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【特集】アルファ Research Memo(5):2018年3月期は前期比11.6%増収、同21.7%経常増益予想に変更なし

アルファCo <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

1. 2018年3月期の業績見通し
アルファ<3434>の2018年3月期の収益は、売上高57,000百万円(前期比11.6%増)、営業利益3,200百万円(同8.4%増)、経常利益2,500百万円(同21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,500百万円(同377.8%増)と、期初計画に変更はない。売上高については日産自動車の不正問題の影響が不透明であるものの、現状は大きな影響が出ていない。また米国自動車販売が鈍化する見通しながら、ASSA ABLOY ABからの事業取得に伴う増加がフル寄与すること、セキュリティ機器事業も電気錠の拡販、フリーボックスの更新なども見込まれ、収益は順調な拡大を続けるだろう。なお、為替前提を1$=105円と前期比3円の円高想定も変更していない。現状、上期について為替が円安に推移、実質的に会社社内計画に対し上振れした模様で、1円の為替変動で売上高が約4百万円、営業利益では0.3百万円影響を受けることを考慮すると、現状の為替水準で推移した場合、収益の上振れが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

《MW》

 提供:フィスコ

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