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【市況】【↑】日経平均 大引け| 急反発・1万9500円回復、北朝鮮リスク後退で買い先行 (9月11日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  19441.39
高値  19567.03(10:35)
安値  19437.14(09:11)
大引け 19545.77(前日比 +270.95 、 +1.41% )

売買高  14億9864万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9899億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は急反発、終値で1万9500円台を回復
 2.北朝鮮の建国記念日を無風通過で目先筋の買い戻し加速
 3.1ドル=108円台半ばでドルが買い戻されたこともプラス材料
 4.国連安保理の追加制裁決議案の採決前に商いは低調
 5.値上がり銘柄数1600超えで8割上昇も売買代金2兆円割れ

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは13ドル高と小幅反発。大型ハリケーン「イルマ」の米本土接近や、北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒で上値の重い展開となった。

 週明けの東京市場では終始買い優勢の展開で、日経平均株価は270円を超える上昇となり、終値で5日ぶりに1万9500円台を回復した。

 11日の東京市場は朝方から大きく買いが先行、寄り後早々に日経平均は1万9500円台を回復、その後も漸次株価水準を切り上げる展開となった。上げ幅は一時290円を超え、大引けもほぼ高値圏をキープして6月2日以来約3ヵ月ぶりの大きさとなった。9日の北朝鮮の建国記念日にミサイル発射などの軍事的威嚇行動が警戒されていたが、見送られたことで目先空売り筋のショートカバーが加速する格好となった。外国為替市場で1ドル=108円台半ばまでドルが買い戻されたことも主力株中心に追い風となった。日本時間12日未明に国連安保理が北朝鮮に対する追加制裁決議案を採決する見通しにあり、この結果を見極めたいとの思惑から積極的な実需買いも入らず、東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を下回った。

 個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで上昇、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>が買われたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。モリテック スチール<5986>、ルネサスエレクトロニクス<6723>も買われた。キーエンス<6861>も高い。チタン工業<4098>がストップ高に買われる人気となり、安永<7271>も値幅制限いっぱいに上昇した。エイチーム<3662>、ノーリツ鋼機<7744>なども大きく値を上げた。
 半面、日本郵政<6178>が冴えず、住友金属鉱山<5713>も売り優勢だった。阿波製紙<3896>はストップ安、カナモト<9678>も大幅安。コナカ<7494>、イトーキ<7972>などの下げも目立つ。石川製作所<6208>、豊和工業<6203>なども安い。オルトプラス<3672>、巴コーポレーション<1921>も下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、京セラ <6971> 、トレンド <4704> 、ファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約60円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は住友鉱 <5713> 、アサヒ <2502> 、ヤマトHD <9064> 、ダイキン <6367> 、DOWA <5714> 。押し下げ効果は約4円。

 東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は鉱業、倉庫運輸関連の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)ゴム製品、(2)電気機器、(3)医薬品、(4)金属製品、(5)卸売業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)不動産業、(2)非鉄金属、(3)石油石炭製品、(4)鉄鋼、(5)陸運業。

■個別材料株

△nms <2162> [JQ]
 東証が信用規制解除。
△プリマ <2281>
 野村證券が新規に買い推奨。
△Bガレージ <3180>
 モバイル経由売り上げ好調で第1四半期は2ケタ営業増益。
△ディアライフ <3245>
 今期最高益予想を7%上乗せ・配当も2円増額。
△エイチーム <3662>
 今期経常は14%増で2期連続最高益、5.5円増配。
△田中化研 <4080> [JQ]
 東証が信用規制解除。
△窪田製薬HD <4596> [東証M]
 「エミクススタト塩酸塩」の用途で新規米国特許を取得。
△マルマエ <6264> [東証M]
 8月受注残高は30%増。
△トーシン <9444> [JQ]
 5-7月期(1Q)経常は3.6倍増益で着地。
△丹青社 <9743>
 上期経常は2.5%の増益を確保。

▼コナカ <7494>
 17年9月期業績予想を下方修正。
▼イズミ <8273>
 8月既存店売上高が4ヵ月連続で前年下回る。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)チタン <4098> 、(2)安永 <7271> 、(3)エイチーム <3662> 、(4)Bガレージ <3180> 、(5)ノーリツ鋼機 <7744> 、(6)モリテック <5986> 、(7)ディアライフ <3245> 、(8)ネクステージ <3186> 、(9)長野計器 <7715> 、(10)プリマ <2281> 。
 値下がり率上位10傑は(1)阿波製紙 <3896> 、(2)カナモト <9678> 、(3)エコナック <3521> 、(4)ポールHD <3657> 、(5)エラン <6099> 、(6)燦HD <9628> 、(7)イズミ <8273> 、(8)ADワークス <3250> 、(9)ツバキナカ <6464> 、(10)コナカ <7494> 。

【大引け】

 日経平均は前日比270.95円(1.41%)高の1万9545.77円。TOPIXは前日比18.72(1.17%)高の1612.26。出来高は概算で14億9864万株。値上がり銘柄数は1617、値下がり銘柄数は331となった。日経ジャスダック平均は3421.90円(46.55円高)。

[2017年9月11日]

株探ニュース

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