市場ニュース

戻る
 

【特集】sMedio Research Memo(6):高い自己資本比率と潤沢なキャッシュフローで機動的なM&Aにも対応

sMedio <日足> 「株探」多機能チャートより

 

■sMedio<3913>の業績動向

4. 財務状況と経営指標
財務状況は良好である。2016年12月期末で同社の自己資本比率は76.3%となっている。内部留保が厚く、総資産のうち約8割が現預金残高でキャッシュフローも潤沢である。ロイヤリティ収入が主体のため、売掛金残高も比較的少ない。第3四半期でライセンス費用の前払いに充当するため、約3.7億円の長期借入を行っており、有利子負債比率が前期比で高くなっているが、機動的なM&Aのために手元現預金を確保することと、為替差損の縮小の目的で行っており、一時的なものと考えられる。また、今後は新規事業開発に注力することで、M&Aによる投資や受託開発部分の売掛金の増加も想定されるが、全体のバランスシート上では影響は軽微と思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均