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【特集】【今週読まれた記事】“二番天井”にはまだ早い

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は3月9日から3月15日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 先週末8日に日経平均株価は430円安を記録し、調整局面入りが意識されていましたが、週が明けると若干違った展開が待っていました。「さて、今後、株価はどう展開するのか。見通しはふたつあるようだ。ひとつは、これで18年10月の一番天井に対し、明確な二番天井を打ち、年内は騰落を交えながら景気減速を織り込みつつ下げるというシナリオ。もうひとつは、二番天井と断定するにはやや不十分。もう一度上値に挑戦するというシナリオ」――10日配信の大人気相場コラム「【植木靖男の相場展望】 ─ “指標株”三菱マテリアルの騰落に注目」で、植木氏は2つの見通しを示していましたが、今週の日経平均は前週末比425円高と大幅反発。市場は“二番天井と断定するにはやや不十分”のシナリオを選択したようです。

 植木氏と人気を二分する「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 突然の春の雷鳴が告げるのは失速か蘇生か?」の北浜氏は、世界経済の減速懸念が取り沙汰され株価は調整したものの、「ここから見込めるのは、各国の経済失速阻止策だ。米国はすでに市場金利の引き上げを凍結しているし、ECBも同様の方針を表明した」と、市場が落ち着きを取り戻して「今後は買い戻しが優勢になると見てよい」と楽観姿勢を崩しませんでした。この2コラムは今週も多くのアクセスを獲得しました。

 一方で、上値を追う材料に乏しいのも事実です。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は、今週の<相場観特集>で「日本株は3月決算期末を控え国内機関投資家に買いポジションを高める動きは期待しにくいうえ、個別企業の業績をみても日米ともに足もと悪化傾向が目立っており、実需の買いが入りにくい状況にある」と分析しています。「富田隆弥の【CHART CLUB】 『調整、彼岸底を示唆』」の富田氏も、「日米とも当面は利益確定売りが出やすく、日本株は『彼岸底』をイメージしておくべきだろう」と指摘しています。

  窪田朋一郎氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(1) <相場観特集>
  山内俊哉氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(2) <相場観特集>
  大谷正之氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(3) <相場観特集>

 そのほか、金融資産における“流動性”の重要さを説き、「投資パフォーマンスに資する金融変動予測とは、『遅きに失しぬタイミングで』重要な変動見通しを提示するもの」と指摘した「植草一秀の『金融変動水先案内』 ― 株価変動の転換点を探る」も多くの方に読まれました。


 今週は好業績企業を特集した記事が数多くアクセスランキング上位に入りました。その中で最も読まれた「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 34社選出 <成長株特集>」は、18年10-12月期決算と今期見通しで、ともに利益が“青天井”状態になっている銘柄をリストアップ。先週配信した“第1弾”もトップ10入り、更に“第3弾”も週後半の配信にもかかわらず上位ランクインと、大人気シリーズとなりました。

  利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 40社選出 <成長株特集>
  利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 34社選出 <成長株特集>
  利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 48社選出 <成長株特集>

 また、「3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「東証1部」編 <割安株特集>」も多くのアクセスを獲得しています。年度末だけに配当を行う企業が多く、注目が集まっています。“2部・新興編”も併せてチェックをお願い致します。

  3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「東証1部」編 <割安株特集>
  3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「2部・新興」編 <割安株特集>
  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 3月13日版

 そのほか、定番の<割安株特集>も上位にランキングされています。投資の参考にぜひご覧下さい。

  5万円以下で買える、低PBR&低PER「お宝候補」30社 【東証1部】編 <割安株特集>
  5万円以下で買える、低PBR&低PER「お宝候補」25社 【2部・新興】編 <割安株特集>


 投資テーマ関連では、IoT機器に対するサイバー攻撃の現状とその対策、有力関連銘柄を特集した「止まらないサイバー攻撃、『IoTセキュリティー』で救世主となる株は <株探トップ特集>」が人気となりました。有力テーマである“IoT”“サイバーセキュリティ”“5G”などの先端情報技術はお互いが密接に関係しており、連想も働きやすいといえます。本記事のように、一つだけではなく“合わせ技”で関連銘柄を押さえるとチャンスも広がるのではないでしょうか。

 そのほか、4月の新年度に合わせて変化する事柄を特集した記事など、投資テーマ関連では以下の記事がよく読まれています。

  新社名は飛躍への誓い、株高スイッチ入る「4月社名変更銘柄」を追え! <株探トップ特集>
  増える外国人労働者、減る残業時間、4月制度改正で“騰がる株” <株探トップ特集>
  ソサエティ5.0の“秘密兵器”、「3Dプリンター」関連株に再脚光 <株探トップ特集>
  「Windows7」サポート終了で始まる株高ステージ、意外なる主役株 <株探トップ特集>
  「サイバーセキュリティ」再浮上、環太平洋でサイバー攻撃対応に本腰<注目テーマ>


 「株探プレミアム」専用記事は、今週は2記事を配信。「サンバイオ株暴落から学ぶ、投資で痛手を被らない技」は、「すご腕投資家さんに聞く」シリーズでも紹介された「土志田剛志さん」が、サンバイオ <4592> [東証M]の売買で行った投資判断を詳細にリポート。バイオ株の長期投資で30億円の資産を築いた土志田さんが、同じバイオ関連のサンバイオを長期保有しなかった理由など、投資のヒントが満載のコラムです。

 もう1記事は、智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」 第12回、「海外投資家の売り圧力が強い時に手放す『出来高減少』株」。毎回、データに基づいて注目すべき結論を導き出している同コラム。今回は、「保有している銘柄が上昇した時、売り抜けるタイミングは」という、難しい問題に対して明快に答えを出しています。プレミアム非会員の方でも1ページ目が読めるようになっていますので、ぜひご覧ください。

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 多くの決算発表、開示情報の中で、重要な発表を見逃さない定番人気記事「明日の好悪材料」「本日の【サプライズ決算】」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月8日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月11日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月12日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月13日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月14日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (03月08日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (03月11日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (03月12日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (03月13日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (03月14日)

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