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【経済】今週のドル円~依然上値は重いが先行きリスクの織り込み進展に期待、SMBC日興証券(花田浩菜)

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

先週末に1ドル108円を割り込んだドル円ですが、今後はどのように展開するのでしょうか。9/12付けの「主要通貨デイリー」では、足元のドル円について考察されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、『今週は米国で週後半に重要経済指標の発表が相次ぐ。14日の8月消費者物価指数は米金融政策の先行きを占う上で注目されるほか、15日には8月小売売上高、8月鉱工業生産、9月NY連銀製造業景況指数が発表される』と伝えています。

続けて、経済指標の事前の市場予想と実績値との乖離をみた「経済サプライズ指数」に着目しています。レポートでは、6月中旬をボトムに足元まで上昇基調を辿っていることに言及し、『これは、市場予想を上回る経済指標が増えてきたことを意味している。上述した経済指標が良好な結果を示せば、同指数の一段の上昇とともに米国景気に安心感をもたらす材料となろう』と分析しています。

最後に、ドル円については米国の景気動向の影響が比較的小さく、足元の焦点である北朝鮮情勢を睨みながらの展開を余儀なくされそうだと伝えています。ただ、『先行きリスク材料の一巡もしくは織り込みが進展した際には、市場の焦点が米景気動向に回帰することが予想される』としており、市場の焦点が米景気動向に回帰した際にはドルが徐々に持ち直す展開が期待されるとまとめています。

詳しくは9/12付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《DM》

 提供:フィスコ

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