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【市況】24日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安と続落、銀行株は逆行高

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.19ポイント(0.49%)安の3271.51ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、16.99ポイント(0.49%)安の3426.18ポイントで取引を終えている。

金利高が嫌気される。上海銀行間取引金利(SHIBOR)は上昇し、翌日物は約2カ月ぶりの高い水準で推移している。聯通集団傘下の中国聯通(600050/SH)が下げ幅を広げ、6.7%安と急落したことも全体相場の重し。同社株は今週前半、親会社の「混合所有制改革」を材料に急騰していた。

業種別では証券株の下げが目立つ。中国銀河証券(601881/SH)が2.5%安、中信証券(600030/SH)が1.5%安で引けた。不動産株や非鉄株、運輸関連株、インフラ関連株、消費関連株などもさえない。

半面、銀行株はしっかり。中国工商銀行(601398/SH)が1.2%高と値を上げた。鉄鋼株も物色される。宝山鋼鉄(600019/SH)が1.6%高と買われた。この日の上海商品取引所では、鉄筋が急伸している。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.74ポイント(0.22%)安の336.44ポイント、深センB株指数が7.61ポイント(0.66%)安の1153.30ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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