和電　　　　　37600　　 6.2　　1550　　0.65　 20/12
<8203> ＭｒＭａｘ　　　42200　　 4.9　　2348　　0.57　 21/02
<8095> イワキ　　　　　44800　　 3.5　　2400　　0.73　 20/11
<5942> フイルコン　　　52100　　 4.7　　 750　　0.56　 20/11
<4992> 北興化　　　　　59000　　 1.3　　3800　　0.59　 20/11
<6306> 日工　　　　　　61300　　26.1　　2700　　0.79　 21/03

<9837> モリト　　　　　67800　　 6.8　　1900　　0.58　 20/11
<3105> 日清紡ＨＤ　　　72100　　53.8　 18000　　0.52　 20/12
<1945> 東京エネシス　　73000　　 0.0　　3900　　0.40　 21/03
<8904> アバンティア　　77100　　 9.2　　1884　　0.46　 20/08
<4617> 中国塗　　　　　77400　　 3.3　　4200　　0.77　 21/03
<6143> ソディック　　　80200　　 6.8　　3800　　0.67　 20/12
<2151> タケエイ　　　　88300　　 4.1　　3150　　0.74　 21/03
<7721> 東京計器　　　　92800　　 1.9　　2050　　0.52　 21/03
<4633> サカタＩＮＸ　　93900　　20.2　　8800　　0.72　 20/12
<5909> コロナ　　　　　95400　　13.6　　 900　　0.39　 21/03

<2730> エディオン　　　96000　　 4.8　 14000　　0.57　 21/03
<6617> 東光高岳　　　　96100　　 6.5　　2400　　0.33　 21/03
<7715> 長野計器　　　　97900　　10.4　　2490　　0.80　 21/03
<8125> ワキタ　　　　　99400　　 1.2　　6100　　0.55　 21/02

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、実績PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

株探ニュース