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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

リソー教育 <日足> 「株探」多機能チャートより

■リソー教育 <4714>  811円 (-92円、-10.2%)

 東証1部の下落率トップ。リソー教育 <4714> が急反落。10日に決算を発表。18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益が3.4億円の赤字(前年同期は2.1億円の赤字)に赤字幅が拡大したことが売り材料視された。主力の個別指導塾「TOMAS」で4校を新規開校し、売上は前年同期を8.1%上回ったものの、販管費が増加したことなどが赤字拡大の要因となった。18年2月期経常利益は前期比18.1%増と2期連続で過去最高益を更新する計画としているが、低調なスタートとなったことを嫌気する売りが向かった。なお、第1四半期は新学期開始時期のため収益は底になる傾向がある。

■ローツェ <6323>  2,592円 (-204円、-7.3%)

 東証1部の下落率3位。ローツェ <6323> が急反落。同社は10日取引終了後、18年2月期の第1四半期(3-5月)連結決算を発表。売上高は106億1100万円(前年同期比92.3%増)、営業利益は9億7000万円(同35.4%減)だった。売上高が大きく伸長したものの、超短納期の大量受注に伴いコストが急増したことで利益が大幅に減少、これがネガティブサプライズとなった。

■東芝 <6502>  250.9円 (-4.7円、-1.8%)

 東芝 <6502> が続落。8月1日に東証2部に降格される同社株の代替としてセイコーエプソン <6724> が日経平均株価に採用されることが10日に発表された。SMBC日興証券では、東芝には日経平均株価TOPIXの両指数から除外されることに伴い約3.7日分(約980億円)の売りインパクトが発生することを予想している。指数入れ替えに伴うリバランスは7月31日の引けにかけ発生する見通しだ。

■ひらまつ <2764>  638円 (-8円、-1.2%)

 ひらまつ <2764> が反落。同社は3日、公募による自己株式処分を発表しており、11日から処分価格決定期間に入った。870万株の公募による自己株式処分と上限130万株のオーバーアロットメントによる売り出しと第三者割当による自己株処分を実施する。調達資金はTHE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 沖縄・宜野座(仮称)などの新規出店にかかる設備投資資金に充てる。

※11日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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