【特集】＜話題の焦点＞＝インスタ人気で活用支援サービス会社に注目

　写真共有ＳＮＳ（交流サイト）「インスタグラム」の利用者拡大が加速している。昨年６月に全世界の月間アクティブ利用者数が５億人を突破したが、同年１２月には同６億人を突破。さらに今年４月には７億人を突破した。広告主も全世界で１００万社を突破しており、個人が情報を発信するだけではなく、ビジネスへの利用も広がっており、今後さらに加速することが見込まれている。

　このようにインスタグラムのビジネス活用が広がりを見せるなか、これを支援するサービスもまた相次いで登場している点に注目したい。

　ホットリンク<3680>は６月、インスタグラムの活用を支援する新サービス「ＢｕｚｚＳｐｒｅａｄｅｒ（バズスプレッダー）」を開始すると発表した。顧客企業が自社のインスタグラムのアカウントに商品情報などを投稿する際に、人工知能（ＡＩ）を使って ＳＮＳでの情報拡散に欠かせない「＃（ハッシュタグ）」を自動的に推薦するというもので、ＡＩがハッシュタグを推薦するサービスは日本で初めてだという。

　また、アライドアーキテクツ<6081>では、インスタグラム上にユーザーが投稿した自社商品に関わる写真を集約し、一つのページにまとめる「ソーシャルイン」サービスを展開。このほか、インスタグラムなど ＳＮＳの運用をサポートする専門組織を立ち上げ、戦略立案から投稿内容の選定、効果測定までを一貫して支援している。

　また、メンバーズ<2130>も同様にアカウント開設からリポート作成まで、インスタグラムの企業アカウントの活用・運用を支援するサービスを展開しているほか、トランスコスモス<9715>ではインスタグラム上でリンク誘導を可能にする広告配信サービスを提供している。インスタグラムの利用者拡大で活用支援サービスに対するニーズもさらに高まりそうだ。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）