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【特集】新社名は飛躍への誓い、株高スイッチ入る「4月社名変更銘柄」を追え! <株探トップ特集>

4月1日に発表される“新元号”に人々の関心が集中しているが、同じタイミングで社名変更する企業も要注目となる。新たなる思いを込め飛躍を誓う銘柄群。株価上昇への可能性を秘めた銘柄リスト&有望株を紹介。

―桜咲く新たなスタートの季節、4月1日に社名が変わる銘柄は意外高の芽を内包している―

 今年の4月新年度は、1日に発表される“新元号”に関心が集中している。多くの上場企業にとっても4月は新たなスタート時期に当たり、それを機に社名(商号)変更に踏み切るケースも多い。持ち株会社制度を採用して社名に「ホールディングス」を加える企業が多いのをはじめ、新規事業分野への進出やその成長、ブランド名と社名との統一など、背景はさまざまだが、各社とも社名変更をきっかけに、新たなステージに向けて飛躍を目指す点では共通している。


●SRGタカミヤ、次世代足場“Iqシステム”の需要本格化が貢献

 建設用機材のレンタル・販売を主力とするエスアールジータカミヤ <2445> は、社名を「タカミヤ」に変更する。その理由について同社は、「独自の次世代足場“Iqシステム(アイキューシステム)”を開発・提供する過程で、開発や製造部門を社内に有し、現在では当社事業の4割を占めるまで拡大した。今年、設立50周年の節目を迎えることを機に変更する」としている。今期は、旺盛な建設需要と建設現場での安全基準の高まりを背景に、次世代足場“Iqシステム”の需要が本格化しており、四半期ベースでの業績高変化が続いている。来期も首都圏再開発や東京五輪関連工事など引き続き受注環境が良好なうえ、政府が掲げる国土強靭化政策によるインフラ整備ニーズも追い風になる。同社は大阪に本社を構えることから2025年開催の大阪万博関連としても注目を集める。

●リンク、戦略的ソリューション“シノプス”に社名を統一

 リンク <4428> [東証M]は、社名を「シノプス」に変更する。その理由について同社では「小売業・卸売業・製造業の流通三層の在庫を最適化する戦略的ソリューション“sinops(シノプス)”を中心に事業展開してきた。今後は、商号を当社の製品・サービス名である“sinops”と同一にし、更なる“sinops”ブランドの知名度向上に加え、これを中心とした事業展開に集中する当社の姿勢を表すため」としている。同社が2月14日に発表した18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比42.7%増の2億1400万円で着地した。続く19年12月期も前期比40.2%増の3億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通し。今期も食品スーパー市場での「sinops」の導入を増やすほか、ドラッグストアを中心とした他業態への製品・サービス展開を進める。

●オリジン電気、“5G関連”など事業領域の進化・拡大を反映

 オリジン電気 <6513> は、社名を「オリジン」に変更する。その理由について同社では「現在は、エレクトロニクス事業として電源機器、メカトロニクス事業として溶接機などのシステム機器、ケミトロニクス事業として合成樹脂塗料、コンポーネント事業として半導体デバイス、精密機構部品を製造販売しており、従来の電源機器や半導体製造の領域を超えて大きく進化・拡大している」としている。同社は電源機器メーカーでスマートフォン向け無線基地局用電源などを手掛けていることから、次世代通信規格の「5G」関連で商機が膨らむ可能性が高い。また、電気自動車(EV)などの普及で急速な市場拡大が見込まれているパワー半導体関連や充放電兼用のリチウムイオン電池電源システムなどにも展開している。19年3月期連結業績は、経常利益で前期比57.2%増の30億円を見込むなど業績変化率が際立っている。

●IJTT、国内やアジア新興国でのトラック向け需要拡大

 鋳造、鍛造、部品組み立てを手掛ける自動車部品会社のIJTテクノロジーホールディングス <7315> [東証2]は、社名を「IJTT」に変更する。その理由について同社では「当社を存続会社とし、完全子会社のアイメタルテクノロジー、自動車部品工業およびテーデーエフを消滅会社とする吸収合併を行う予定であり、純粋持株会社から、事業会社に移行する」としている。19年3月期の連結業績予想は、売上高1710億円(前期比6.5%増)、経常利益91億円(同5.8%増)を見込んでいる。国内トラック向けが好調なのに加え、海外向けでは、アジア新興国向けの需要が拡大をみせている。

●マルカキカイ、食品機械など新規分野に進出

 マルカキカイ <7594> は、社名を「マルカ」に変更する。その理由について同社では「2020年11月期を最終年度とした中期経営計画のなかで、新規ビジネス創出による脱機械専門商社、安定的業績を確立すべく設備投資の波に左右されない商品群の創設などを掲げている。近年はその一つとして食品機械の取扱いを始め、新しい分野へ進出する」としている。同社が、1月15日に発表した19年11月期の連結業績予想は、売上高が670億円(前期比3.9%増)と増収を確保し、経常利益は29億円(同1.8%増)と拡大を見込んでいる。18年11月期実績も大幅増収増益で発射台が高くなったものの、今期も業績拡大が続く見通しとなっている。


◆主な19年4月1日に社名変更する銘柄◆
現社名               新社名            経常増益率  株価 PER
新日鉄住金ソリューションズ <2327>  日鉄ソリューションズ        6.0   2944  16.9
エスアールジータカミヤ <2445>    タカミヤ             38.5   641  20.6
UKCホールディングス <3156>    レスターホールディングス      2.4   1874  10.5
ジオネクスト <3777>         FHTホールディングス      黒転    51  102.0
ショーケース・ティービー <3909>   ショーケース          非開示   767   ―
リンク <4428>            シノプス             40.2 1万2340  73.8
インフォメーション
・ディベロプメント <4709>      IDホールディングス       33.4   1392  16.1
藤倉ゴム工業 <5121>         藤倉コンポジット        ▼46.6   415   9.7
新日鉄住金 <5401>          日本製鉄            非開示   1941   7.4
メディアフラッグ <6067>       インパクトホールディングス   非開示   2648   ―
グローバルグループ <6189>      グローバルキッズCOMPANY   0.7   892   6.5
オリジン電気 <6513>         オリジン             57.2   2049   6.7
ツナグ・ソリューションズ <6551>   ツナググループ・ホールディングス 16.9   647  37.9
IJTテクノロジー
ホールディングス <7315>       IJTT              5.8   575   4.7
マルカキカイ <7594>         マルカ               1.8   2012   6.3
日鉄住金物産 <9810>         日鉄物産              8.0   4815   6.6
※株価は11日終値、単位:%、円、倍

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