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2017年10月11日15時21分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ファナック、ホトニクス、神戸鋼

ファナック <日足> 「株探」多機能チャートより
■ファナック <6954>  24,310円  +435 円 (+1.8%)  本日終値
 ファナック<6954>が反発。きょう寄り前に内閣府から発表された8月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標となる「船舶、電力を除く民需」の受注額は前月比3.4%増と好調で市場コンセンサスも上回った。好調な設備投資需要を裏付けるものであり、NC装置世界トップメーカーで設備投資関連最右翼に位置する同社株は買い優勢の展開となっている。

■浜松ホトニクス <6965>  3,555円  +40 円 (+1.1%)  本日終値
 浜松ホトニクス<6965>が続伸。午前11時ごろ、日亜化学工業(徳島県阿波市)と、光技術をはじめとする両社の独自技術を生かした広範囲な協業体制を築くことで基本合意したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回の提携は、互いに保有する先進的技術や知的財産権を尊重しつつ、広範囲な協業を積極的に進めることで、両社のビジネスを強化することが狙い。これにより優れた光技術関連の製品を早期に市場へ提供することが可能になるとしている。第1弾として半導体ウエハーの加工技術の一つであるステルスダイシング(SD)で協業を実施。SDエンジン(SDの基幹製品)を製造・販売する浜松ホトニクスが、日亜化学が保有するSDに関する特許の供与を受け、さらに広範なSDの特許ポートフォリオを形成することで、次世代技術の開発を進めるとしており、あわせて日亜化学は浜松ホトニクス製の高性能なSDエンジンのLED製造工程での採用範囲拡大に向けた評価を開始するとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,172円  +5 円 (+0.4%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>など石油関連株は反発。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近11月物が前日比1.34ドル高の1バレル50.92ドルと上昇した。サウジアラビアなど主要産油国による減産措置が一段と強化されるとの観測が広がり買いが優勢となった。11月30日にOPEC総会が予定されており、その動向が注目されている。

■コーテクHD <3635>  2,331円  +7 円 (+0.3%)  本日終値
 コーエーテクモホールディングス<3635>は底堅い展開。10日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高は従来予想の150億円に対して149億円(前年同期比10.1%減)とほぼ計画通りだったが、営業利益は13億円から25億円(同9.0%減)へ、純利益は31億円から49億円(同29.4%増)へ上振れて着地したと発表しており、これが株価を下支えしているようだ。任天堂<7974>の「ファイアーエムブレム」とコーエーテクモの「無双」シリーズとのコラボレーションタイトル「ファイアーエムブレム無双」(ニンテンドースイッチ、Newニンテンドー3DS用)を9月に発売したことに加えて、PS4用「仁王」のリピート販売が引き続き好調に推移したことが寄与。また、「仁王」はダウンロードコンテンツ3部作を展開しいずれも好評を博したほか、IPの許諾によるロイヤルティー収入が計画を上回り、利益率の高い分野が伸長したことも利益向上に貢献した。

■神戸製鋼所 <5406>  878円  -190 円 (-17.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 神戸製鋼所<5406>が連日の急落、年初来安値を更新した。同社は8日、生産するアルミ製部材に関して、強度などを示す製品の検査証明書のデータを改ざんし、基準に合わない製品を出荷していた、と発表した。組織ぐるみのデータ改ざんに対して「失った信頼の代償は大きい」との声は多く、中長期的な深刻な影響を予想する声もある。11日付の日本経済新聞は、資産リストラを進め不動産子会社を売却する方針も伝えている。

■サンリオ <8136>  1,911円  -206 円 (-9.7%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 サンリオ<8136>が急反落し、年初来安値を更新した。10日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を657億円から603億円(前期比3.8%減)へ、営業利益を108億円から63億円(同8.7%減)へ、純利益を78億円から48億円(同25.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。個人消費の低迷で国内事業が落ち込んでいることに加えて、北米事業における小売り業界の構造変化で有力ライセンシ-の事業縮小が響いたことなどが要因。また、期初計画で見込んでいた欧米の底打ちが来期に持ち越しとなる見通しであることも売上高・利益を押し下げる。また、業績予想の修正に伴い、従来は中間・期末各40円の年80円を見込んでいた配当予想を中間40円・期末15円の年55円に引き下げるとあわせて発表しており、これも売り材料視されているようだ。なお、前期実績の年80円に対しては25円の減配となる。

■4℃ホールデ <8008>  3,015円  -60 円 (-2.0%)  本日終値
 4℃ホールディングス<8008>が反落。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高224億2700万円(前年同期比2.2%減)、営業利益24億800万円(同10.9%減)、純利益21億6400万円(同4.0%増)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。主力の「4℃」で、ファッションジュエリーはほぼ計画並みとなったが、ブライダルジュエリーが計画を下回ったことが響いた。また、アパレル事業は増収減益となったものの、利益面では計画を上回った。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高510億円(前期比2.4%増)、営業利益68億5000万円(同4.9%増)、純利益55億5000万円(同11.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■ソニー <6758>  4,100円  -24 円 (-0.6%)  本日終値
 ソニー<6758>に強気評価が出ている。ドイツ証券は11日、同社株の投資判断「バイ」を継続するとともに目標株価は4500円から5000円に引き上げた。株価は「再び、上昇フェーズへ」と指摘している。具体的には、イメージセンサーとゲームが業績を牽引すると指摘。18年3月~20年3月期の平均営業利益成長率を、特殊要因を除いたベースで5%とみていたが、これを10%に修正した。株価は過去2カ月間で調整しているが、ここからの下値余地は限定的で、押し目買いを推奨している。

株探ニュース

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