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【特集】GMO-AP Research Memo(7):インターネット広告市場は技術進化を遂げながら高成長が続く

GMO-AP <日足> 「株探」多機能チャートより

■GMOアドパートナーズ<4784>の市場環境と成長戦略

1. インターネット広告市場の動向について
2016年のインターネット広告市場は前年比13.0%増の1兆3,100億円と拡大基調が続いており、広告市場全体に占める比率も20.2%まで上昇してきた(2009年は11.9%)。広告費全体では前年比1.9%増、うち最も大きい比率を占めるテレビメディアは1.7%増の1兆9,657億円にとどまっており、今の勢いでいくと数年後には逆転することも十分考えられる。

これはパソコンやスマートフォンの普及、並びに通信インフラ環境の整備に伴って、インターネットの視聴やスマートフォンの利用時間が増加し、逆にテレビの視聴時間が減少するといった生活スタイルの変化が背景にある。また、インターネット広告市場についても従来は、バナー広告のような枠を買い取る純広告から、現在では個々のユーザーに合わせて最適な広告を配信するアドネットワーク広告が主流になっているほか、動画広告も一般的となるなど、技術進化が日進月歩で進んでいることも大きい。費用対効果で見ればインターネット広告の優位性は高いことから、今後も成長拡大が続くと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《TN》

 提供:フィスコ

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